信長協奏曲(映画)ネタバレとあらすじ!結末とキャストも
1月16日の21時00分から、映画『信長協奏曲』が地上波初放送される。
石井あゆみさん原作の人気コミックスを、小栗旬さん主演で実写化したTVドラマの劇場版が公開されたのは、2016年1月23日。
完結編となる本作では、信長として生きることになったサブローが「本能寺の変」というシリーズ最大の事件を迎える。
今回は、高視聴率を記録した月9ドラマの完結編・映画『信長協奏曲』のネタバレとあらすじ、豪華キャストをご紹介したい。
映画「信長協奏曲」キャスト
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映画「信長協奏曲」あらすじとネタバレ
※『信長協奏曲 ドラマ版』は、本物の織田信長(明智光秀)が竹中半兵衛を殺害したところで終了。
半兵衛は秀吉が裏で「浅井家」との戦いを起こさせたことに気づいていたが、半兵衛が報告したのはサブロー信長ではなく、裏で秀吉と共謀していた本物の織田信長だった。
後に半兵衛の死は『病死』として世に公表される。
織田信長の“初陣”で家族を殺され、復讐を誓った1人の少年がいた。
その少年の名は「伝次郎」。
サブロー信長に仕える織田家家臣・「サルくん」こと羽柴秀吉だった…。
サブローは「安土城」を建設し、『戦のない世の中』を実現するため天下統一を目指していた。
しかし、そこにヤクザな松永弾正久秀が現れ、歴史嫌いなサブローは驚きの真実を聞かされる。
な?書いてっだろ。
お前もうすぐ死ぬって。
信長の死後、1582年(天正10年)に羽柴秀吉が明智光秀を討ち、
その後、清州城にて行われた信長の後継者と領地再配分を筆頭家臣を集めて会議で決定することになった。
お前がいくら抗おうが、運命は変えられない。
そんな中、石山本願寺が挙兵し、続いて上杉謙信、雑賀衆、毛利家などの一大勢力が「織田家の滅亡」を狙って進軍してくる。
サブローは東西からの“挟み撃ち”に対抗するため、本願寺討伐をミッチー(明智光秀、本物の織田信長)に任せるが、「安土城」の守りは手薄になる。
そこに目をつけた秀吉は光秀に助言し、城を「制圧」するように話を持ちかけた。
一度出撃したと見せかけ安土へ戻り、奴を討つ。
さすれば、この城はあなた様のもの。
秀吉の目的はサブローを光秀に討たせ、光秀を『逆賊』として討つこと。
「謀反」として光秀(織田信長)に復讐を果たし、その後「天下を取る」という計画だった。
一方、信長の妹・市はサブローに帰蝶との祝言(結婚式)を提案するが、
自分の運命を悟ったサブローはその話を断った。
もうすぐ、死ぬんだ。
また訳の分からぬことを。
俺…未来から来たんだ。
タイムスリップっていうんだけど、すごく遠い時代から。
サブローは「スマホ」を取り出して帰蝶に説明したが、「くだらん戯れ言など聞きとうない!」と言ってその場を去った。
やがて織田家の家臣たちは各地へ散らばり、敵国への牽制を始める。
本願寺の敵兵の数は光秀軍より圧倒的に多く、天王寺砦に到着した光秀は不利な状況だった。
しかし、光秀は新たな砦を築いて本願寺の動きを封じ込め、戦を「膠着状態」に持ち込む作戦に出る。
光秀は気づかれないように安土城へ戻るため、あえて戦を膠着状態に持ち込んだのだ。
光秀は計画通り城に戻ろうとするが、その動きを察知した松永が本願寺に密告。
光秀が持ち場を離れた「天王寺砦」は本願寺に襲撃され、明智軍は“2日ともたない”状況となった。
本願寺に攻め込んだ敵兵の数は1万8000。
その話を聞いたサブローは深く悩むが、安土城に残るわずか3000の軍勢を率いて光秀の救出に向かう。
サブローは不利な状況でも先陣を切って戦うが、鉄砲兵に足を撃たれて窮地に陥る。
