映画『王妃の館』あらすじとキャスト。原作は直木賞作家の浅田次郎!
俳優の水谷豊が主演を務める映画『王妃の館』が4月25日(土)から公開となる。直木賞作家の浅田次郎が原作ということもあり、公開前から話題を呼んでいる。「相棒」シリーズでおなじみの橋本一監督が、今回は「キャラ合戦」と語っていた。個性豊かなキャラクターを豪華俳優陣で送る、王妃の館に迫る。
出典:イイ映画
目次
『王妃の館』のあらすじは?
物語の舞台となるのは、パリの一流ホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」。通称『王妃の館』。そんな最高級ホテルの知名度を利用したとんでもないツアーを、破産寸前の旅行会社が企画する。
旅行会社が企画したとんでもないツアーとは、2組男女11人のツアー客に対し、王妃の館のスイートルームを利用できるツアーを昼と夜でダブルブッキングするという作戦だった。そしてそのツアー参加者達もそれぞれに問題を抱える個性的なキャラクターばかりだ。
そんなツアー参加者の中でもひときわ個性の強い、水谷豊演じる主人公「北白川右京」。彼は17世紀のルイ14世を主人公にした小説を執筆するためにツアーに参加していた。
彼は持ち前のマイペースと独特な人柄で、参加者達を混乱に巻き込みながら、17世紀の世界へと引きずり込んでいくという笑いあり、涙ありの物語だ。
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物語の舞台となる「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」のモデルは?
物語の舞台「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」。このホテルのモデルとなったのは、パリのマレ地区の中心ヴォージュ広場の一角にある歴史的な高級ホテル、「パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ」だ。
出典:jhrca.com
静かな隠れ家を求める人達から大人気のこのホテルは、緑が生い茂る庭と、趣きのある玄関が特徴的なホテルだ。浅田次郎氏は実際に、このホテルに宿泊して原作を書き上げた。
キャストが演じる個性的なキャラクター
出典:モーニングバード
売れっ子作家。独特のファッションセンスを持っている。新作『王妃の館』を執筆するためツアーに参加した。カエルグッズとスイーツが好き。
倒産寸前の旅行会社の女社長。今回のツアーの”2重売り”を企画した張本人。頭は相当切れる。
200万円という大金をはたいて参加したワケありOL。右京のファン。同じツアーに彼がいることで浮かれている。
ツアーの添乗員で朝霞の部下。心優しく気が弱いため、”2重売り”をしているプレッシャーからツアー中はずっと腹を下し続けている。
堅物の熱血系警察官。情に厚く人がいい一面もある。しかし酒癖がかなり悪い。
ショーパブのスター。女装家で身のこなしは完全に女性だが、腕力は強い。失恋がきっかけで参加した。
ホステス。服装がかなり派手で軽そうに見えるが、実はかなりの苦労人。お肌のケアにも余念がない。
ベテランの文芸誌編集者。新人時代初めて担当した作家が右京で、彼をリスペクトしている。右京の新作を自社から出版するために参加した。
香取の後輩編集者。香取の熱意に押されて参加。右京のスランプを疑っている。香取と同室だが、男女の関係ではない。
イケイケの成金実業家。派手な服装で身を固めるが、頭髪に悩みを抱えている。品はないが憎めない男。
複雑な過去を持つ元詐欺師。自分の事を語らず1人行動を好む。フランス語も堪能。
ルイ14世の愛を受けた寵妃。息子であるプティ・ルイに大けがを負わされてしまう悲劇の女性でもある。
ルイ14世とディアナの息子。ある事件のせいで、足を引きずるようにしか歩けない。いじめられても決して相手を悪く言わない優しい少年。
フランスの”太陽王”と崇められた王。幼いころの経験から心に闇を抱えている。愛するディアナと息子を傷つけたことで心を痛めてきた。
出典:王妃の館公式サイト
邦画史上初となるヴェルサイユ宮殿にて撮影
2014年の6月からパリでクランクインし、セーヌ川、ルーヴル美術館、ヴォージュ広場といった観光名所やさきほどご紹介したホテル「パヴィヨン・ドゥ・ラ・レーヌ」、そして邦画では初となるヴェルサイユ宮殿にて撮影は敢行された。
ヴェルサイユ宮殿での撮影は許可が下りるまで3ヶ月もの時間がかかり、休館日を利用し1日貸し切っての撮影となった。
出典:王妃の館インスタグラム
予告動画
出典:シネマトゥデイ
まとめ
監督が「キャラ合戦」と語っていたワケありなキャラクター達を豪華俳優陣が演じているのを想像しただけで今からとてもわくわくする。また、パリの観光名所や世界遺産で撮影された映像美はとても豪華に仕上がっているに違いない。
「右京」と聞くとどうしても水谷豊のイメージからドラマ「相棒」を連想してしまうが、全く別物の右京をスクリーンの中でいかにして演じているのか今からとても楽しみである。
日本とフランスのスタッフが一丸となった映画『王妃の館』は間違いなくゴールデンウィークに話題を呼ぶだろう。