るろうに剣心のネタバレとあらすじを結末まで!キャストもご紹介!
2020/04/14
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『るろうに剣心』が放送される。
国内外で絶大な人気を誇る和月伸宏さんのコミック・「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を実写化した『るろうに剣心』が公開されたのは、2012年8月25日。
目を見張る迫力とスピード感あふれるアクションから、“かつてない日本のアクション映画”としても話題を呼んだ。
今回は、豪華キャスト陣がほぼすべてのアクションを自分で演じた映画・『るろうに剣心』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
映画「るろうに剣心」キャスト
映画「るろうに剣心」あらすじとネタバレ
今から約140年前、幕末の動乱期。
「人斬り抜刀斎」と呼ばれる暗殺者がいた。(緋村抜刀斎)
倒幕派の命により京都を暗躍し、その修羅の如き強さと冷徹さから人々に恐れられた。
時は天下分け目の戊辰戦争…1868年1月、京都・鳥羽伏見の山中。
新選組三番隊組長・斎藤一(維新後は藤田五郎)は、宿敵・緋村抜刀斎を狙っていた。
しかし、『錦の御旗』を掲げた新政府軍(薩長軍)が勝利し、斎藤は抜刀斎と剣を交えることができなかった。
斎藤は立ち去ろうとする抜刀斎に「これで終わりだと思うなよ!」と言ったが、振り返った抜刀斎は剣を置いた。
たとえ世の中が変わろうとも、
剣に生き、剣に死ぬ以外俺たちに道はない。
その後、戦場でかろうじて生き残った1人の人斬り・鵜堂刃衛は、偶然にも抜刀斎の残した剣を手に入れた…。
10年後の1878年(明治11年)、東京。
人斬り抜刀斎は「剣心」と名を変え、流浪人(るろうに・当てのない旅の剣客)となって東京に流れ着いた。
剣心は以前とは打って変わって人の命を奪うことをしない「不殺(ころさず)の誓い」を掲げ、刃と峰が逆向きに打たれた『逆刃刀』(さかばとう)を持ち、穏やかな日々を送っていた。
剣心が流れ着いた頃、東京では中毒性の高い新型アヘンの密売と、神谷活心流の「人斬り抜刀斎」を名乗る人殺しが世間を騒がせていた。
その日も潜入捜査をしていた警官が殺害され、現場には「斬奸状」(その者を殺す悪業を書いたもの)が残されていた。
しかし、警官となった斎藤一は「偽物だ!」と言い放ち、部下に抜刀斎のやり口ではないことを説明した。
人斬り抜刀斎の正体は、実業家・武田観柳に雇われている人斬り・鵜堂刃衛。
武田は愛人で医師・高荷恵たちに調合させたアヘンで金を稼ぎ、日本中を支配下に置こうと目論んでいた。
そんな中、剣心は人斬り抜刀斎の行方を探す神谷活心流の師範代・神谷薫から突然木刀をつきつけられる。
薫は父が遺した『神谷活心流』を語って悪事を働く抜刀斎を探しており、剣心が「人相書き」に似ていて刀を持っていたため問答無用で襲いかかった。
しかし、剣心が流浪人であること、そして持っている刀が逆刃刀(峰打ちの状態となり殺傷力がない)であることを説明すると、薫はすっかり拍子抜けしてその場を去った。
一方、恵は身寄りのないところを武田に拾われて「アヘン開発」をさせられていたが、良心の呵責に駆られて武田の屋敷から逃亡する。
恵は保護を求めて警察署に向かったが、そこに武田が差し向けた鵜堂刃衛が現れる。
やがて刃衛は二階堂平法・「心の一方」(金縛り状態にする催眠術)を使って警官たちを次々と殺害したが、恵は一足先に部屋から脱走して難を逃れた。
その直後、薫は警察署から立ち去る刃衛と遭遇し、「お前が抜刀斎か!」と呼び止めた。
薫は『人を活かす剣』である神谷活心流を語って悪事を働くことへの悔しさから、刃衛に木刀で立ち向かった。
しかし、薫はあっさりと返り討ちにされ、腕を切られたところで剣心に救われる。
すると、刃衛は“頬の十字傷”とその速さ、そして「心の一方」が効かない剣心こそが『抜刀斎』だと見抜いた。
そこに警官隊が到着して薫と剣心は逃走するが、刃衛は「つまらぬ世を生きてきた甲斐があった…」と言った。
その後、道場へ戻った薫のもとに、武田の手下たちが道場の土地を譲るように迫ってくる。
やがて手下たちは土足で道場に上がり、止めに入った神谷活心流門下生・明神弥彦も倒されてしまった。
すると、そこに剣心が現れて手下たちを倒したが、まもなく駆けつけてきた警官隊に剣心は連行される。
その後、警察へ連行された剣心の前に、剣心が「抜刀斎」であることを知る斎藤一が現れる。
そして斎藤は陸軍卿・山県有朋のもとへ剣心を連れていき、山県は新型アヘン・『蜘蛛の巣』の捜査協力を剣心に願い出た。
陸軍の要職に就き、この腕をもう一度…
人斬り稼業で要職に就く気はないでござる。
あれは全て、維新を成し遂げるためだ!
