時をかける少女のネタバレ!結末と声優キャストもご紹介!
2015/07/18
今夜21時からの「金曜ロードSHOW!」に細田守監督の最新作、「バケモノの子」公開記念第3弾として、2006年7月15日に公開された『時をかける少女』が放送される。
一度きりの夏を描いた、登場人物も魅力的な青春物語は、日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞に輝いた。
細田守監督ファンの間では第1弾「サマーウォーズ」や第2弾「おおかみこどもの雨と雪」よりも好きな作品との声も聞かれる感動作、『時をかける少女』のネタバレと、気になる結末までをご紹介したい。
「時をかける少女」主要キャスト
仲里依紗は2010年3月に公開された実写版映画『時をかける少女』でも主人公を演じた。
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「時をかける少女」のあらすじとネタバレ
ヒロインの紺野真琴は倉野瀬高校に通う17歳の女子高生。
おてんばで元気いっぱいの真琴は、数学が得意でイケメンな千昭と真面目で優秀な功介と、キャッチボールやノックをして遊ぶのが日課だった。
出典:mery.jp/
ある日の放課後。提出用のノートを理科室へ持ってきた真琴は、誰もいないはずの理科実験室から聞こえる物音を不審に感じ、実験室の中を覗くが誰もいない。
足下にクルミのようなものが転がり出てきたのを見つけた真琴は、かがんで拾おうとすると、突然物陰から謎の人物が現れる。真琴は驚いてバランスを崩し、持っていたノートを放り投げて転んでしまう。
するとその途端に、真琴は現実か幻覚かわからない不思議な世界を浮遊する。気が付くと真琴は実験室に戻っていたが、謎の人物は既に消えていた。
その日の夕方、自転車で商店街の急坂を下っていると、ブレーキが故障してしまい、下にある踏み切りに突っ込んだところに電車がやってきて、真琴の自転車は跳ね飛ばされてしまう。
しかし気がついた真琴は、坂の途中で通行人と衝突し、自転車ごと転倒していたところだった。真琴は1分ほど時間が戻ったように感じていた。
真琴の叔母である芳山和子(魔女おばさん)に真琴は相談すると、和子は「タイムリープ」だと真琴に告げる。タイムリープとは時間を跳び越える能力で、年頃の女の子にはよくあることで自分も経験者だという。
それからの真琴は、タイムリープで時間を戻り放題。妹に食べられたプリンを自分で食べたり、カラオケを10時間したり、夕飯の筑前煮を避けるために一昨日の晩御飯時に戻ったりとやりたい放題。
しかしタイムリープを使うたびに、腕に書かれた数字のカウントは減っていった。
そんなある日の放課後、親友だと思っていた千昭から告白される。親友としての関係を大切に感じていた真琴は、タイムリープでそれをなかったことにしてしまう。
真琴の叔母である芳山和子はその話を聞いて、それは千昭がかわいそうだと話す。
翌日、何も知らない千昭は真琴に話しかけるが、真琴はタイムリープをした罪悪感から千昭を避けるように。
千昭に思いを寄せていた真琴の親友、早川友梨が千昭にアタックをかけ、千昭と友梨は付き合うことになる。
嬉しそうな千昭を見て、真琴は自分に告白した千昭に嫉妬するがどうすることもできない。
そんな中、真琴は下級生の果穂が、以前に真琴がタイムリープを使ってズルをし、テストで満点をとったせいで、真琴の親友である功介への告白に失敗していたことを知る。
功介は医学部志望の優等生。真琴より低い点だったことに焦りを感じ、もっと勉強に集中しなければならないと感じたからだ。
またもや罪悪感を感じた真琴は、タイムリープでテストのあった7月13日に戻ってひどい点を取り、功介が果穂にちょっとした怪我をさせるように仕向けた。
功介は果穂を介抱して2人は急接近。真琴はいいことをしたと満足気な表情を浮かべる。
しかし、その直後にタイムリープの回数には限りがあり、もう残り1回しか出来ないことに気づく。
その日の放課後、果穂は功介に告白して2人は無事付き合うことに。
功介は怪我をした果穂を病院に連れて行くため勝手に真琴の自転車に乗っていってしまうが、今日は真琴の自転車のブレーキが故障する日だった。
焦った真琴は商店街の坂道に駆けつけるが、そこに功介たちはいなかった。
そのとき千昭から電話がかかって来た真琴は「お前、タイムリープしてない?」と、千昭にタイムリープをしているのではないかと疑われてしまう。
真琴は千昭からの質問に焦り、ついにタイムリープ最後の1回を使ってしまうことに。
そこへ功介と果穂が乗った真琴の自転車が通りかかる。真琴は功介たちを止めようとするが追いつけない。
スピードを上げて坂を下り、ブレーキが壊れる自転車。
腕に表示された数字のカウントは「00」。タイムリープはもう使えなかった。
真琴は「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれー!」と泣き叫ぶが…
「時をかける少女」結末
泣き叫ぶ真琴だったが事故は起こらず、時間が止まっていた。
そばには千昭がいて、自分は「未来から来た人間」であること、最後のタイムリープを使って功介達を助けたことを真琴に告げる。
「未来には帰れないが、タイムリープのことを過去の住人に知られたからにはもう側にいられない」と、千昭は学校を自主退学、真琴と功介のもとから姿を消してしまう。
千昭のいない生活に戻った真琴は、自分の気持ちに気づいていた。
そんな中、自分の腕に「01」とタイムリープのカウントが復活していることに驚く真琴。千昭の使ったタイムリープの影響で、時が真琴が最後の1回を使う前に戻っていたのだ。
真琴は最後のタイムリープを使い、まだタイムリープを使えなかった以前の理科室に戻り、友梨には千昭のことを好きなことを伝え、功介には自転車に乗ったら罰金5000円だと伝え、千昭には「タイムリープを使えるようになった」こと、これからどんなことが起きるのかについても伝えた。
千昭にはまだ未来に帰るタイムリープの力が残されている。
別れを惜しむ真琴に、千昭は「未来で待ってる」と囁いた。
真琴は「うん。すぐ行く。走っていく。」と答えた…。