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侍学園(サムガク)理事長、長岡秀貴とは?映画サムライフも話題に!

   

長野県上田市にある認定NPO法人、『侍学園 スクオーラ・今人(いまじん)』通称サムガク。ここは不登校や引きこもりになってしまった若者、社会での居場所を見失ってしまった大人達が、生きる力を取り戻し、新しい自分を見つけるために年齢無制限で生徒を受け入れる、民間の教育施設だ。

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出典:hi-yorokonde.com

今回は話題となっている映画『サムライフ』の原作者でもあり、侍学園の理事長、『長岡秀貴』氏に迫る。

長岡秀貴とは?

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プロフィールと経歴

 

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出典:bitters.co.jp

1973年
長野県上田市生まれ。(41歳)上田市在住
静岡県にある、常葉学園大学教育学部国語科卒業後、上田西高校教師として5年間勤務する。

2003年
HIDBOOKSを設立。著書「脱・教師 ダッセン」を出版。

2004年春
30歳を機に、かねてからの夢だった学校「NPO法人 侍学園 スクオーラ・今人」を上田市に開校し、理事長に就任する。

2005年
教師退職後から学校設立にこぎつけるまでを綴った「サムライフ」を出版。

2006年4月
東京西徳州会病院小児科に勤務。

2006年5月
厚生労働省委託事業「若者自立塾」としての認証を受ける。

2006年8月
長野県教育委員に就任。全国最年少委員になる。

2007年4月
長野県NPOセンター理事に就任する。

2008年4月
厚生労働省委託事業「若者サポートステーション・シナノ」認証。
千葉西総合病院小児科に勤務。
現在も学園の活動、病院での勤務、教育についての講演活動等、幅広く活躍している。

 

 

人生観を変えた、左半身麻痺

長岡氏は幼いころから喧嘩ばかりする「悪ガキ」だった。その反面、教師からのひどい体罰によって「こんな大人が教師をやっているのなら俺がなってやる!」と教師を志すが高校受験に失敗する。

しかし、甲子園という新たな夢を抱き、地元の私立高校に入学する。野球部に入部し甲子園を目指すが、原因不明の左半身麻痺で車椅子生活を送ることになってしまう。担当医師には「社会復帰は絶望的」と宣告されるが、必死の思いでリハビリに励み、懸命なリハビリの結果、9ヵ月後には奇跡的に日常生活が送れるまでに回復する。

この時に「命」というものの脆さや壊れやすさを考えさせられ、人生観を大きく変えることになる。

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夢の実現のために退職

奇跡的な復活を遂げた長岡氏は教師の免許取得のため、静岡県の常葉学園大学教育学部国語科に進学する。

大学時代に生きることに苦しんでいる多くの若者達の現状を目の当たりにした長岡氏は、「生きる力を手に入れる学校」を創るという明確な夢を持つことになる。

懸命の努力で小・中・高の教員免許を取得した長岡氏は大学卒業後、母校である上田西高校に教師として5年間勤務し、夢の実現のために退職する。高校教師を退職後に長岡氏は結婚している。つまり無職のまま結婚したということになる。これは普通に考えればなかなか真似のできることではない。奥さんも長岡氏の夢を理解してくれていたのだろうが、タイミングが凄すぎる。

そして2004年春、30歳の時に認定NPO法人 「侍学園 スクオーラ・今人」を上田市に開校し、理事長に就任する。

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出典:ナガブロ

サムガク開校資金の作り方が凄い!

長岡氏はサムガク開校のための資金を、ショットバーの経営(店名 バールハイド)や、悩みを抱える人たちのカウンセリングをしながら2003年”HIDBOOKS”を設立。自叙伝「脱・教師 ダッセン」を出版し、お金を貯めた。

すべては目標のためのステップだろうが、飲食店を経営し、出版社も立ち上げるこの行動力には恐れ入る。この時のことを長岡氏は以下のように語っている。

長岡  高校教師を辞めて、バーを開いて、自伝『ダッセン』(03年発刊)を売って金を貯める、ですからね。今、講演会で全国を回っていて、子どもたちに将来やりたいことを聞くと、「作家になりたい」「お店を開きたい」なんて言いいます。おうやれやれ、全然余裕だよ、教えてやるよって。でも、それを続けていくほうが大変だよ、と必ず付け加えます。侍学園だって起ち上げよりも、運営していくほうがよほど大変。それでも、ちゃんと続けていくことで子どもたちに、先頭に立って生きていくこと、人が人のために何かをするのはカッコいいことだと見せていきたいんです。

出典:通販生活

 

映画『サムライフ』

そんな長岡秀貴氏が原作の『サムライフ』が映画化され、絶賛公開中だ。地元で認定NPO法人「侍学園 スクオーラ・今人」を設立するまでの経緯が記されている。

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出典:uedafc.blog69.fc2

予告動画

監督:森谷雄
脚本:及川拓郎
音楽:原田智英
出演:三浦貴大、松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介ほか

出典:C2

まとめ

誰かに与えられ、教えられる義務教育とは違い、自分で自分の可能性を発見していく侍学園。合宿や体験学習、そして就労体験まで行われているので、この学園に集まる生徒たちは新しい自分に気づくことができるだろう。通学年数にも上限がないため、アルバイトをしながら卒業を目指す人も多いという。

新しい自分に出会い、悩みを抱える人達が1人でも多く自立できるように願ってやまない。

時間という財産 長岡秀貴

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