すると、逆刃刀を見た斎藤は「腰抜けになったか」と言って剣心を挑発し、刀を抜いて剣心に襲いかかった。
やがて剣心は肩を斬られてしまうが、それでも『もう人は斬らぬ』と言ってその話を断った。
その後、釈放となった剣心を雨の中で薫が出迎えた。
うちに来て。助けてくれたから。
分かったでござろう。拙者が人斬りだったと…
そんなの知らないわ。
私が出会ったのは、剣心っていう“るろうに”よ。
やがて薫と剣心が道場に帰ると、町で弥彦に助けられた逃亡中の恵がいた。
薫は「あんた勝手に!」と弥彦を叱ったが、恵も剣心と同じく道場に居候することになる。
その後、薫は助けてくれたお礼に剣心に牛鍋をごちそうするが、そこで剣心を雇いたがっている武田に見つかってしまう。
武田は札束が入ったカバンを剣心に見せたが、剣心はあっさりと断って牛鍋を食べ続けた。
すると、武田は剣心の頭上から金をばら撒き、「楽しく生きる事を覚えろや…」と言った。
それでも剣心が黙り込んでいると、そこに喧嘩屋・相楽左之助が現れて『その金は俺が頂く』と言った。
この金に見合うだけの腕はあるのかな?
試してみるかい?伝説の人斬り…緋村抜刀斎さんよ。
こいつに勝ったら、おれを雇うってのはどうだい?
やがて剣心と左之助は街中で喧嘩を始めるが、剣心は華麗な身のこなしで左之助を翻弄した。
そして剣心は「あんな男のために、その腕をくれてやるでござるか?」と言って左之助を説得し、その言葉で我に返った左之助は喧嘩を中断した。
一方、抜刀斎を名乗る刃衛は次々と人を殺して世間を騒がせ続け、武田はアヘンで稼いだ金で武器を購入していた。
剣心は刃衛に殺された人々の殺害現場で足を止めたが、そこに現れた斎藤は剣心に嫌味を言った。
道場を襲ったあの男たち…
お前が斬っても同じ事だったな。
むしろお前が斬っていれば、あの警官たちは巻き添えを食わずに済んだはずだ。
逆刃刀とやら…随分役に立つもんだな。
そして剣心は「人斬り抜刀斎」になる前の14年前のことを思い出し、頬に傷をつけられた『清里明良』のことを考えていた。
清里明良は『祝言』を挙げた帰り道、抜刀斎の襲撃を受けて斬殺された人物。
清里は刀を抜いて抜刀斎に反撃したが、力及ばず頬に傷を負わせただけであえなく倒れた。
しかし、その「生きようとする思い」が余りにも強かったため、抜刀斎の頬に癒えることのない傷跡を残した。
そんな中、道場にいた恵の前に武田に雇われている「外印」が現れ、怯える恵に『気をつけろ…』と伝えてすぐに姿を消した。
その後、剣心たちが食事の準備をしていると、町の住人の多くが急に苦しみだす事件が起きる。
やがて道場に次々と患者たちが運ばれてくる中、外印の警告を思い出した恵は「井戸の水」を調べた。
すると、井戸には『毒』が放り込まれており、本業が医者の恵は治療に奔走して人々を助けた。
その後、剣心と恵はお互いの過去について話し合い、剣心は傷のことを、そして身寄りのない恵は武田に拾われて愛人になったことを告白した。
この傷は…若い侍につけられたでござる。
もう1つの傷は、その男の妻になるはずだった女がつけた傷。
