マッドマックス4怒りのデス・ロードネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、世界中を熱狂させたオーストラリア映画・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が地上波初放送される。
荒廃した近未来の世界が描かれる「怒りのデス・ロード」が公開されたのは、2015年6月20日。
これまでのシリーズで主演を務めたメル・ギブソンに代わり、「ダークナイト ライジング」などで知られるトム・ハーディが主演を務めている。
今回は、第88回アカデミー賞で6部門を受賞したシリーズ第4弾・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」声優キャスト
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」あらすじとネタバレ
核戦争で世界が崩壊した近未来。
生き残った人類の体は蝕まれて寿命が半分になり、各地で食糧、水、石油の争奪戦が激化していた。
主人公の元警察官・マックスは愛する者も生きる望みも失い、フラッシュバックに悩まされながら「V8インターセプター(愛車)」で砂漠を放浪していた。
そんなある日、マックスは凶悪な戦闘集団・ウォーボーイズに襲撃され、抵抗する間もなく『シタデル』という砦に連行されてしまう。
俺は生者からも死者からも逃げている。
ハイエナどもに追われ、亡霊にとりつかれてる。
この荒れはてた地で、俺に残された本能が叫ぶ。
‟生きろ”と。
その後、拘束されたマックスは背中に「O型 ハイオク血液」とタトゥーを入れられ、環境汚染のせいで病を患う住人の‟輸血用”として利用されることになった。
シタデルには白髪に鉄のマスクを付けたイモータン・ジョーが君臨しており、「ウォーボーイズ」を配下にもつジョーは恐怖と暴力で住民を支配して資源(地下水や農作物)も独占していた。
また、ジョーを崇拝しているウォーボーイズはスキンヘッドで全身を白塗りにしており、戦場で死ぬことだけが名誉だと教えられていた。
そんなウォーボーイズと同じく女性たちも苦しめられており、子どもを産んだ女性たちは機械で搾乳されて家畜のような扱いを受けていた。
そんな中、ジョーの指示を受けた大隊長のフュリオサとウォーボーイズは、ガソリンと弾薬の補充のためガスタウンに向かうことになる。
しかし、フュリオサは密かに『ワイブズ』と呼ばれるジョーの妻たち(5人:スプレンディド、トースト、ケイパブル、ダグ、フラジール)をウォータンク(トレーラー)に乗せており、ジョーが「子産み女」と呼ぶ若い妻たちの脱走計画を実行する。
やがてフュリオサは東へ進路変更して目的地の「緑の地」を目指すが、ウォータンクの動きを監視していたジョーの息子・コーパス(障害を抱える寝たきりの小人)に気づかれてしまう。
思いもよらない報告を受けたジョーは急いで妻たちの部屋に向かったが、床には「私たちの子供を悪には染めさせない」と書かれており、怒り狂ったジョーは息子・リクタス(頑強な大男でコーパスの弟)とウォーボーイズを連れてフュリオサたちを追跡した。
また、拘束されていたマックスも「輸血袋」として車に縛り付けられ、ウォーボーイズのニュークスに血を抜かれながら連れて行かれる。
その後、フュリオサたちは敵対する「ヤマアラシ」の縄張りに入り、ヤマアラシとジョー軍団に次第に追い詰められてしまう。
するとフュリオサたちの前に巨大な砂嵐が現れるが、フュリオサは追っ手から逃れるため仕方なく突っ込んだ。
やがてニュークスが運転する車が一番乗りでウォータンクに追いつき、ニュークスは車内にガソリンを巻いてそのままウォータンクに突撃しようとする。
