おおかみこどもの雨と雪のネタバレ!結末までご紹介!
2017/03/24
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『おおかみこどもの雨と雪』が放送される。
細田守監督が「母と子」をテーマに描く劇場長編アニメーションが公開されたのは、2012年7月21日。
人間と狼の顔を持つふたりの「おおかみこども」を、人間の女性・花が女手ひとつで育て上げていく。
今回は、過酷な運命に立ち向かう親子の姿を描いた感動作『おおかみこどもの雨と雪』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「おおかみこどもの雨と雪」声優キャスト
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「おおかみこどもの雨と雪」あらすじとネタバレ
大学生の花は、おおかみおとこ(彼)に出会って恋に落ちる。
彼は自分がニホンオオカミの末裔で、人間の姿で暮らすおおかみおとこだと告げるが、
花は彼の全てを受け入れて一緒に暮らし始める。
やがて2人の間に新たな命が生まれ、雪の日に生まれた姉は「雪」、雨の日に生まれた弟は「雨」と名づけられた。
活発で好奇心旺盛な雪とおとなしく臆病な雨。
生まれてきた子供たちは、人間とおおかみの顔を持つ『おおかみこども』だった。
そんな家族は、おおかみこどもであることを隠しながら都会の片隅でひっそりと暮らし、つつましくも幸せな毎日を送っていた。
とある雨の日、彼がなかなか帰ってこない。
心配になった花は玄関先に買い物袋が置いてあるのを見つけ、雨の中彼を探しに行った。
すると、花は大雨で増水した下水道でオオカミの姿のまま死んでいる彼を発見。
父であるおおかみおとこの死によって、家族の幸せな生活は一変する。
悲しみに打ちひしがれながらも2人の子供をきちんと育てると心に誓った花は、
子供たちが将来「人間」か「おおかみ」かを選択できるよう、自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意する。
その後、3人は山奥の古民家で新生活をスタート。
活発な雪はすぐに気に入ったが、おとなしい雨はなかなか馴染めなかった。
3人が農作物が育たずに困っていると、ぶっきら棒だが畑に詳しい韮崎のおじいさんや、近所の人達の助けを借りながら野菜を作り始める。
やがて2人は小学校へと入学。約束はもちろん、『おおかみにならない』こと。
雪は周囲を気にして人間らしく振る舞い、おおかみへの変身もうまくコントロールした。
そんなある日、雪は転校してきた草平に「お前んち犬飼ってない?なんか…ケモノくさいから」と言われてしまう。
草平を避ける様になる雪であったが、草平は雪にしつこく付きまとった。
すると、雪は「来ないでよ!近づかないで!」と草平に“本能を剥き出し”にしてしまい、おおかみに変身して草平に傷を負わせてしまう。
連絡を受けた花が学校に駆けつけて草平親子に謝罪すると、草平は『おおかみ…おおかみがやったんだ』とつぶやいた。
その後、雪はしばらく学校を休んだが、雪を心配していた草平は毎日雪の様子を見に行った。
あのさ、あの時「おおかみがやったんだ」って言ってたよね。
あれ、どういう意味?
信じないかもしれないけど…あの時、一瞬おおかみが見えて。
それで気がついたらケガしてて。
だから、やったのはあのおおかみだから…
つまり雪は悪くないって意味。
一方、雨は学校に馴染めず休みがちになり、毎日「山」にばかり行くようになっていた。
雨は「先生」と慕う山の主であるキツネに山の事をいろいろと教わるうちに、『自分の居場所は山』だと感じ始めていた。
花は「先生」と呼ぶ人が人間でない事に気づき、雨が野生に目覚めつつあることを心配していた。
また、雪は学校に行かない雨に学校にいくように注意をするが、「おおかみだから学校には行かない」と返事をした。
すると、「人間として生きようとする雪」と「おおかみとして生きようとする雨」はおおかみに変身。
2人は激しいケンカを始め、
雪は雨に勝てずに傷つき、雨は山へと去ってしまう。
「おおかみこどもの雨と雪」結末
嵐の日、山から戻ってきた雨は
先生が…足を悪くして動けない。たぶん、もうすぐ死ぬ。
今まで先生がしてきたことの代わりを誰かがしなきゃならない。
と花に告げる。
花は山へ行こうとするわずか10歳の雨を懸命に止めるが、雨の気持ちは決まっていた。
一方、学校では生徒たちが体育館に避難し、それぞれが保護者の迎えを待っていた。
最後まで学校に残っていた雪と草平は、教室で“秘密”について語り合った。
あの時、草ちゃんを傷つけたおおかみは私…私なの。
言わなきゃってずっと思ってた。今まで苦しかった。
分かってた…ずっと。
雪の秘密、誰にも言ってない。誰にも言わない。
だから…もう泣くな。
そんな中、花は出ていった雨を探しに山へ向かうが、途中で崖から落ちて気を失ってしまう。
花は意識が朦朧とする中、夢の中でおおかみおとこの彼と再会する。
会いたかった…
今まで苦労かけたね。すまなかった。
ずっと君を見ていた。うん。分かってた。
子どもたちを、ちゃんと育てた。ううん、全然。失敗ばっかり。
本当だよ。雪も雨も立派に育った。
雨が…そうだ、雨がいないの。
雨なら大丈夫だよ。でも…
大丈夫。もう大人だよ。
自分の世界を見つけたんだ。
やがて花が目を覚ますと、花は雨に背負われて里へと下りてきていた。
行ってしまうの?
だって…私まだあなたに何もしてあげてない。
まだなんにも…なのに…
雨はおおかみの姿で山へと走り去り、雨は花を安心させるように遠吠えをした。
その雨の遠吠えに応えるように花は叫んだ。
元気で…しっかり生きて!
次の年、人間として生きていくことを決めていた雪は中学校進学で寮に入った。
花は今も村の家で独り暮らしをしている。
雨の声なのか、おおかみの遠吠えが聞こえてくる…。