数え切れぬほど、多くの命を殺めてきた。
私は観柳に拾われてあいつの女になった。
お互いに利用しあっただけよ。
あいつはアヘンで儲けるため、
そして私は…生きていくため。
その後、自分が戻らなければ武田がさらに人々を苦しめると考えた恵は、剣心たちに「置き手紙」を残して武田のもとへ戻り、剣心と左之助も急いで武田の屋敷に向かった…。
映画「るろうに剣心」結末
恵は武田の命を狙って屋敷に戻ったが捕まってしまい、剣心と左之助は武田の私兵団・約250人を相手に戦った。
やがて屋敷に侵入した2人は戌亥番神と対峙し、格闘術を使う戌亥の相手は左之助がすることになった。
そして剣心は小刀や拳銃を使う外印と戦い、激しい接近戦の末に剣心が勝利した。
そこに戌亥を倒した左之助が現れ、2人はようやく武田の部屋にたどり着いた。
しかし、武田は巨大なマシンガンで先制攻撃を仕掛け、2人に攻め入る隙を与えなかった。
すると、そこに弥彦からの情報で屋敷に向かっていた斎藤が到着し、3人はマシンガンを一定方向に向けて「死角」をつくることにした。
やがて左之助と剣心が降参するふりをして武田の前に現れ、剣心は刀を置いて武田を油断させた。
そして2人は違う方向に同時に走り出し、怒り狂う武田をさらに挑発してマシンガンを撃たせまくった。
その隙に斎藤がシャンデリアを斬り落としてマシンガンにぶつけ、倒れた武田は斎藤に逮捕された。
その後、剣心と左之助は恵を無事に救出したが、恵から刃衛が薫を拉致したことを聞かされた。
剣心はすぐに薫を助けに行ったが、剣心にもっと「怒り」を感じさせて『人斬り』に戻したかった刃衛は、薫に“心の一方”をかけた。
もってせいぜい2分。
命が惜しければ、薫どのにかけた“心の一方”を解け!
俺にはもう解けぬ。方法は2つに1つ…
自力で解くか、術者を殺して剣気を断ち切るか。
やがて怒りをあらわにした剣心は刃衛を追い詰め、「遊びは終わりだ」と言って飛天御剣流抜刀術・双龍閃で刃衛の肘を砕いた。
そして『これでお前の剣の命は終わった…』と告げ、逆刃刀を逆にして今一度“人斬り”に戻ろうとした。
すると、苦しんでいた薫が必死に口を開き、剣を振り上げた剣心に「やめて!」と叫んだ。
人斬りに戻らないで。殺しちゃだめ。
あなたが…殺してしまった人のために。あなたが…今まで助けた人のために。
人を斬らなくても、誰かを助ける事はできる。
それが…あなたが…剣心が目指した新しい世の中でしょ。
やがて刃衛は立ち上がり、左手しか使えない状態で「決着をつけるぞ抜刀斎…」と言った。
剣心はもはや勝機のない刃衛を止めたが、刃衛は「終わっちゃいねえよ」と言って自らの腹を刺した。
そして刃衛は、最後に『お前がいつまで“るろうに”などどほざいていられるか、地獄の淵で見ててやろう』と言ってその場に倒れた。
その後、剣心は薫を抱えて道場に帰り、武田たちは警察に一網打尽にされた。
やがて道場で目が覚めた薫は、剣心がいなくなってしまったのではないかと慌てて探した。
すると、夕食の買い出しから剣心が戻り、薫は目を潤ませながら声をかけた。
お帰りなさい、剣心。
ただいまでござる。