しかし、車に必死にしがみついていたマックスがニュークスを止め、2人が乗った車は砂嵐の中で大破してジョー軍団も次々と壊滅した。
砂嵐が去った後、目が覚めたマックスはニュークスと自分が繋がれた鎖を切断しようとする。
マックスは落ちていた銃で鎖を撃とうとするが不発で、仕方なくニュークスを担いで歩き始めた。
すると遠方に停まっていたウォータンクを発見し、無事だったフュリオサと妻たちが水浴びをして砂を取っていた。
やがてマックスが近づくとフュリオサたちは警戒したが、マックスは弾の出ない銃を向けて水を要求した。
さらに、マックスは鎖を切断するボルトカッターを要求したが、そこにフュリオサが飛び掛かって2人は激しい殴り合いとなる。
しかし意識を取り戻したニュークスがマックスに協力し、銃を奪ったマックスがフュリオサを拘束した。
そしてニュークスに鎖を切断させたマックスはニュークスを殴り、1人でウォータンクに乗り込んで発進したがすぐにエンジンが止まってしまう。
フュリオサは念のためウォータンクに『キルスイッチ(正しい手順を踏まないと停止する措置)』を仕込んでおり、ウォータンクはフュリオサしか操作できない特別使用に改造されていた。
諦めたマックスは仕方なくフュリオサに運転させることになり、5人の妻たちも乗せてウォータンクは発進した。
マックスに殴られたニュークスは倒れていたが、必死にウォータンクを追いかけてこっそりと飛び乗った。
その後、ウォータンクはジョーの仲間である「ガスタウン軍」に見つかり、巨大トレーラー、棒飛び隊、火炎放射器を備えるガスタウン軍を率いているのは‟人食い男爵”と呼ばれる男だった。
そんな中、ウォータンクのスピードが徐々に落ち、何か引きずっていることに気がついたマックスは給油タンクを調べに行った。
マックスが外れていたケーブルを元に戻すとスピードが戻ったが、その間に隠れていたニュークスが運転するフュリオサを襲撃した。
しかし、ニュークスは妻たちに取り押さえられて口論になり、ジョーを「神」だと信じているニュークスは外へ放り出されてしまう。
ダマされてる。ペテン師よ。
偉大な神だ!
私たちは家畜と同じ!使い捨てよ!
その後、ウォータンクがバイク軍団・「イワオニ族」が根城にしている渓谷に到着すると、フュリオサは『取引したから通れるはずよ』とマックスに言った。
フュリオサは続けてマックスに名前を聞いたがマックスは教えず、キルスイッチの手順を伝えて『バカ野郎と叫んだら車を走らせて』と指示を出した。
そしてフュリオサは約束のガソリンを渡すため車を降りたが、イワオニ族はフュリオサたちを追う大軍団に気がついた。
すると危険を察知したフュリオサは『バカ野郎!』と叫び、待機していたマックスが車を走らせて渓谷を突破した。
ガソリンが目当てのイワオニ族は大軍団に邪魔されたくないため、仕掛けていた爆弾で道を封鎖してウォータンクを追跡した。
一方、ジョーが運転する四駆は瓦礫の山をなんなく突破し、すぐにウォータンクに追いついてイワオニ族はガソリンを諦めた。
ジョーの四駆には放り出されたニュークスも乗っており、ジョーに志願してフュリオサを殺すためウォータンクに飛び移ったが、鎖が引っ掛かって身動きが取れなくなる。
ジョーの襲撃を受ける中、妊娠しているスプレンディドが車から落下し、後ろを走っていたジョーの四駆はスプレンディドを避けるためハンドルを切りすぎて横転した。
車から飛び出したジョーはすぐにスプレンディドに駆け寄ったが、避けるのが間に合わなかったスプレンディドはそこで亡くなった。
その後、マックス、フュリオサ、4人の妻たちは東にある「緑の地」を目指してウォータンクを走らせた。
すると、ジョーに見捨てられたニュークスが見張りをしていたケイパブル (妻のうちの1人)に見つかるが、落ち込んでいたニュークスはケイパブルに励まされて好意を抱いた。
