ステキな金縛りのネタバレとあらすじを結末まで!キャストもご紹介!
2015/10/25
今夜21時00分からの土曜プレミアムに三谷幸喜監督の新作映画「ギャラクシー街道」公開記念として、映画『ステキな金縛り』が放送される。
秋の三谷まつりとして放送される第1弾が公開されたのは2011年10月29日、キャッチコピーは「証人はただ一人、落ち武者の幽霊。」。
今回は、2011年10月19日にはニューヨークのアカデミーシアターでプレミア上映された『ステキな金縛り』のネタバレとあらすじ、豪華キャストをご紹介したい。
「ステキな金縛り」主要キャスト
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「ステキな金縛り」あらすじとネタバレ
宝生エミは失敗続きで後がない三流弁護士。
ある日エミは上司である速水悠から新しい事件を任され、妻殺しの容疑で逮捕された矢部五郎の弁護を担当することになる。
・事件概要
被害者の名前は美術品のバイヤーである矢部鈴子35歳。自宅マンションの裏庭で発見され、死因は転落死。
彼女の部屋は争った形跡があり、窓際には彼女のものではないボタンが1つ落ちていた。
やがて別居中の夫・矢部五郎が行方不明になっている事がわかった。矢部五郎の部屋からはボタンが1つ取れた背広の上着が見つかった。
翌日、矢部五郎は奥多摩の山中でさまよっているところを保護。その日のうちに逮捕されるが、矢部五郎は犯行を全面否認した。
五郎は事件当夜にアリバイがあった。自殺を考えて宿泊した旅館・しかばね荘で五郎は金縛りにあっていたという。
エミは真相を確かめるためにしかばね荘を訪ねる。
エミは泊まるつもりはなかったが、雨のせいで帰りの交通手段がなくなり宿泊することに。
すると深夜、エミの体は突然硬直して金縛りにあってしまう。エミが目を開けると、落ち武者の幽霊・更科六兵衛がのしかかっていた。
エミは事件当日の話しを六兵衛に確認。
六兵衛は生前、五郎と同じく無実の罪を着せられたまま死んだことを語り、同じ境遇にいる五郎を救うため裁判で証言することを約束する。
エミは五郎の上にのしかかっていたと言う六兵衛を裁判の証人として立たせようと東京へ連れて帰る。
六兵衛は幽霊。見える人間と見えない人間がおり、上司の速水にはなんとか六兵衛の存在を認めさせることに成功。
エミはの証人の申請書類を作成するため、六兵衛の“心霊写真”を撮影する。心霊写真はポイント制、写る場所によって消費ポイントが違う。
手:10P
顔:50P
ムービー:1000Pから~2000P
を消費してしまうようだ。
その後、エミの恋人で役者・工藤万亀夫が出演する時代劇の撮影をスタジオで見学していたエミと六兵衛。
六兵衛は時代劇の撮影に興奮し、売れていない役者・村田大樹(佐藤浩市)の演技に腹を立て「辛抱ならん!」と言って村田の大切なシーンに写り込んでしまう。
顔全体が写り込んだので、おそらく50P以上は消費しただろう。
次に2人は歴史学者である木戸健一のもとを訪ねる。木戸は六兵衛のことを無実だと信じており、六兵衛の息子から数えて25代目の子孫だった。
エミは木戸に「六兵衛が横に立っている」と伝えると、木戸は感動して大泣きする。
ついに幽霊裁判が始まり、日が沈まないと出てこれない六兵衛のために裁判の時間が延長されたり、エミは六兵衛の存在を証明するために穴の空いた「音の鳴るドロップ」で六兵衛が“いる”ことを証明した。
裁判が進んでいく中、エミは検事の小佐野徹にも六兵衛が見えていることに気づく。
しかし、検事の小佐野徹はなかなか六兵衛の存在を認めない。
エミは小佐野に六兵衛が見えていることを認めさせるため、六兵衛が見える人たちを集めて話しを聞いた。
するとエミは、六兵衛が見える人たちに共通する3つの条件を導き出した。
1・最近仕事、プライベートがうまく行ってない。
2・最近、死を身近に感じることがあった。
3・シナモンを好んで摂取している。(霊的に敏感になる作用がある)
エミは六兵衛の存在を認めない小佐野に、3つの条件を満たしていることを伝えた。
さらに六兵衛が小佐野の亡き愛犬「ラブ」を連れてくると、小佐野は六兵衛を正式な証人として認めた。
前代未聞の幽霊裁判をメディアが大きく報道する中、向こう側の人物である段田譲治が現れる。
段田は六兵衛に「強制送還」の命令が出ていることを伝えるが、以外にも小佐野がそれを止める。
それからの段田は裁判を監視。六兵衛の意思を伝える「音の鳴るドロップ」は『ハーモニカ』に変更された。
それからの裁判は小佐野が活躍。次第にエミは追いつめられ、恋人の工藤も家から出て行ってしまう。
そんな中、エミは向こう側から死んだ鈴子を呼び、本人に証言してもらえば話は簡単だと考える。
しかし鈴子は見つからず、段田に六兵衛は引き戻されそうになる。
エミは段田の好きな映画『スミス都へ行く』の上映時間“2時間9分”の時間の猶予をもらう。
「ステキな金縛り」結末
エミは六兵衛を慰霊碑を建てる場所に連れて行った。
六兵衛はエミに「自信を持つ」ように伝えて2人は別れた。
それからのエミは「どうして六兵衛は死んだ鈴子を見つけられなかったのか?」を考えていた。
やがてエミは、死んだのは鈴子ではなく“姉の風子”で、だから鈴子を探しても見つからないのではないのかと予想した。
この事件には裏があると感じたエミは病気で危篤状態の上司・速見に容赦なく呼びかけ、死にかけの速見にメモを握らせた。
エミはその直後、段田に頼んで風子を呼んでもらうことになる。
その後、エミは法廷に被害者の姉である風子を呼びだして質問。
そしてエミは「この事件の全ては五郎の妻・鈴子が仕組んだこと」だと説明。さらにエミは風子にシナモンパウダーを吹きかける。
すると、姉の風子になりすましていた鈴子の前に“本物の風子”が現れ、被害者である本物の風子が「自分を殺したのは鈴子」だと証言。
小佐野がその言葉を代弁し、晴れて矢部五郎は無罪を言い渡された。
裁判に勝利したエミのため、六兵衛はエミの亡き父・輝夫を連れてやってくるが、エミにはもう幽霊が見えなくなっていた。
輝夫はハーモニカの音で自分が“いる”ことをエミに伝えて2人は話し合った。
エミはその後、恋人の工藤万亀夫と結婚。
2人の写った写真には、常に六兵衛と速見が写り込んでいた。