天使と悪魔(映画)ネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、映画『天使と悪魔』が放送される。
「ダ・ヴィンチ・コード」の続編となる大ヒットミステリーが公開されたのは、2009年5月15日。
秘密結社・イルミナティの陰謀を阻止するため、ラングドン教授(トム・ハンクス)がヴァチカンを奔走する。
今回は、ダン・ブラウンの同名小説を映画化した大ヒットシリーズ第2弾・『天使と悪魔』のネタバレとあらすじ、声優キャストをご紹介したい。
目次
映画「天使と悪魔」声優キャスト
ロバート・ラングドン
パトリック・マッケンナ(カメルレンゴ)
ヴィットリア・ヴェトラ
リヒター
オリヴェッティ
ミスター・グレイ
シュトラウス
スポンサーリンク
映画「天使と悪魔」あらすじとネタバレ
教皇が逝去したヴァチカン。
新しく教皇を選ぶため、枢機卿による教皇選挙・コンクラーベが開かれようとしていた。
しかし、有力候補である4人の枢機卿が誘拐され、その陰には消滅したはずの秘密組織・イルミナティの姿があった。
ハーバート大学の宗教象徴学者であるロバート・ラングドン教授は、すぐに使者からの依頼を受けてヴァチカンへ向かった。
イルミナティが暴力に走り始めたのは17世紀。
“啓示を受けた者”の意味で、科学者たちが教会の教えに疑問を持ち、秘密裡に研究に耽った。
教会は彼らを敵視…“見つけ出し、始末した”。
残った者は…秘密結社を組織した。
教会への報復を始めたイルミナティは、「4人の枢機卿を公開処刑にする」との犯行声明を出していた。
ヴァチカンに到着したラングドンはすぐに衛兵隊の隊長・リヒターと会い、そこには生物物理学者のヴィットリア博士もいた。
イルミナティの残党は、スイスのセルン研究所から“神の素粒子”と呼ばれる「反物質」を盗み出しており、『ヴァチカンの破壊』をも計画していた。
反物質は容器の中に浮いた状態で保管されていたが、容器のバッテリー切れで落下すると、大惨事になることが予想された。
ラングドンは犯行声明の「焼き印」という言葉に注目し、4人の枢機卿が4つの科学の基本元素『“土、空気、火、水”を使用した方法で殺害される』と予想した。
また、犯行声明には「啓示の道の果てに、輝く星が姿を現すだろう」という言葉があった。
ラングドンは枢機卿たちの殺害現場に先回りするため、権限を持つカメルレンゴに頼んで記録保管所に向かう。
“啓示の道”はイルミナティの教会に至る秘密のルート。
秘密会合を開いた教会だ。
最初の教会をつきとめれば、先回りできる。
記録保管所に入ったラングドンとヴィットリアは、地動説を説いたガリレオの「真実の図表」を調べた。
すると、イルミナティの記号と“英語の透かし文字”が入っており、「時間がない」と焦るヴィットリアが該当ページを破り取った。
悪魔の穴開くサンティの土の墓
ローマに縦横に現れる元素…
光の道…聖なる試練…
気高き探求を天使が導く
その後、ヴィットリアが“サンティの土の墓”から彫刻家のラファエロ・サンティを予想し、ラングドンたちはローマ最古の教会・パンテオンに向かった。
しかし、ラングドンが「彼の墓ではなく彼が“建てた”墓だ」と気づき、聖マリア・デル・ポポロ教会のキージ礼拝堂に向かう。(別名:カペラ・デッラ・テーラ。土の礼拝堂と呼ばれており、4元素の「土」。)
そこでラングドンたちは枢機卿を発見するが、枢機卿は土に埋められて死亡しており、胸に「EARTH」の焼き印を押されていた。
一方、コンクラーベに参加している枢機卿たちは、自分に投票して時間稼ぎをしていた。
周囲には世界中から駆けつけたマスコミや群集が次期教皇の選出を待っていたが、礼拝堂の煙突からは黒い煙が上がり、教皇の椅子は空席のままだった。(決まれば白い煙が出る)
そんな中、ラングドンは次の犯行場所を予想し、「空気」を表すベルニーニの彫刻から、南西方向にあるサン・ピエトロ広場に向かった。(設計者がベルニーニ)
サン・ピエトロ広場には数百もの彫刻が並んでいたが、ラングドンは「足元のレリーフ」も彫刻であることに気がついた。
直後にラングドンが“西風”と書かれたレリーフを発見すると、近くに血まみれで倒れている枢機卿がいた。
胸に「AIR」の焼き印を押されていた枢機卿は肺に穴を開けられており、ヴィットリアが人工呼吸をしたが助からなかった。
さらに、犯人は遺体の側に手紙を残しており、「彼の注射器を用いて、我々は彼の心臓の鼓動を止めた」と書かれてあった。
教皇は静脈血栓症で毎日ヘパリンを打っていたが、ヴィットリアは「過剰投与すると内出血や脳出血を引き起こす」と指摘した。
教皇の検死は教会法で禁じられていたが、カメルレンゴはヴィットリアの『遺体に兆候が出る』との言葉を確かめるため、前教皇の遺体がある地下墓所に向かった。
一方、ラングドンと衛兵隊のシャルトランが記録保管所で調べ物をしていると、突然電気が落ちて“酸素の供給”も切られてしまう。
ラングドンは本棚は利用して壁を壊そうとするが、室内の酸素濃度はみるみる減ってシャルトランが倒れ、ラングドンも気を失いそうになる。
