ボス・ベイビーのネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、アニメーション映画『ボス・ベイビー』が本編ノーカットで地上波初放送される。
外見は赤ちゃんだけど中身が“おっさん”な「ボス・ベイビー」が公開されたのは、2018年3月21日。
7歳の少年・ティムのもとに突然やって来た弟は、赤ちゃんなのに黒スーツとサングラス姿で登場する。
今回は、口が悪くて人使いも荒い赤ちゃんビジネスマン『ボス・ベイビー』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「ボス・ベイビー」声優キャスト
「ボス・ベイビー」あらすじとネタバレ
想像力が豊かな7歳の少年・ティムは両親の愛情を一身に受け、パパとママの3人で幸せに暮らしていた。
ティムの両親が働くのは世界一のペット会社・ワンワン株式会社のマーケティング部。
新製品を世に送り出していた両親は多忙だったが、どんなに忙しくてもティムとの時間を作ってくれた。
寝る前には絵本、ハグ、歌とティムのリクエストにはなんでも応え、ティムは少年ながらに『僕の人生は完璧だ』と感じていた。
そして幸せそうなティムが眠りにつく直前、両親は「ティム、弟が欲しくないか?」と言った。
いらない。今が幸せ。
でもそう聞かれてから疑問がわいてきた。
赤ちゃんはどこから来る?
そんなある日、いつも通りの時間に起きたティムが外を眺めていると、突然スーツにサングラスをした赤ちゃんがタクシーでやって来た。
やがて両親に「弟」を紹介されたティムはパニック状態になり、両親は朝から晩まで泣き叫ぶ赤ちゃんに振り回されることになった。
それ以来、ティムは寝る前の楽しみだった絵本やハグをしてもらえず、孤独を感じながらつまらない毎日を過ごすことになる。
歌だけでも歌って?
ママ、パパ、どうして来てくれないの?
そんな中、ティムは赤ちゃんの部屋から聞こえてきた「おっさんの話し声」を耳にし、部屋を覗くと赤ちゃんが大人びた言葉を使って電話をしていた。
驚いたティムはすぐに赤ちゃんに詰め寄ったが、赤ちゃんは動じることもなく『俺はボスだ』と名乗り、ティムの資料を取り出して「お前は年をとった」と言った。
もう後輩に道を譲る時だ。お前も古いオモチャに興味ないだろ。
ママとパパは僕を愛してる!
愛の量は限られてる。リストラされるぞ。
家族をクビにはできない。できるの?
翌日、ティムはボスの秘密を暴くため、証拠としてボスの会話を録音して両親に渡そうとする。
するとティムの家には近所の赤ちゃんたちが集合しており、彼らも喋れる「赤ちゃんスパイ」でボスの仲間だった。
やがてボスたちはティムを無視して会議を始め、「赤ちゃんへの愛が減ってきている」ことについて話し合った。
世間では歴史的に最も愛される存在・赤ん坊に匹敵するほど『子犬ブーム(特にミックス犬)』が到来しており、ボスはワンワン株式会社から発売予定のかわいすぎる子犬のことを危惧していた。
これは戦争だぞ。子犬が優勢、赤ん坊は劣勢。
新しい子犬のかわいさによってはベイビービジネスは廃業だ。
子犬の正体を調べ、発売を止めるのが任務だ。
一方、ちゃっかり会議を録音していたティムは証拠をつかんだが、すぐに見つかってボスと仲間たちに追い詰められてしまう。
そしてティムは大切なぬいぐるみ・メーメーを人質に取られ、2人がもみ合った末に証拠のテープが車道に吹き飛んで車に轢かれてしまった。
ティムは騒ぎに気がついた両親に「こいつしゃべれるんだ!」と説明したが、聞く耳を持たない両親から『外出禁止令』を言い渡されてしまった。
その後、落ち込んでいるティムと話し合ったボスは、自分は「会社の中間管理職だ」と説明して“おしゃぶり”を取り出した。
そしてボスはおしゃぶりをティムに渡し、向かい合っておしゃぶりをすると家から飛び出して「ベイビー株式会社」に到着した。
