下町ロケットはモデルがある実話?あらすじとキャストもご紹介!
2015/12/20
今夜21時00分からの日曜劇場に、直木賞受賞作をドラマ化した『下町ロケット』がスタートする。
阿部寛氏が主演でドラマ化された夢と感動のエンターテインメント巨編の原作は、同じ“日曜劇場枠”で大ヒットを飛ばした「半沢直樹」シリーズの池井戸潤氏だ。
今回は、ドラマ「下町ロケット」のあらすじとキャスト、モデルとなった企業をご紹介したい。
原作は池井戸潤
下町ロケットはドラマ「半沢直樹」や「ルーズヴェルトゲーム」でもお馴染みの作家、池井戸潤氏の同名小説が原作となっている。
2011年に第145回直木三十五賞を受賞し、累計部数は130万部を超えるベストセラーを記録している。
2011年にもドラマ化されており、2011年8月~9月にはWOWOWの連続ドラマWで放送された。(主演は三上博史氏)
「下町ロケット」には、スーパーヒーローは登場しません。いわば、どこにでもいそうな人たちを描いた群像劇です。いくら平凡であっても、感動のない人生はありません。毎日コツコツと働いているひとが、息抜きにでも読んでくれて、「ああ、おもしろかった」といって本を閉じてくれる。同時に、忙しさに埋没して忘れていた何かを思い出す。そんなきっかけを与える小説になれば、これに勝る喜びはありません。
出典:www.asahi.com
新聞連載と同時進行
本日スタートの「下町ロケット」は予定では全10話。
前半の第1話から第5話までは小説が原作、後半の第6話から第10話は朝日新聞広告特集で連載中の「下町ロケット2 ガウディ計画」を原作とした内容になっている。
11月下旬からはテレビドラマと新聞連載が同時進行する異例の試みとなる。
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下町ロケットのあらすじとキャスト
あらすじ
元宇宙科学開発機構の研究員で、現在は父親が遺した下町の工場で経営者として第二の人生を送っている佃航平(阿部寛)。年頃の娘・利菜(土屋太鳳)との仲は多少ギスギスしているものの、経営は順調で次第に業績を上げていく佃製作所。しかし、あきらめきれない自分の夢であるロケットエンジンの開発に力を入れすぎ、少しずつ業績は下降気味に。
ある日、大手取引先である京浜マシナリーから突然取引中止を宣告されてしまう。大口の取引先を失い資金繰りに窮した佃は運転資金を確保するため、経理部長の殿村とメインバンクである白水銀行へと向かうが、銀行からは実用の目処が立たない水素エンジンを継続して開発していくのであれば、新たに融資をするのは難しいと言われてしまう。メインバンクからの貸し渋りを受け、途方に暮れる佃たちであったが、そこに新たな問題が。なんとライバル企業のナカシマ工業から特許侵害で訴えられてしまったのだ。清廉潔白の佃製作所ではあるが、大手企業から訴えられるという事実により評判は地に堕ち、銀行からの融資も絶望的な状態に。佃製作所の技術が狙いであるナカシマ工業は姑息な法廷戦略で裁判を長引かせ、じわじわと体力を奪っていく。
そんな中、日本を代表する大企業・帝国重工から佃製作所の持つ特許を買い取りたいとの話が持ち上がる。その金額はなんと20億円。多額の負債を抱え、生きるか死ぬかの瀬戸際に立っている佃製作所にとっては是が非でも必要な金だが、その特許には佃の夢が詰まっていた。経営者として、多数の社員の生活を抱える社長として、佃の出す結論とは…?
出典:www.tbs.co.jp
主要キャスト
佃利菜:土屋太鳳
殿村直弘:立川談春
山崎光彦:安田顕
江原春樹:和田聰宏
迫田滋:今野浩喜
和泉沙耶:真矢ミキ
神谷修一:恵俊彰
財前道生:吉川晃司
水原重治:木下ほうか
中川京一:池畑慎之介
柳井哲二:春風亭昇太
根木節生:東国原英夫
下町ロケットは実話?モデル企業は?
ネット上では下町ロケットに登場する帝国重工は三菱重工、宇宙科学開発機構は宇宙航空研究開発機構(JAXA)、白水銀行は三菱銀行ではないか?と企業モデルが推測されているが、下町ロケットは完全なフィクション。
参考にはしたかもしれないが、この小説に「実在のモデルは存在しない」と池井戸氏は会見で述べている。
佃製作所もナカシマ工業も架空の企業だが、想像が膨らみ「実話?」だと感じさせられる手法も小説家としてのテクニックなのだろう。
まとめ
今夜スタートの第1話は2時間SPとして放送される。
下町ロケットは、今の自分の仕事や思い描いていた夢を見つめ直す機会をくれそうだ。
不可能に立ち向かっていく、ヒーローの放送が待ち遠しい。