振り子(映画)のネタバレとあらすじを結末まで!キャストもご紹介
今夜21時00分からの「月曜ゴールデン」に、お笑い芸人でイラストレーターでもある鉄拳さんのパラパラ漫画が原作の映画、『振り子』が地上波初放送される。
振り子はイギリスを代表するロックバンド・MUSE(ミューズ)とのコラボでも話題となり、動画再生回数300万回以上を記録する人気動画となった。
今回は、世界中が涙した鉄拳さんのパラパラ漫画を映画化した『振り子』のネタバレとあらすじ、豪華キャストをご紹介したい。
映画「振り子」キャスト
スポンサーリンク
映画「振り子」あらすじとネタバレ
・1976年
大介とサキが出会ったのは17歳。
大介はサキが不良たちに絡まれている場面に遭遇してサキを助けた。
サキは大介について行ってお礼を言うが、大介は「別にお前を助けたわけじゃないから」とそっけない態度だった。
サキは大介の家までついて行き、大介の育ての親である橋本梅吉(八百屋)から大介の生い立ちを聞かされる。
大介には父親がおらず、母親も大介が中学生の頃に蒸発していた。
サキは大介にとても積極的で、いつも大介の後をついて行った。
そっけない態度だった大介も徐々にサキに惹かれていき、2人は自然に付き合うようになっていった。
・1978年 秋
その後、2人は高校卒業後の元旦に結婚。
2人の目標は大介の夢である「バイクの修理工場」を開くことだった。
2人はお金を貯めるため、大介はバイク工場で働き、サキは八百屋の手伝いをしながら、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
ある日、時計屋を訪れた2人は古い「振り子時計」と出会う。
時計屋の主人から振り子時計の魅力を説明された2人は、その古い振り子時計を購入した。
振り子時計は繊細なんだ。
右左動く振り子が正確な時を刻む。
少しでも振り子がバランスを崩すと、正確に動かないんだ。
振り子時計はねぇ、夫婦みたいなもんだ。
共同作業で、何年も何十年も時を刻んでいくんだからねぇ。
・1980年
元気な女の子が誕生。(長谷川心晴)
・1985年
家族で「科学万博つくば’85」に出かけた帰り道、大介は夢だった「バイクの修理工場」を開くことを決断する。
店の看板の電話番号が一文字間違っていたが、無事に大介は自分の店をオープンさせる。
・1993年
ある日、大介の高校の後輩・田中とそこの社長が大介の店を訪れる。
田中の会社はバイクの買取専門店で、大介は「20台のバイクを買わないか?」と話を持ちかけられた。
安く買い取り、修理して販売しようとしていた大介はOKを出し、無理をしてお金を工面した。
バイクの引き渡し当日、田中は約束の時間に遅刻。さらに「バイク、ないんです」と言って大介に突然土下座した。
実はこの話は田中の会社社長が仕組んだ詐欺で、大介はお金を騙し取られてしまったのだ。
大介とサキの歯車は少しずつ狂い始めた。
大介の工場は閉鎖に追い込まれ、大介は慣れない会社員としての生活の不満を家庭に持ち込むようになっていった。
サキは文句一つ言わずに大介を支えたが、大介は日々の生活のストレスから酒に溺れていった。
さらに、大介は会社の同僚(米山京子)と浮気を重ねるようになり、朝帰りをする生活が続いていった。
・1999年
大介は会社からリストラされてしまうが、それでもサキは動じず、一生懸命に大介を支え続けた。
ねぇ、知ってた?この振り子時計、一度も止まったことないんだよ。
右の振り子に元気がない時でも、左の振り子が頑張って動けば、その勢いで右にだって動くでしょ?
どっちかが頑張ってる限り、振り子は絶対に止まらない。
共同作業って、そうゆうことなんじゃないかな?
その後、大介は仕事を探すがなかなかうまく行かなかった。
ある日、大介が居酒屋で深酒をして家に帰ると、サキが倒れているのを見つける。
病名は脳梗塞だった。医者からは後遺症が残ることを宣告され、サキは「寝たきり」の状態となってしまう。
酒を飲んでいて発見が遅れたことをサキの父親は責め、大介は後悔の念に駆られた。
その後、サキは病院で意識を取り戻すが、なんの反応もなかった。
大介はサキの父親に頭を下げ、サキを家に連れて帰った。
大介は毎日毎日サキに話しかけるが、サキは反応を示さなかった。
映画「振り子」結末
大介は2人の結婚記念日である元旦に、工場の作業場で結婚式を開くことを計画する。
さっそくウエディングドレスを探しに行った大介だったが、すんなりと買える金額ではなかった。
そこで大介は一つの「ウエディングベール」に目をつける。
工事現場で働いていた大介は、ベールを買うために進んで残業をした。
・2000年
大介は結婚記念日である元旦に「ウエディングベール」を受け取り、急いで結婚式に向かった。
結婚式の飾り付けも整い、家族が大介の到着を作業場で待っていると、反応を示さなかったサキが突然涙を流した。
・2001年
その日は雪が降っており、大介はサキの枕もとに立っていた。
俺と出会わなければ、サキには違う人生があったのかもしれない。
ごめんな。
その日は家族全員が喪服を着ており、さらにサキから「年賀状」が届いた。
それは「科学万博つくば’85」に出かけた際、サキが16年後の未来に向けてこっそりと送った手紙だった。
もし、2001年のサキさんが何かにつまずいていたとしても大丈夫。
あなたの隣には、いつも大さんがいてくれるはずです。
夫婦は、振り子時計だからね。
あたしは、大さんと結婚できて、心晴が生まれてくれて、優しいみんなに囲まれて、本当に幸せです。
これから、あたしたち夫婦にどんなことがあっても、あたしは大さんと結婚したことに後悔なんてしません。
欲張りかもしれないけれど、大さんもそう思っててくれるといいなぁ。
21回目の結婚記念日を迎えた、大さんとサキさん。
末永くお幸せに。
1985年のサキより
隣でずっとサキを見つめていた大介だったが、「ウエディングベール」を受け取り、急いで結婚式に向かう途中で交通事故に巻き込まれて亡くなっていた。
その後心晴は結婚。
心晴の結婚相手・中村は大介に命を救われていた。
ヘッドホンをしたまま交差点に突っ込み、赤信号に気づかなかったところを大介が助けたのだ。
誓うよ。俺はこれからの人生、一分一秒を精一杯、君のために生きる。