そこは赤ちゃんたちが経営する会社で赤ちゃんを日々生産しており、生まれる前に「家族」ではなく「経営」に振り分けられた赤ちゃんたちがバリバリ働いていた。
さらに社員たちは大きくならないミルクを飲んで見た目をキープし、手柄をあげたレジェンド赤ちゃんは『ビッグ・ボス・ベイビー』と呼ばれていた。
ボスもまたレジェンドの仲間入りを狙っており、任務を成功させて角部屋のオフィスと金の専用おまるをゲットするつもりだった。
また、仕事人間のボスは任務が終了すると会社に戻ることになっており、その話を聞いたティムは「最高だ!」と喜んだ。
その後、家に戻った2人は互いの目的(ボスは任務を果たして昇進、ティムはボスを追い出して3人家族に戻る)について話し合い、利害が一致した2人は手を組むことになった。
しかし、新作の子犬の発表会があと2日に迫る中、なにもつかめてないボスはいら立ちを隠せなかった。
もし任務に失敗すれば昇進どころかクビになる!
クビなら特殊ミルクは飲めない。普通の赤ん坊としてここで暮らす。
これからずっと何年も何年も一緒に年をとる。
お前と俺は兄弟になるんだ。永遠に…。 そんなのイヤだ!
翌日、協力することになった2人は子犬のことを探るため、ワンワン株式会社の「お仕事参観日」に潜入することにした。
そして2人はティムの外出禁止令を解くため「仲がいいフリ」を装い、両親を騙してワンワン社に連れて行ってもらった。
そこで両親は寂しい思いをさせていたティムに「赤ちゃんは預けて3人で過ごそう」と提案したが、目的を見失ってないティムはボスと行動を共にした。
その後、STAFFONLY部屋を発見した2人は協力し、小さいボスが犬の着ぐるみを着て犬用ドアから入り、ロックを解除してティムも部屋に侵入した。
やがて2人は「子供は立ち入り禁止」と書かれた部屋に入り、奥で『子犬の極秘ファイル』を発見して立ち去ろうとした。
すると突然「ピタゴラ装置」のような仕掛けが発動し、その光景に見とれていた2人はそのまま捕獲されてしまった。
そして2人の目の前にワンワン社CEOフランシス・フランシスと、兄・ユージーンが現れ、ボスはフランシスの正体が憧れの『スーパー・大物・ビッグ・ボス・ベイビー』(最年少で「CEO幼児」を務めた)であることを見抜いた。
フランシスはベイビー社で大出世してエリート重役になったが、ミルクが効かない乳糖不耐症のために成長して“リストラ”されていた。
そしてフランシスはそのまま一般家庭に送られ、会社への復讐を果たすため『フォーエバー・ワンコ』を開発した。
年をとらない子犬を想像してみろ。
世界中でこの子犬を発売するとどうなる?
これで誰も人間の赤ん坊など欲しがらなくなる。
これでベイビー株式会社は破滅だ。
するとフランシスはボスが持っていた特殊ミルクを奪い、最初からそれを利用してフォーエバーワンコを完成させるつもりだった。
その後、フランシスはティムの両親にラスベガスで行われる発表会への出張を命じ、ティムたちを最強の子守・ユージーンに見張らせた。
やがてミルクを奪われたボスは幼児化するようになり、このままでは言葉も話せなくなることをティムに説明した。
こうして“時限爆弾ベイビー”になってしまったボスは焦るが、両親の出張を阻止したいティムは子守が恐れることをひらめいた。
そしてティムはボスが病気になったと噓をついて家中を汚し、ユージーンを足止めして自転車で空港へ向かった。
しかし、最強の子守・ユージーンはすぐに2人に追いつき、ボスが招集した仲間たちも軽々と吹き飛ばした。
その一方、必死に自転車をこいでいたティムはいつの間にか補助輪なしで乗れており、2人はユージーンを引き離して空港に到着した。
やがて2人は両親にあと一歩のところまで迫ったが、残念ながら飛行機は離陸して2人は肩を落とした。
その後、ティムとボスは互いを責め始め、ティムは仕事第一のボスに『家族の大切さを知らないんだ!』と訴えた。
ハグも絵本も特別な歌も知らないだろ。
勘弁しろよ。赤ん坊だな。
お前がメチャメチャにした。 お互いさまだ。出会いたくなかった。
なぜ生まれたんだよ!