しかし、間一髪のところで家臣たちが駆けつけ、サブローは見事「勝利」を収める。
帰蝶のもとに帰ったサブローは勝利を報告し、「俺、死なないから」と言って祝言の約束をした。
挙げよっか、結婚式。
もう…絶対死ぬなんて思わない。
生きることを諦めない。俺は運命と闘うよ。
だから…俺と結婚してほしいんだ。
二人でシワシワのじーさんとばーさんになろ。
帰蝶、俺と一緒に生きてください。
イヤじゃ。わらわは、シワシワのばーさんになどなりとうない。
シワシワになるのはおぬしだけでよい。
シワシワになるまで生きねば、承知せぬからな。
約束する。
ならば…一緒に生きてやっても構わぬぞ。
一方、サブローに心を動かされた光秀は秀吉との「計画」をあきらめるが、『密告』に気づいた秀吉は松永を訪ね、松永を斬って爆弾に火をつけた。
その後、サブローは帰蝶との祝言を「本能寺」で挙げることになり、準備のためいち早く京都に向かった。
帰蝶は家臣の佐々成政から「スマホ」の情報を入手し、成政は「カッパが同じ物を持っている」と言った。
帰蝶は急いで大阪へ向かうが、秀吉は家臣に帰蝶を見張らせて光秀を脅した。
本能寺で奴を討つのです。
わしはもう信長の座には戻らぬ。
断れば帰蝶を殺す。
お前に残された道はただひとつ。
本能寺で偽者を殺す。それだけだ。
大阪にたどり着いた帰蝶は、磯ノ浦ビーチから来たカッパ(ウィリアム)から“歴史”を聞いた。
未来からタイムスリップしてきました。
私、日本の歴史好き。
信長は…何ゆえ死ぬことになる?
明智光秀に殺されます。
場所は分かります、本能寺。
映画「信長協奏曲」結末
サブローは本能寺で結婚式の準備をしていた。
しかし、秀吉に脅された光秀は正体を明かし、織田信長として本能寺を襲撃する。
本能寺はすぐに火矢が放たれ、サブローは肩を射抜かれて追い詰められてしまう。
『逆賊』・光秀を討つために秀吉の軍勢も押し寄せ、辺り一面は火の海となる。
信長はすぐにサブローを追いかけてくるが、信長はサブローに「逃げろ」と言った。
秀吉がおぬしの命を狙うておる。
サブロー、わしはおぬしのことを妬んだのだ。
織田信長として、家臣や、民や、そして帰蝶に愛されているおぬしを。
わしは「太陽」に憧れた。皆を照らす、まばゆい太陽に…。
わしは、おぬしになりたかった。
だが、わしはその器ではなかったのだ。
わしのすべきことは太陽になることではなく、
きっと、おぬしに信長の名を託すことだったのだ。
それがこのわしの天命だ。おぬしは逃げろ。
そして生きて、信長としての天命を果たすのだ。
それを成し遂げるまでは、決して死んではならんぞ。
行け!信長!
サブローは本能寺から脱出するが、直後に秀吉が光秀のもとにやってくる。
光秀は「殺してはならぬ!あの男は日ノ本にとって必要な男だ」と秀吉に懇願するが、秀吉は「そんなことはどうでもよい」と言い放った。
わしはただ、貴様が命懸けで守ろうとしたものを奪えばそれでよい。
あの日、貴様がわしのすべてを奪ったように。
わしの復讐は、これより始まる。
秀吉は光秀を打ち取ると、同じ顔をしているサブローを『逆賊』・「光秀」として討ち取るように命令した。
帰蝶は光秀軍に保護されていたが、そこに秀吉の軍勢が押し寄せてくる。
帰蝶は秀吉軍に捕まりそうになるが、間一髪でサブローが救出。
2人は近くの寺に逃げ込むが、織田家の家臣や人々はサブローが「光秀」だと信じ込んでいた。
皆が秀吉の話を信じ切っており、サブローはその場で身を隠すことしかできなかった。
サブローが「歴史はなんにも変わんない」と嘆いていると、帰蝶は「どこか静かなところで2人で暮らさぬか?」と提案してくる。
しかし、サブローは秀吉のもとに向かうことを決意し、追いかけてきた帰蝶に別れを告げた。
一緒に生きようと言ったではないか!約束したではないか!
