海街diaryネタバレとあらすじ!結末とキャストもご紹介
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、映画『海街diary(うみまちダイアリー)』が地上波初放送される。
吉田秋生さんの人気コミックを映画化したのは、「誰も知らない」「そして父になる」などの是枝裕和監督。
2015年6月13日に公開され、「第39回日本アカデミー賞」では最多4部門で最優秀賞を受賞している。
今回は、四姉妹が家族の絆を深めていく映画『海街diary』のネタバレとあらすじ、豪華キャストをご紹介したい。
映画「海街diary」キャスト
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映画「海街diary」あらすじとネタバレ
鎌倉の古民家に暮らす香田家の3姉妹の元に、14年前に家を捨てて出ていった父親の訃報が届く。
父親は山形の温泉旅館で働いており、3姉妹は再々婚をした相手との間に腹違いの妹・浅野すずがいることを知る。
長女・幸は仕事で葬儀に出席できないため、次女・佳乃と三女・千佳を山形に向かわせた。
山形に到着した2人を駅で出迎えたのは、中学生になるすずだった。
翌日、葬儀に来ない予定だった夜勤明けの幸(看護師)が現れる。
葬儀を終えた3姉妹が鎌倉に帰ろうとすると、父親が残していた3姉妹の「幼い頃の写真」をすずが持ってきてくれた。
幸はすずに父親との「思い出の場所」に案内して欲しいと頼み、そこで3姉妹は父親の看病をしてくれたすずに感謝した。
駅ですずと別れる際、肩身の狭いすずを心配した幸は「鎌倉で一緒に暮らさない?」と話を持ちかける。
すると、すずは「行きます」と即答し、4姉妹となった香田家の新しい生活がスタートする。
明るい正確のすずは、女子寮のような香田家の生活にもすぐに溶け込んだ。
しかし、幸は3姉妹の大叔母(母方の祖母の妹)・菊池史代に「これでまた嫁に行くのが遅れるわ」と心配された。
サッカーが好きなすずは、地元のサッカーチーム「湘南オクトパス」に入団。
スポーツ用品店で働く千佳は、店長の浜田三蔵と交際しており、2人はすずのサッカーチームのサポーターとなった。
すずはクラスでも人気者となり、3姉妹を見守ってきた「海猫食堂」の店主・二ノ宮さち子や、常連客で「山猫亭」の店主・福田仙一にも気に入られる。
そんな中、市民病院で看護師として働く幸は、病院から新設されるターミナルケア病棟(終末期病棟)への転属を依頼される。
「看取る」医療の難しさを感じていた幸は、小児科医・椎名和也に相談。
椎名は心の病を抱える妻と別居していたが、幸と不倫関係を続けていた。
幸が家に帰ると、すずが酔っ払って倒れていた。
サッカーでの活躍を祝うために千佳が梅酒を飲ませていたが、それは佳乃が自分用に作った「焼酎入りの梅酒」だった。
泥酔したすずは義母や父に溜まっていた不満をぶちまけるが、姉妹たちは酒癖の悪さが佳乃に似ていることに苦笑した。
一方、男運と酒癖が悪い佳乃は、金を貢いでいた恋人と別れてしまうが、それを機に「仕事に生きる」と宣言する。
新学期を迎えたすずは、クラスメイトで湘南オクトパスのチームメイト・尾崎風太と親しくなり、学校では2人が「付き合っている」との噂が広まっていた。
外回りの仕事をするようになった佳乃は、「海猫食堂」の店主・二ノ宮さち子が弟から遺産相続分を請求され、さち子の宝物である店が存続の危機に直面していることを知ってしまう。
翌日、友人たちと「山猫亭」を訪れたすずは、そこで食べた『しらすトースト』から、仙一が父親と知り合いだったことを知る。
父親のことを思い出したすずが落ち込んでいると、それを見た風太はすずを自転車の後ろに乗せ、2人は満開の桜並木の下を疾走した。
そんな中、法事に3姉妹の母・佐々木都がやってくる。
都は夫に捨てられた後、幼かった3姉妹を残して家を飛び出し、再婚相手となる男と北海道で暮らしていた。
幸は身勝手な母に反発しており、すずは都から何を言われるかと心配していた。
都はすずに「仲よくね」と伝えたが、直後に「家を処分したらどうかな?」と言い出す。
都と幸が喧嘩になったところを史代が止めるが、すずは不倫の子であることで引け目を感じていた。
その後、幸と料理をしていたすずは突然「ごめんなさい」と言った。
奥さんがいる人を好きになるなんて、
お母さんよくないよね。
しかし、幸も椎名と不倫関係であるため、複雑な気持ちだった。
翌日、遅出のため家にいた幸を都が訪ね、姉妹やすずたちに渡しそびれていたお土産を置いていく。
都は飛行機の時間があるため足早に立ち去ろうとするが、幸は都を追いかけて祖母の墓参りについて行った。
そこで都は、「家を処分したらどうかな?」と言ったことを幸に謝り、幸は北海道に帰る都に家族の思い出の「梅酒」を手渡した。
一方、千佳とすずは一緒にカレーを作り、千佳は祖母との思い出の味が「ちくわカレー」だと説明した。
千佳は父親のことをあまり覚えておらず、すずに「いつか聞かせてね」と言った。
佳乃は都市銀から来た上司・坂下美海とさち子の店を残すために奔走していたが、さち子にはもう一つ深刻な問題があった。
さち子は余命が限られており、店を閉めてターミナルケア病棟(終末期病棟)に入ることを決めていた。
2人はその話を聞いてとても落ち込むが、最後までさち子のことを考える坂下に佳乃は惹かれていた。
映画「海街diary」結末
椎名は最先端の小児医療を研究するため、アメリカに行く決意を固めていた。
椎名は「一緒に来てくれない?」と幸に頼み、さらに「女房とは別れる」と言った。
幸が突然の報告に悩んでいると、幸の様子を心配した3人は話し合い、佳乃から「このうちなら大丈夫だよ」と告げられる。
しかし、幸は悩んだ末に姉妹たちとの生活を選び、椎名との別れを決断した。
浴衣を着て花火大会に出かけたすずは、風太やチームの仲間たちと船に乗って花火を見物。
すずが自宅に戻ると、姉たちが浴衣を着て待っており、4姉妹は庭で花火を楽しんだ。
翌日、幸はすずの身長を家の柱に刻んだ後、幸とすずは2人で山に登った。
海と街が見渡せるその場所は、幸が小さい頃に父とよく訪れており、父が家を離れてからも1人で来ていた場所だった。
2人は「お父さん、お母さんのバカー!」と叫ぶと、すずは涙を流しながら「もっと一緒にいたかったのに」とつぶやいた。
お母さんのこと、話していいんだよ。
すずはここにいていいんだよ。ずーっと。
その後、幸は看護師としてさち子の最期を看取り、4姉妹は葬儀に参列。
さち子の遺影は、仙一が最後のデートをした際に撮影したものだった。
帰り際、仙一は姉妹たちの中からすずを呼び止め、「お父さんの話、聞きたくなったらこそーっとおいで」と告げた。
4姉妹は浜辺を歩きながら、『人生の最後に何を思い出せるか』を語り合い、幸は波と戯れるすずを見ながらこう言った。
お父さん、ホントダメだったけど、優しい人だったのかもね。
こんな妹を残してくれたんだから。