ザックソビアックの歌、Cloudsに感動!骨肉腫と闘った高校生!
2015/07/16
今夜21時から放送の「ザ!世界仰天ニュース」に骨肉腫と診断され、17歳で余命宣告をうけた高校生、ザック・ソビアック(Zach Sobiech)くんが紹介される。
余命1年と宣告された彼が、愛する人たち(家族、恋人、友人)に宛てた曲「Clouds(クラウズ)」は日本でも話題となり、世界中で感動を呼んだ。
死を覚悟した彼が、愛する人たちに伝えたかった想いとは?
ザック・ソビアック「Clouds」誕生まで
プロフィール
出典:InMemoryOfZachSobiech facebook
生年月日:1995年5月3日
没年月日:2013年5月20日(享年18歳)
出身地:アメリカ、ミネソタ州
辛い闘病生活
1995年5月3日、ザックくんは上に兄と姉、下に妹をもつ4人兄弟の3番目の子供として、アメリカのミネソタ州に生まれた。
出典:InMemoryOfZachSobiech facebook
ザックくんは高校の入学式を直前に控えていた2009年、骨にできるがん「骨肉腫」を14歳で発症。辛い闘病生活が始まってしまう。
・骨肉腫とは?
10歳代の男子に好発する悪性腫瘍。腫瘍細胞がみずから類骨や幼若な骨をつくる能力をもっており,原発性の骨悪性腫瘍中では最も頻繁に発生する腫瘍である。大腿骨下端,脛骨上端に発生することが多いが,血流によってしばしば肺にも転移する。
出典:コトバンク
様々な手術や化学療法を行ったザックくんだったが、病状は悪化の一途をたどり、2012年5月には骨盤と肺にがんの転移が見つかり、長くても余命1年と宣告されてしまう。
余命1年と宣告され、母親から「さよならの手紙」を書き始めたらどうかとの提案を受けたが、手紙を書くのは得意ではなかったザックくんは、手紙の代わりに自分が得意なギターを使って歌を作ろうと考えた。
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恋人、エイミーに贈った「Clouds」
ザックくんには付き合っている彼女がいた。2011年11月5日、小児がんのためのチャリティーパーティーで知り合ったエイミー・アダメルだ。
病気のため、お互い好意を持ち始めてもなかなか切り出すことができなかったが、周りの後押しのおかげで2人は付き合うことに。
出典:InMemoryOfZachSobiech facebook
いつも支えてくれるエイミーへの感謝の気持ちを綴った「Clouds」は地元のラジオ局に取り上げられ、リスナーから大きな反響を呼び、歌に感動した局の関係者がプロのバンドを集め、ザックくんとレコーディングを実施。
出典:InMemoryOfZachSobiech facebook
「Clouds by Zach Sobiech」のタイトルでYouTubeに公開されたこの動画は、現在1100万回を超える再生回数となっている。
「Clouds(雲)」歌詞和訳
出典:InMemoryOfZachSobiech facebook
僕はこの暗く、孤独な穴に落ちてしまった
そこには僕を気にかけてくれる人なんて、誰もいなかった
僕はそこからはい上がり、穴のふちをつかもうとした
するとそこにはロープを握る君が座っていた※僕たちは上へ、上へ、上がっていく
そして僕は少し高いところへ飛んでいく
僕たちは雲のところまで上がっていく
なぜならそこからの景色の方がちょっといいから
大切な人よ、ほら、ここからの景色は素敵だよ
もうそんなに長くはないんだ 長くはないんだ僕が地上に戻れたら……
でも僕にはもうそのチャンスはないだろう
君は覚悟を持って生きて
やがて僕の手からは、そのチャンスが引きはがされていく
きっといつか僕らは一緒になれる
僕らは上へ、上へ、上がっていく
そして全てはうまくいく(※くり返し)
もし僕に、あと少し時間があったなら
もし僕に、あと少し君との時間があったなら僕らは上へ、上へ、上がっていける
そしてまた一緒になれる
そして手をつないで肩を並べながら座れる
そして全てはうまくいく
またいつか僕は君に会えるだろう
僕たちは雲の上でプカプカ浮きながら
終わりのない世界を一緒に見るんだ(※くり返し)
2013年5月3日、18歳の誕生日を迎えたザックくんは、一時はエイミーと高校の卒業前のパーティー(プロム)に参加出来るまでの元気があったが、その後急激に体調が悪化。
出典:InMemoryOfZachSobiech facebook
2013年5月20日、家族や恋人に見守れながら18歳という若さで、4年にわたる闘病生活を終えた。
なお、彼が作った「Clouds」の収益は、がんの子供を支援する基金へ寄付されている。
まとめ
人生を終えた今も、ザックくんの歌は力強く生き続け、生きる力を与えてくれる。
歌詞を読んで、自分が今抱えている悩みがとても小さく感じた。