映画「図書館戦争」のネタバレとあらすじ!キャストもご紹介!
2015/10/05
今夜21時00分から最新作公開前の特別企画として、『図書館戦争 LIBRARY WARS』が地上波初放送される。有川浩氏による原作小説は、2006年の発行から累計600万部を突破。
実写映画化第1弾となる今作は、2013年4月27日に公開され、興行収入が17.2億円の大ヒットとなった。
今回は、「図書館戦争」プロジェクトの第1弾、『図書館戦争 LIBRARY WARS』のネタバレとあらすじ、豪華キャストをご紹介したい。
「図書館戦争」キャスト
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「図書館戦争」あらすじとネタバレ
図書館戦争の舞台は2019年の架空の日本。時代は「昭和」から「正化」という年号に移っていた。
正化元年(1989年)、人権を侵害する表現や公序良俗を乱す表現を規制する「メディア良化法」が施行される。
良化法施工後、良化隊は銃器による武装化を進め、検閲には武力行使さえ厭わない強制的なものだった。
正化11年(1999年)、メディア良化法に反対していた「日野市立図書館」が、突如メディア良化委員会に同調する団体に襲撃される。
稲嶺館長以下12名が犠牲となる大惨事となり、後に“日野の悪夢”と呼ばれるようになる。
そして正化16年(2004年)、日野の悪夢の唯一の生存者である仁科巌によって、検閲に対抗する唯一の組織『図書隊』が設立される。
正化26年(2014年)、当時女子高生だった笠原は、童話「はじまりの国のさいごの話」の発売日、訪れた書店で良化隊の検閲に遭遇。
笠原が必死に抵抗していると図書隊員の堂上が現れ、検閲対象とされた書籍を“見計らい図書”とし、良化隊を追い返した。
・見計らい権限
図書館法第三十条に定められた資料収集の権利に基づき、“見計らい図書”とする権限。
検閲の執行を停止させ、検閲として奪おうとしている本を図書隊が購入して、図書館に保管することで処分から守る。図書正以上の階級に認められている権限。
この出来事をきっかけに、笠原は堂上に憧れて図書隊を目指す。しかし、笠原は堂上が「王子様」だとは気がついていなかった。
一方の堂上は、その時の行動を悔やんでいた。良化隊側の報道に利用されたのだ。
そして正化31年(2019年)、笠原は念願の図書隊へと入隊。指導教官である堂上は、笠原が目指した憧れの「王子様」とは正反対の鬼教官だった。
勉強はダメだが、男子顔負けの身体能力を持つ笠原。笠原は鬼教官の堂上に何かとくってかかり、堂上も笠原に対して厳しく当たる。
その後、笠原は手塚と共に、図書館業務から大規模な制圧戦まで、全業務に精通する精鋭部隊、関東図書基地「図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)」へ配属される。
タスクフォースでは初の女性隊員となったが、訓練は厳しさを増し、足を引っ張りがちな笠原は手塚から邪魔者扱いされていた。
そんなある日、堂上と笠原は図書館内を巡回していた。笠原はトイレで不審人物を見つけて、逃げようとする男を即座に投げ倒した。
笠原は駆け付けた堂上に男を確保した事を得意げに報告するが、起き上がった男にカッターナイフで襲われる。
堂上は腕を切られて怪我を負い、男を完全に拘束した堂上は、詰めが甘い笠原の頬に平手打ちをする。
堂上は笠原に図書隊を辞めるように話すが、笠原は諦めない思いを語った。
後日、タスクフォースは野営訓練を実施。その夜は暴風雨に見舞われた。
テントが倒れて奮闘していた笠原を堂上が助け、2人はテントの中で語り合う。
笠原は、お守りとして持って来た「はじまりの国のさいごの話」の本を買った日の出来事を堂上に話し、「王子様」は揺るぎない憧れである事を伝えた。
その日堂上は、笠原に初めて笑顔を見せた。
野営訓練からの帰り道、タスクフォースを乗せた車は、良化隊に検閲されているに書店の前を通りかかる。
玄田隊長はその場は黙殺する事を伝えるが、本を取り上げられて泣いている子供の姿を目にした笠原は、車を飛び降りて書店に向かってしまう。
書店に入ると、笠原は“見計らい権限”を訴えるが、「図書士」には権限がない事を指摘されて拘束されそうになる。
すると堂上が現れ、改めて見計らい権限を行使し、良化隊を追い払う。
堂上は笠原に激怒するが、取り返した本を子供に返して笑顔で語りかける笠原を、堂上は複雑な気持ちで見つめていた。
後日、図書館の書庫内で、笠原は閲覧希望の本を見つけられずにいた。手塚から笠原は責められ、その様子を堂上は見ていた。
