アンフェア the endネタバレとあらすじ!結末とキャストも
2018/11/17
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、篠原涼子さん主演の映画『アンフェア the end』が放送される。
2006年に連続ドラマとして幕を開けた「アンフェア」の劇場版第3弾が公開されたのは、2015年9月5日。
「アンフェア the movie」「アンフェア the answer」に引き続き佐藤嗣麻子さんが監督を務めている。
今回は、SPドラマ、映画、スピンオフドラマと広がりを見せたアンフェアワールドのシリーズ完結編・『アンフェア the end』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「アンフェア the end」キャスト
「アンフェア」シリーズ
アンフェアの主人公・雪平夏見は検挙率ナンバー1、バツイチ、子持ち、大酒飲み、そして無駄に美人の女性刑事。
その個性的なキャラクターと、陰謀と裏切りに彩られた“先読み不能”のストーリー展開で圧倒的支持を得た「アンフェア」は、これまでに連続ドラマ、映画、スピンオフSPドラマと全8作品。
2006年に連続ドラマとして幕を開け、「アンフェア the end」がシリーズ10年目の節目での完結編となっている。
・ドラマ「アンフェア」(2006年1月10日~3月21日放送、全11話)
・SPドラマ「アンフェア the special コード・ブレーキング~暗号解読」(2006年10月3日放送)
・映画「アンフェア the movie」(2007年3月17日公開)
・映画「アンフェア the answer」(2011年9月17日公開)
・スピンオフSPドラマ「アンフェア the special ダブル・ミーニング~二重定義」(2011年9月23日放送)
・スピンオフSPドラマ「アンフェア ダブル・ミーニング~Yes or No?」(2013年3月1日放送)
・映画 「アンフェア the end」(2015年9月5日公開)
・スピンオフSPドラマ「アンフェア the special ダブル・ミーニング~連鎖」(2015年9月15日放送)
「アンフェア the end」あらすじとネタバレ
24年前に殺された私の父、雪平宗一郎。
私は父を殺した犯人を見つけるために警視庁捜査一課の刑事になった。
そこで私は、父が画策した警察内の「クーデター計画」を知る。
それは長い年月を経て、警察病院占拠事件、ネイルガン連続殺人事件へとつながる。
私は手痛い裏切りに遭いながらも、元夫・佐藤和夫の命と引き換えに…
国家の中枢で権力を乱用する組織から、ある機密データを手に入れた。
そこには決して開けてはいけないパンドラの箱のような、真っ黒な深い闇が詰まっていた。
でも、これをただ公開しても意味はない。
せいぜい一時的に世間を騒がせて終わるのがオチ。
このデータを有効に利用できる協力者を探していたが、いまだ見つけることはできなかった。
私はデータを隠し持ったまま、反撃に移る一番効果的な方法を探していた…。
前作、「アンフェア the answer」の黒幕だった村上克明検事が何者かに殺され、村上の父・村上成明元検事総長の死体も自宅マンションで発見される。
2つの現場には犯人からのメッセージと思われる栞(アンフェアなのは誰か?)が残されており、これは2006年に起きた推理小説連続殺人事件から始まる一連の事件に使用されていたものだった。
当時の犯人たちは個人的な恨みによる「復讐」のために事件を起こしており、今回の犯人も村上家に恨みのある人物だと予想された。
また、当時の犯人たちを結びつけていた「×(罰)サイト」も復活しており、そこには『雪平の復讐が始まった』というメッセージが書かれていた。
その後、雪平は最高検察庁監察指導部の武部に呼び出され、「村上親子」について質問される。
村上検事が、ある組織に所属していたことはご存知ですか?
