澤穂希の引退理由は妊娠?会見で今後の指導者への道についても発表
16日、日本の女子サッカー界に貢献してきたレジェンド、澤穂希選手(37)が今季限りでの現役引退を発表した。
本日17日には所属するINAC神戸の練習に笑顔で参加し、午後には東京に移動して記者会見を行った。
今回は、20年以上に渡って日本の女子サッカー界を牽引してきた偉大なレジェンド、澤穂希選手の引退理由をご紹介したい。
日本の女子サッカー界を牽引してきた澤穂希
プロフィール
愛称:ホマ、ほーさん
生年月日:1978年9月6日(37歳)
出身地:東京都府中市
出身校:東京都立南野高等学校(現:東京都立若葉総合高等学校)
身長:164cm
体重:54kg
血液型:AB
在籍チーム:INAC神戸レオネッサ
ポジション:MF
背番号:8
利き足:両足
澤選手は1993年、15歳で女子日本代表に初招集され、4度のオリンピックと6度のW杯に出場。
2011年のドイツW杯大会では、決勝のアメリカ戦で劇的な同点ゴールを決めてPK戦に持ち込み、日本の発優勝に大きく貢献。
日本人初となるW杯での得点王とMVPにも輝き、日本女子サッカー界の歴史を変えた。
その後はアジア人初となるFIFAバロンドール2011の「世界年間最優秀女子選手」にも選出。
2012年のロンドン五輪では銀メダルに輝き、今年の6月から7月にかけて開催されたカナダW杯大会にも代表選手として出場したが、日本は米国に敗れて準優勝に終わった。
日本代表では最多の205試合に出場し、83得点を記録するなど20年以上に渡って日本の女子サッカー界を牽引してきた偉大な選手だ。
今年の8月にはベガルタ仙台のフロントスタッフ・辻上裕章氏との結婚を発表していた。
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澤穂希の引退理由と今後
澤選手は引退表明から一夜明けた17日、都内で会見を行った。
注目が集まった引退理由については、「心と体が一致してトップレベルで戦うことがだんだん難しくなってきたと感じたからです」と語り、言葉に詰まりながら人生最大の決断について説明した。
結婚と引退の因果関係については「結婚したことと引退することは関係ない」と語り、「逆に支えてくれたのでこの1年を頑張ることができた」と、夫である辻上裕章氏に感謝していた。
ネット上では妊娠の噂もあったが、どうやら妊娠はしていないようだ。
今後については「まったく決めていない」とした上で、『指導者』への転身も否定はせず、日本サッカー協会の役職に就く可能性については、「自分でできることがあるのであればそこは考えていきたい」と語った。
また、会見では「なでしこジャパンは家族のような存在」だと語っていた澤選手の笑顔がとても印象的だった。
これからも多くの若手選手が、澤選手の背中を追い続けるだろう。
選手たちのコメント
澤さんが引退。。とにかく感謝しかないです。常に先頭に立ち色んな壁や苦難を乗り越えて、こうして女子サッカーの道を切り拓き、歴史を繋いできてくれた。私の想いは直接伝えました。澤さんとサッカーできて最高に幸せでした! pic.twitter.com/p5LEvd1aq0
— Yuki Ogimi/大儀見優季 (@Yuki_Ogimi) 2015, 12月 16
澤さんは、いつも私が苦しい時辛い時悲しい時に、絶対に声をかけてくれたり気にしてくれました。そんな人は澤さんだけです。澤さんに憧れて、澤さんの背中を追いかけてきました。澤さんと一緒にplay出来たことが、本当に宝物のような時間です。澤さん、ありがとうございました!
— まるかり (@marukarichan11) 2015, 12月 16
澤さんの引退発表。 本当に長い間お疲れ様でした!! 言いたいことはたくさんありすぎるのですが、とにかく澤さんと一緒にプレーできる最後の皇后杯優勝目指して頑張ります!! pic.twitter.com/Tz73gz8jdp — 田中明日菜 (@asuna0423) 2015, 12月 16
まとめ
世界中のサッカーファンから愛されてきた澤選手の引退は本当に寂しい。
女子サッカーの歴史が一つ終わってしまうような感じがするが、澤選手は会見で「悔いのないサッカー人生だった」と語っていた。
澤選手は今季限りで現役を引退するが、これからもサッカー界を盛り上げてくれるであろう活躍に期待したい。
澤選手、まずは本当にお疲れ様でした。