堂上は手塚に、「お前は優秀な人間だ。だが自分のレベルに達しない奴を切り捨てていたら、最終的に何が残る?」と注意する。
すると突然、図書館内に緊急アナウンスが流される。
良化隊が検閲対象の本の差出を求め、「武蔵野第一図書館」に来館してきたのだ。
良化隊は、該当の本を差し出すよう迫るが、玄田隊長は図書館法に基づいて拒否する。
すると良化隊は戦闘開始時刻を19:00に指定。図書隊と良化隊の戦闘が開始されることになった。
19:00、戦闘開始。
武蔵野第一図書館の正門を境界線に、図書隊と良化隊の攻防が続く中、初の実戦となる笠原と手塚は、裏門の警護に向かっていた。
同じ頃、退避中だった柴崎は、館内に侵入しようとする良化隊員を見つける。
柴崎は館内アナウンスを使って侵入者の情報を知らせ、それを聞いた笠原と手塚は会議室へと向かう。
2人は図書を持ち出そうとしていた良化隊員と鉢合わせになり、良化隊員を追跡。
手塚は図書館の屋上から射撃し、笠原は良化隊員を追いかけ、無事に本を回収した。
やがて戦闘終了時刻の20:00となり、良化隊は引き上げて行った。
臨機応変に対応した2人を堂上は評価した。
堂上が立ち去ると、突然自分を嫌っていたはずの手塚から、笠原は交際を申し込まれて困惑する。
笠原は柴崎に手塚との交際について尋ねられるが、笠原は「王子様」一筋であると主張した。
そんな中、小田原の「情報歴史図書館」の所有者である野辺山宗八が死亡し、閉館される事となった。
情報歴史図書館には、「メディア良化法」の不正を記録した資料が保管されていたが、財団法人による図書館のため、これまで良化隊は検閲を行う事ができなかった。
野辺山の死によって、良化委員会が資料を狙って来る事になった。
玄田隊長は、資料の全てを武蔵野第一図書館が引き取る事、資料の受け渡し当日「良化隊との全面戦争」がはじまる事を全隊員に告げた。
「図書館戦争」結末
笠原は戦闘配備から外され、仁科司令の護衛として野辺山の葬儀に出席するよう指示を受ける。
納得できない笠原は堂上に訴えるが、「お前が戦力にならないからだ!」と告げられてしまう。
そして野辺山の葬儀と資料受け渡しの当日。
図書館周辺では戦闘準備が着々と行われ、資料は3つのコンテナに収納されてヘリで運ぶ段取りとなっていた。
良化隊が現れて資料の差出を要求してくるが、玄田隊長は拒否。
情報歴史図書館を舞台に、図書隊と良化隊の戦闘が開始された。
良化隊の攻撃を受け、図書隊は次々に負傷していくが、図書隊は威嚇射撃しかできない。
堂上は必死に奮闘するが、良化隊に前進を許し、図書隊は徐々に図書館内に後退を迫られてしまう。
コンテナの空輸が2つ目まで成功すると、良化隊の尾井谷隊長は、無線である作戦の決行を命じる。
すると、野辺山の葬儀会場に潜伏していた「メディア良化法賛同団体」のメンバーによって、笠原と仁科司令は誘拐されてしまう。
誘拐を知らされた玄田隊長はやむなく戦闘を中止。撤退する事を隊員たちに伝えた。
基地に戻ると警察がやってくるが、警察は良化委員会側のため、事件解決には協力しなかった。
2人の無事を確認するため、電話に出た笠原は「ミルフィーユカツのお店に行けなくなってごめん」というメッセージを柴崎宛てに伝えた。
それを聞いた柴崎は、現場を“立川”だと特定。
いてもたってもいられなくなった堂上は、その場を飛び出そうとする。
玄田隊長に引き止められるが、堂上は身分証を叩きつけ、小牧と共に2人の救出に向かう。
さらに、仁科司令が外した義足の発信機が作動し、廃墟となった元本屋に2人が捕まっていることが分かった。
一方、メディア良化法賛同団体のリーダーである武山は、仁科司令の片足を撃ち、苦しむ仁科司令の声を玄田隊長に聞かせ、直ちに資料を焼却するように迫ってきた。
笠原は仁科司令を守るために立ち向かうが、武山にねじ伏せられてしまう。
武山の拳銃が笠原に向けられると、突然部屋に煙が充満する。煙幕の中、堂上と小牧が2人を部屋から連れ出した。
激しい銃撃戦の末、堂上は襲い来るメンバーを次々に戦闘不能にした。心配した笠原は堂上を探しに向かうが、堂上は武山に片足を撃たれていた。
笠原は武山に銃を向けるが、隙を突かれて銃を落とされてしまう。
堂上が必死に足を掴んで動きを封じ、笠原は堂上の指示に従って武山に発砲した。
すると、他の賛同団体メンバーが現れて取り囲まれてしまうが間一髪。図書隊が駆けつけて賛同団体は拘束された。
事件後、堂上は戦力にならないと言った事を笠原に詫び、笠原は堂上を超える図書隊員になることを誓う。
笠原は堂上に「励めよ」と優しく頭を撫でられると、「うそ…」と言いながら、堂上が「王子様」だったことに気づく…。