ラングドンはシャルトランが持っていた銃で壁を撃つがびくともせず、そのまま本棚の上で意識を失ってしまう。
しかし、その数秒後に突然壁が崩れ、2人はどうにか難を逃れた。
前教皇の遺体を調べていたカメルレンゴとヴィットリアは、前教皇の口の周囲が黒ずんでいる『兆候』を発見。
外部から教皇に近づくことはできないため、犯人は内部の者と判明した。
次の犯行現場を予想したラングドンは、オリヴェッティ刑事と聖マリア・ヴィットリア教会に向かった。
ラングドンが「イルミナティがスイス衛兵隊に潜入している」と言うと、オリヴェッティ刑事は「あり得る」と答えた。
そんな中、カメルレンゴはコンクラーベに乗り込み、前教皇が殺害されたことを枢機卿たちに報告。
「コンクラーベを中止して群衆を退避させ、世界に真実を告げて下さい」と言ったが、枢機卿たちはコンクラーベ続行を決断した。
聖マリア・ヴィットリア教会に到着したラングドンたちは、胸に「FIRE」の焼き印を押され、火あぶりにされている枢機卿を発見する。
犯人が銃を発砲してオリヴェッティ刑事たちも射殺されてしまうが、隠れていたラングドンは無事だった。
教会の「燃える聖女テレサ」は西の方角を指しており、水に関係ある教会を考えたラングドンは、次の犯行現場がナヴォーナ広場にある「ベルニーニの噴水」だと予想した。
ラングドンが警官2人を連れてナヴォーナ広場に向かうと、黒いバンが噴水の横に停車しており、職務質問をした警官2人が殺された。
広場の鐘が鳴ると同時に縛られた枢機卿が姿を見せたが、犯人は枢機卿を噴水に落としてその場を去った。
ラングドンが枢機卿を助けるために噴水に飛び込むと、枢機卿は胸に「WATER」の焼き印を押され、重りをつけられて拘束されていた。
ラングドンは噴水内のチューブで枢機卿に酸素を送り、広場にいた人たちの助けを借りて枢機卿を救出。
バッジア枢機卿に監禁されていた場所を訪ねると、枢機卿は「カステル…サンタンジェロ(聖天使の城)」と答えた。
「反物質」もそこにあると予想したラングドンはヴィットリアと合流するが、ヴィットリアは「リヒターが何か隠してる」と言った。
映画「天使と悪魔」結末
2人がカステル・サンタンジェロに入ると、そこには犯人が乗っていた黒いバンと警官の遺体があった。
その場所は行き止まりだったが、ラングドンは床にあった「五芒星」のマークから隠し通路を発見する。
その通路はヴァチカンまで通じている「昔の脱出用通路」。
2人は奥の部屋で『焼き印』を発見するが、5つめの焼き印だけがなかった。
ラングドンはカメルレンゴが狙われていることに気がつくが、そこに銃を構えた犯人が姿を見せた。
しかし、犯人は何者かに雇われており、「用心しろ、相手は神の僕たちだ」と言ってその場を去った。
犯人は用意されていた車で逃走を図るが、エンジンをかけると同時に車は爆発した。
ラングドンたちが隠し通路でヴァチカンに戻ると、「焼き印」を押されたカメルレンゴが、リヒターに銃を向けられているのを目撃する。
リヒターは衛兵隊に射殺されたが、カメルレンゴは『聖ペテロの墓に爆弾がある』と言った。
ラングドンたちはそこで「反物質」を発見したが、バッテリーの寿命は“残り5分”もなかった。
バッテリーを外すと、反物質を浮かしておく余力がなくなるの。
このままにして早く逃げないと。
その言葉を聞いたカメルレンゴは、突然反物質を持って外に走り出し、ヘリに乗り込んで空高く上昇した。
カメルレンゴはパラシュートで脱出するが、やがて上空で反物質が爆発。
“ヴァチカンは光に包まれる”が、カメルレンゴの勇気ある決断でヴァチカンは救われた。
地上に降りてきたカメルレンゴは英雄扱いされ、枢機卿たちからも高い評価を得て「次期教皇」としてその名が急遽浮上した。
その後、ヴィットリアがリヒターの部屋で盗まれた日記(父・シルヴァーノ博士の日記)を探していると、ラングドンがヴァチカン内部に仕掛けられていた「監視カメラ」の映像を発見する。
そこにはカメルレンゴとリヒター隊長の「口論」も録画されており、全てはカメルレンゴの『策略』であったことを2人は知る。
神の力の存在を科学的に証明することが、
科学と宗教の溝を埋めてくれると思われたのだ。
あれは神を穢す研究だ!
君は、教皇の態度を弱腰だと思った。
老いた父親が軟弱になったと。それで教皇を殺した。
そこで君は、イルミナティという仇敵を過去から甦らせて、
大昔の焼き印を探し出して利用した。恐怖を広めるために!
科学が“創造の力を得た”と言い始めたら、神の存在は?
君の負けだよ。
カメルレンゴは自分で「焼き印」を押しており、英雄となって新教皇になるまでの全てを計画していた。
2人はカメルレンゴの陰謀を枢機卿たちに伝え、それに気づいたカメルレンゴは焼身自殺した。
その後、煙突からは「白い煙」が立ち上り、新教皇にバッジア枢機卿が選出された。(噴水でラングドンが救出した枢機卿)
ラングドンは“感謝のしるし”としてガリレオの「真実の図表」を受け取り、
新教皇・『ルカ(医者)』は集まった群衆に祝福を与えた。