検事の父親である元検事総長もそのメンバーの1人と思われます。
殺人を支持していたかもしれないんです。
自分たちに不都合な人間を消すために。
武部は組織を摘発するために雪平に協力を求めたが、雪平は「何か思い出すことがあったらお伝えします」と言って部屋を出た。
帰り道、雪平は死んだはずの元恋人・一条と再会。
一条の自殺は偽装であり、一条は雪平に「取引」を持ちかけた。
一条は雪平の「用心棒」になることと引き換えに「犯人の目星がついたら教えてくれ」と言ったが、雪平が断ると「気をつけろ」と言ってその場を去った。
そんな中、警察は村上克明のマンションの監視カメラの映像から、システムエンジニアの津島を逮捕する。
エレベーターの監視カメラには津島の映像が残されていたが、津島は容疑を否認して「雪平さんになら話します」と言った。
雪平が津島と2人きりになって話を聞くと、津島は『あなたは常に監視されている』と警告した。
僕が出向してる三沢基地には、日本中の通信データが集められているんです。
日本の警察、検察、裁判所はお互いに組んで仕事をしています。
都合の悪い人物を犯罪者に仕立て上げたり、真っ黒な人間を無罪で釈放したり、ひどい時には殺しまでやってるんです。
全体がそうだとは言いません。でも、そういう組織があるんです。
唯一、あなたはその組織に監視されている。
つまり敵対している人間なんです。
村上親子は、おそらくその一員です。
津島の目的は組織の告発。
津島は組織の「証拠」を掴んでおり、翌日に海外のジャーナリストに証拠を渡すつもりだった。
さらに、津島は防犯カメラの映像は「加工」だと言い張り、『今日突然逮捕されたのはおかしい』と言った。
雪平は三上に依頼して防犯カメラの映像を調べてもらうと、映像の人物と津島の身長に“身長差”があり、映像が「加工」であることが判明した。
しかし、津島には「精神科」の受診歴(妄想性障害)があり、村上のマンションから津島の指紋も発見された。
その後、津島が突然体調を崩して救急搬送される。
雪平たちが駆けつけるとそこに津島の姿はなかったが、これは雪平と津島の「作戦」だった。
津島の言葉を信じた雪平は、事前に体調が悪くなるように「薬」を渡しており、2人は警備の目を盗んで病院から逃走した。
その後、雪平は津島の『機密データ』を確認すると、「なぜ組織を告発するのか?」津島に質問した。
僕の父は配送ドライバーだったんですが、ある日白バイと衝突事故を起こして警官が死んでしまいました。
警察と検察は、安全確認不十分で父を起訴しました。
でも本当は、白バイはサイレンも鳴らさず赤色灯もつけてなかったんです。
交通事故鑑定人に依頼した結果、白バイの速度も100キロ以上と出たんです。
でも警察も検察も、白バイ側の過失を否定しました。
すっかり犯罪者扱いされてしまった父は、そのことを苦に…
死んだ父のためにも、これをジャーナリストに渡して公表しなければいけないと思ったんです!
すると、雪平は警察の「不正」を追及して殺された父親を思い出し、自身が警官になった理由を津島に説明した。
津島は「海外」のジャーナリストに証拠を渡すつもりで、理由は「日本では一時的にしか話題にならない」と考えており、海外の新聞で発表することが大切だと考えていた。
その後、2人はジャーナリストが待つホテルに向かったが、その人物はすでに殺害されており、津島が会う予定だったもう1人のジャーナリストを訪ねた。
しかしその人物も瀕死の状態で倒れており、雪平は犯人を取り逃がしてしまう。
雪平は津島を別の場所に逃がすが、現場に到着した武部から「雪平も手配」されていることを告げられる。
もし私が津島の居場所を知っていたとしても、誰にも言うことはできません。
津島を危険にさらすわけにはいかないんです。
すると、武部は「仕方ありませんね」と言って突然雪平を拘束。
現場に到着した三上が雪平に手錠をするが、
あなたたち、組織側の人間だったってわけ?
薫ちゃん、いつから裏切ってたの?