やがて夜になり、夜道でウォータンクが泥にハマってしまうが、ニュークスが近くにあった木にウインチを繋いでぬかるみを脱出した。
しかし、そこにジョーの仲間の「武器将軍」たちが現れ、マックスは銃を乱射する武器将軍を1人で迎え撃ちに行った。
しばらくすると、マックスは大量の銃や弾倉を手土産に戻り、ウォータンクは再び「緑の地」を目指した。
なぜ緑の地があると? そこで生まれた。
なぜ離れた? 子供の時に連れ去られた。盗賊に。
前にも逃亡を? 何度も。
この車があれば きっとたどり着ける。
彼女たちは? 希望にかけた。
あんたは? 過去を清算する。
その後、フュリオサが「見覚えがある」という場所に停車させると、1人の女性が「助けて!」と何度も叫んでいた。
するとフュリオサは『私も鉄馬の女!』と叫び、自分の一族や親の名前をその女性に伝えた。
そしてそこにバイクで現れた年配の女性たち(7人)はフュリオサを迎え入れ、「ジャバサと目がそっくりだ」と言われたフュリオサは母が亡くなったことや自分がいた砦のことを説明した。
やがてマックス、4人の妻たち、ニュークスまでも温かく迎えられたが、そこにフュリオサの故郷・緑の地はなかった。
早く見たい。 何を?
緑の地。
西から来たなら通ったはずよ。
カラスがいた。気味悪い場所。
汚染よ。土地が…水も腐った。
すべて毒された。何も実らない。
その夜、互いの女性たちは共に過ごし、久しぶりに穏やかな時間を過ごした。
一方、フュリオサはマックスに「新たな土地を求めて出発する」と伝えたが、マックスはその話を断って「俺は1人で行く」と言った。
希望は持たぬことだ。
心が壊れたら、
残るのは狂気(MAD)だけだ。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」結末
翌朝、バイクで出発したフュリオサたちを見送ったマックスは、過去に殺害された娘のフラッシュバックを見た。
するとマックスはフュリオサたちを追いかけ、『ウォータンクで来た道を戻って砦に戻る』ことを提案した。
年配の女性たちは緑、水、作物がある砦に向かうことに賛成し、フュリオサたちも警備が手薄になっている砦に戻る決意をした。
その後、ジョー軍団は来た道を戻っているウォータンクを発見する。
するとジョーはフュリオサたちが「砦に戻る」ことに気がつき、ジョー軍団は急いで追いかけて一斉に攻撃を仕掛けた。
フュリオサとマックスたちは4人の妻たちを守りながら必死に戦ったが、ジョー軍団の攻撃に次第に追い詰められていった。
戦いに慣れている年配の女性たちも傷ついては倒れ、ある者は仲間を守って命を落とした。
ニュークスは今にも壊れそうなエンジンを修理し、マックスは車から車に飛び移って人食い男爵も始末した。
そんな中、フュリオサは脇腹を刺されて重傷を負うが、ニュークスに運転を任せてジョーの四駆に移動した。
そして最後に「私を覚えてる?」と言ってジョーのマスクを剥がし、ジョーを倒したフュリオサは直後に意識を失った。
やがて全員が運転するニュークスを残してジョーの四駆に移動し、渓谷にたどり着いたニュークスは自らを犠牲にしてウォータンクを横転させて道を塞ぐことに成功した。
その後、気胸で肺が圧迫されているフュリオサをマックスが治療し、マックスはチューブを取り出して自分の血をフュリオサに輸血した。
また、マックスは意識を失っているフュリオサの頭を支えながら、「俺はマックス。俺の名前だ」と言った。
その後、砦に戻って来たマックスはジョーの死体を民衆に見せた。
すると恐怖から解放された民衆から大歓声が上がり、民衆は意識を取り戻したフュリオサを『救世主』として迎え入れた。
そしてマックスは再び放浪の旅に出ることになり、フュリオサはマックスの旅の無事を祈った。
約束の地はあるのか?
自分を探し求め、さまようこの荒野の果てに。
「歴史を作りし者」