するとティムの言葉を聞いたボスはその場を離れ、近くにあった電話でティムと話し合った。
俺は生まれたんじゃない。雇われたんだ。
会社が俺の唯一の居場所。お前が言ったとおりだ。
俺は家族を知らんが、大切に思ってる。
ほんと? ああ。
そんな中、空港にはエルヴィス・プレスリーの物まねをする人々が集まっており、その行き先は2人が行きたいラスベガスだった。
そこに目を付けた2人はすぐにトイレに忍び込み、搭乗券とエルヴィスの衣装を盗んで飛行機に乗り込んだ…。
「ボス・ベイビー」結末
機内で「機長の子供の振り」をした2人はファーストクラスでラスベガスに到着し、そのままフォーエバーワンコの発表会に乗り込んだ。
しかし2人の目の前でワンコが紹介されてあたりは騒然となり、2人に気がついたフランシスはティムの両親を箱に閉じ込めた。
そして2人がバックステージに向かうとワンコがロケットに積み込まれており、フランシスはロケットの下に両親を閉じ込めた箱を置き去りにした。
さらにフランシスは2人の行く手を阻んだが、ボスが耳をこちょばして油断させ、2人はフランシスをミルクのプールに吹き飛ばした。
ロケット発射1分前、ティムは子犬たちを解放して両親が閉じ込められた箱を移動させようとした。
そしてボスを投げ飛ばしてロックを解除したが、ボスが幼児化してカウントダウンが始まってもロケットからおりてこなかった。
するとティムは子守歌でボスを落ち着かせ、ギリギリでロケットからおろしてすぐに避難した。
ロケットの発射後…ユージーンがミルクのプールに落ちて赤ちゃんになったフランシスを抱き上げると、「今度はちゃんと育てるよ」と言って家に帰った。
そして両親と再会した2人は抱きしめられ、両親は『2人とも愛してるわ』と言った。
その後、任務をやりとげたボスは去ることになり、ティムと仲間たちに別れの挨拶をしてタクシーに乗り込んだ。
その直後にやって来た「ベイビー株式会社」の仕事は早く、ボスが去ると家の中を元通りにして両親の記憶から『ボスを消去』した。
ティムは複雑な気持ちでその様子を見ており、ティムはボスとの記憶の消去を拒否することにした。
そしてティムは昇進したボスに手紙を書き、心に穴が空いていたボスは飛び跳ねて喜んだ。
これは転職のお誘い。大変な仕事だし給料も出ない。
でも絶対にクビにはならない。
約束するよ。毎朝起きたら僕がそばにいる。夕食も毎晩一緒。
この先何年もずっと。
一緒に年をとって、君と僕は兄弟になるんだ。永遠に…。
そしてボスはスーツを脱ぎ捨て、コンベアへ飛び乗って『家族』行きのゲートをくぐった。
その後、ボスを恋しがっていたティムの前にタクシーが止まり、名前を変えたボスが現れてティムの弟になった…。
…という話を、大人になったティムが自分の娘に聞かせていた。
そしてお姉ちゃんになるティムの娘は「生まれたての妹」に挨拶したが、目を覚ました妹は『黒スーツ』を着ていた…。