三上は雪平を車に乗せて逃がそうとする。
しかし、2人が乗った車はすぐに事故に遭い、雪平は気を失ってしまう。
雪平が目を覚ますと、そこには武部、一条、はりつけにされた三上がいた。
三上と一条の新しいボスは武部(以前は村上の父・村上成明)だったが、組織を裏切った三上は『雪平を守るため』組織に入っていた。
武部はモニターに小久保と山路を映し出し、「津島の居場所を言わないならこいつらを殺す」と言った。
それを見た三上は“ハッタリ”だと言ったが、武部が指示を出すと、待機していた部下に山路が撃たれてしまう。
さらに、一条に三上の額を撃って殺させると、雪平の娘・美央をモニターに映して雪平を脅した。
すると一条が「雪平に案内させましょう」と武部に提案し、銃を渡された雪平は「お前が行って津島を殺せ」と命令される。
監視されながら津島の隠れ家に戻った雪平は、津島に「娘の美央が殺されるから…」と言って銃を向けた。
分かりました、雪平さん。
その代わり、雪平さんが引き継いでください。
僕のやろうとしていたことを。
しかし、雪平は津島を連れてその場を離れ、そこに一条が現れて2人を救出。
娘の美央も一条のおかげで無事だった。
その後、津島は「エルドニア共和国に亡命する」と雪平に伝え、雪平の父に関する『音声ファイル』を渡した。
それを聞いた雪平は一条が父を殺した実行犯だと知り、銃を向けて一条を問い詰めた。
指示をしたのは当時の組織のボス・村上克明検事の父で、一条は雪平の「監視」も命令されていた。
邪魔だなあの男。雪平宗一郎…
どうしますか?
分かってるだろう?それから娘を監視しろ。
ずっとだ。娘が死ぬまで。
一条は「お前になら殺されてもいい」と言ったが、一条への想いがある雪平は引き金を引くことができなかった。
復讐に復讐を重ねても、復讐の連鎖は終わらない。
いつか誰かが止めないといけないの。
でも、あなたを殺せないのはそんなことじゃない。
何度人に裏切られても、お前は人を信じていた。
たとえ口では信じないと言っても。
悲しいくらい優しいな…
一条は雪平にキスをし、「さよならだ」と言ってその場を去った。
「アンフェア the end」結末
翌朝、潜伏先を突き止めた警察がやってくるが、雪平たちは隣のガレージに隠れていた。
2人はすぐに車で逃走し、検問はバスに乗り換えて見つからなかった。
警戒態勢から国外への逃亡は難しいと考えた雪平は、東京国際ビル38階にある「エルドニア大使館」に向かった。
一方、撃たれた山路はライターのおかげで一命をとりとめ、小久保に自分を撃った犯人が「警備一課の山本」だと報告した。
山路と小久保は組織側の人間である特捜部長の反対を押し切り、雪平を追って東京国際ビルへ向かった。
その後、雪平たちはチャンスを待ってビルに入るが、すでに武部たちも到着しており、津島が脇腹を撃たれてしまう。
さらに、武部の部下たちが管理室からエレベーターを操作し、武部は2人が到着する35階で待ち構えていた。
しかし、エレベーターの中に2人の姿はなく、2人は一条の助けで34階に降りていた。
一条はすぐに武部と合流し、エレベーターの中で武部と部下を射殺した。
雪平たちは階段で38階を目指していたが、そこに警備一課の山本が現れ、雪平は階段から落とされそうになる。
しかし、そこに山路と小久保が現れ、2人はどうにか「エルドニア大使館」にたどり着いた。
雪平は首にかけていたペンダント(機密データ)を津島に渡し、すぐに一条を捜しに行こうとした。
すると立ち去ろうとする雪平に津島が銃を向け、「本当にさよならですね」と言った。
津島は武部の手先であり、雪平のデータを奪えば『再審して父の無罪を証明してやる』と約束していた。
次の瞬間、駆け付けた一条が津島を撃ち、津島も一条を撃った。
一条はその場に倒れ、雪平も津島に撃たれてしまう。
最後まで人を信じてしまう。
それがあなたの弱さなんだ!
直後に小久保と山路が大使館に駆け付けるが、そこに雪平の姿はなく、津島の鞄とペンダントの中身(機密データ)も消えていた。
その後、CDNワールドニュースが『日本の犯罪スキャンダル(警察、検察、裁判所の不正)』を報じ、キャスターは「警察庁の内部告発者がポスト誌に持ち込んで発覚した」と伝えた。
海外へ逃亡していた雪平は、
ホテルでシャワーを浴びながら静かに微笑んだ…。