ごめん…だけど、行かなきゃ。
たとえ歴史は変わらなくても、この想いは必ず未来につながるから。
分かった。では行ってまいれ、うつけ。
おぬしがそう決めたなら、わらわは送り出すだけじゃ。
それが、妻の務めじゃ。
帰蝶とこの時代で出会えて、よかった。
帰蝶、ありがとう。
礼を言われる覚えなどない。
わらわたちは、夫婦(めおと)であろう?
サブローが少ない軍勢で秀吉軍と戦う中、家臣の池田恒興が帰蝶を訪ねて「指輪」を差し出した。
殿は申しておりました。
その指輪があれば、二人はこの先ずっと夫婦だと。
これはその証なのだと。
たとえ戦で城を離れる時でも、そばにいられなくとも、その指輪を見て思い出してほしいと。
ですから殿は…いつも帰蝶様のそばにいます。
サブローの軍勢は最後まで秀吉に抵抗したが、サブローは秀吉に捕らえれてしまう。
復讐なんかしても意味ないよ。
憎しみからは憎しみがうまれるだけだよ。
復讐なんかむなしいだけだろ!
だからもうやめよう。
誰かを傷つけたり、恨んだりしなくていい世の中つくろうよ。
しかし、秀吉は『そんな世など来ぬ』と言い放ち、そのまま立ち上がってサブローの首をはねた。
サブローが目を覚ますと、いつのまにか「現代」の木の下にタイムスリップしていた。
その後、現代に帰ってきたサブローのもとにウィリアム(カッパ)から手紙が届く。
私は貴方と同じように戦国にタイムスリップし、帰蝶様に助けて頂きました。
帰蝶様のおかげで家康様に仕えることができ、とても幸せに暮らすことができました。
山崎の合戦で首を斬られた後、貴方の遺体は突然どこかへ消えてしまいました。
きっと未来に戻ったのだろう…
帰蝶様はそう言って、いつか私が未来に帰った時、
貴方にこれを届けてほしいと託されました。
封筒には「SDカード」も入っており、再生したサブローの前には帰蝶が映し出された。
これを見ているということは、おぬしは生きているということだな。
もしそうならば、とてもうれしく思うぞ。
おぬしがいなくなってから、こちらではいろいろなことがあった。
よいことも、悲しいこともたくさんな。
おぬしがおった頃から時代は流れ、様々なことが変わってしまった。
でもな、うつけ。変わらなかったこともあるぞ。
それは…おぬしが遺した想いだ。
おぬしがいなくなってから、皆が必死に戦った。
そして秀吉が天下を治め、家康殿が後を継ぎ、戦のない世は訪れた。
平和を願うおぬしの想いは、確かに未来へとつながったのだ。
あの時、おぬしは言っておったな。歴史は変わらぬと。
でも、おぬしの想いは歴史をつくったぞ。おぬしの願いは、確かに皆に届いた。
だから今があるのだ。
わらわにも…
たとえ時代は離れても、この指輪があればわらわとおぬしはつながっておる。
そうであろう?
ありがとうな。わらわと、皆と…
同じ時代を共に生きてくれて、出会ってくれて、ありがとう。
では、達者でな、うつけ。
サブローは何度も映像を見返して泣いた。
その後、サブローがタイムスリップした木の下に戻ると、「殿!」と呼ぶ家臣たちの声が聞こえた。