杉本晃章の経歴と店の場所！八百屋店主がプロフェッショナルに登場！

今夜22時00分から放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」に『日本一おいしい野菜を知る』と言われる青果店店主・杉本晃章氏が出演する。

極上の野菜や果物を求める客が杉本氏の目利きを信じ、わずか15坪のお店に連日押し寄せてくるそうだ。

今回は、人生を野菜に捧げる杉本晃章氏の経歴やお店の場所、出版している本をご紹介したい。

出典：twitter.com/nosh_media

 杉本晃章のプロフィールと経歴

プロフィール

経歴

1947年（昭和22年）に東京千住で生まれた杉本氏は父親が八百屋を営んでおり、小さな頃から父親について野菜の仕入れに同行するなど、八百屋の仕事を手伝う毎日を送っていた。

そんな杉本氏は中学に入ると、家業を手伝っている自分が嫌になってしまう。学校が終わると友達は皆「石原裕次郎」の映画を見に行く中、家業が優先で一緒に映画を見に行けなった事が今でも悔しく残っているそうだ。

高校は父親の反対を押し切り、都立荒川工業高校電気科に進学。できるだけ店に近寄りたくなかった杉本氏は、卓球部とワンダーフォーゲル部に入部。

夜は遅くまで卓球部で汗を流し、休日は山に篭る学校生活を送っていた。

・ワンダーフォーゲル部とは？

ワンダーフォーゲルという言葉は、はドイツ語で”渡り鳥”という意味です。
1901年にK=フィッシェルという人が徒歩旅行団体を集結してこの名前を付けました。
これは「渡り鳥のように山野を歩いて心身を鍛える」という理念に由来しています。
出典：tgwv.net/

高校卒業後、山の魅力に取り付かれた杉本氏は、山を続けるのが目的で八百屋業に従事。

27歳で結婚し、2児（男）の父親となった杉本氏は、1985年に父親より営業権を譲渡され、2代目として「杉本青果店」を経営することに。

出典：www.sugimototeruaki.com/

2代目として店を継いだ杉本氏だったが、厳しい時代がやってくる。

駅ビルやスーパーが立ち並び、売上を伸ばすために安売りの価格競争に走り、気付いた時にはリピーターだったお客さんが離れてしまっていた。

時代が変わり、明らかに変わったお客さんの層。美味しい野菜を求めて来店してくれたお客さんに申し訳ない気持ちで一杯になった杉本氏は心を入れ替える。

「このままじゃいけない。これからは本当に美味しい野菜だけを提供しよう」
出典：www.sugimototeruaki.com/

本物の味をとことん追求し、お客さんの立場になって商売をした結果、一度離れた昔のお客さんも戻ってきてくれて、売上も伸びてきた。

2004年には第13回優良経営食料品店等全国コンクールでは独自の経営努力が認められ 、農林水産省総合食料局長賞を受賞。

現在では極上の野菜や果物を求める客が杉本氏の目利きを信じ、連日大盛況となっている。

また、東京都青果物商業組合が主催する八百屋の為の研修講座「八百屋塾」の実行委員長としても活躍。

出典：www.shoukumi.or.jp/

八百屋塾のモットーは「八百屋はただの物売りに在らず」。

八百屋の2代目、3代目の方々に真の野菜の姿や果物の持つ特性や素晴らしさを伝え、八百屋の後継者育成のために尽力している。

杉本晃章の本

杉本氏は八百屋としての知恵とノウハウを活かし、本も出版している。

タイトルは「あなたは本当に美味しい野菜を食べていますか？」

一番美味しい旬と産地、野菜のお得な買い方と選び方、買ってはいけない野菜など、八百屋だからこそ知っている、野菜を賢く買うための特徴が詰まっている。

杉本青果店の場所

出典：ringoen-yumoto.cocolog-nifty.com/

まとめ

昔は商店街には必ずあった八百屋さんも、今では大型スーパーに押されてかなり減ってしまい、商店街自体がなくなったり、シャッターだらけになっている。

そんな時代でも小さいお店ながらに成功を収め、八百屋の後継者育成にも尽力している野菜のプロフェッショナル、杉本晃章氏の今後の活躍にも期待したい。

わずか15坪のお店の中では、杉本氏とお客さんの温かい会話が交わされているのだろう。

今夜の放送後は、何気なく選んでいた野菜選びが変わりそうである。