キングコング(映画)髑髏島の巨神ネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『キングコング 髑髏島の巨神』(どくろとうのきょしん)が地上波初放送される。
キングコングを謎の島に君臨する“神”として描いた「髑髏島の巨神」が公開されたのは、2017年3月25日。
危険に満ちた島に派遣された調査隊が、次々と現れる謎の巨大生物と壮絶な死闘を繰り広げる。
今回は、コングの故郷を舞台に描いたアドベンチャー大作・『キングコング 髑髏島の巨神』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「キングコング 髑髏島の巨神」声優キャスト
「キングコング 髑髏島の巨神」あらすじとネタバレ
1944年…南太平洋の謎の島に、米海軍のマーロウと日本兵イカリグンペイの飛行機が墜落する。
マーロウとイカリはお互いに銃を撃ち合い、島の奥地に入り込んで必死に戦った。
やがてイカリがマーロウにとどめを刺そうとすると、突然2人の目の前に巨大なコングが現れた…。
1973年…ベトナム戦争が終結したばかりのワシントンは、街も政府も混乱状態だった。
そんな中、特務研究機関・MONARCH(モナーク)に所属する地質学者のランダとブルックスは、神話と科学が交わる島・「髑髏島」の調査許可をウィリス上院議員に訴えた。
モナークの存在にも否定的なウィリスは乗り気ではなかったが、ブルックスの説得で仕方なく調査を許可した。
ソ連衛星が上空を通過し、3日後には同じ画像を手に入れる。
どんな島でも、わが国が先に調べるべきだ。
一方、ベトナムからの撤退が決まっていたパッカード大佐は、調査団護衛の任務を喜んで引き受けた。
また、ランダとブルックスはサイゴン(ホーチミン市)に向かい、案内役として元SAS(英陸軍特殊部隊)大尉の傭兵・コンラッドを大金で雇った。
その後、ランダたちの動きを独自のルートで調べていた戦場カメラマン・ウィーバーも半ば強引に調査隊に加わり、護衛艦「アテナ号」は髑髏島に向けて出発する。
髑髏島は常に嵐に囲まれており、外界から遮断されてきた謎の島。
パッカードの武装したヘリ部隊・「スカイデビルズ」が初めてその壁を破ることになり、護衛部隊は資源調査団とタッグを組むことになった。
また、上陸後は嵐の影響で護衛艦とは交信できないため、3日後に補給部隊と島の北端で合流する計画となった。
やがて一行はパッカードの指示で出発し、激しい嵐をくぐりぬけて島に到着した。
先に降りた資源調査団は島の地層を調べるため、ヘリからサイズミック(爆弾)を投下して地層の密度を調べた。
爆弾を投下して樹海が火の海になる中、ヘリの一機が飛んできた樹にぶつかって墜落した。
すると、ヘリ部隊の目の前に「高層ビル」のような巨大なコングが現れ、その圧倒的な力で次々とヘリを墜落させた。
やがてヘリ部隊は壊滅状態になり、多くの部下を失ったパッカードはコングに『復讐』を誓った。
生存者はパッカードのグループとコンラッドのグループに分断された。
それぞれ連絡が取れないまま、コンラッドたちは3日後に補給部隊と合流予定の「島の北端」を目指すことになった。
一方のパッカードは生き残った部下を集め、別の地点で生き残っていた兵士・チャップマンの救出に向かう。
チャップマンが乗っていたヘリには武器が残っており、パッカードはその武器を使ってコングと戦うつもりだった。
その後、パッカードは近くにいたランダに銃を向け、『隠していることをすべて言え』と言った。
するとランダは、モナークが追うのはMUTO(未確認巨大陸生生命体)で、島に来た理由が「地質調査ではない」ことを告白した。
USSロートンを?誰も知らん。
乗組員1000人の戦艦だが生き残りは私1人。軍は家族に“戦闘で撃沈された”と…。
だがこの目で見た。容赦なく破壊された。
その事実を証明するために30年を費やした。
この惑星の支配者は、人類以前に存在した古代種生物だ。
その後、沼地を移動していたコンラッドたちは、巨大な水牛「スケル・バッファロー」と遭遇した。
バッファローはコンラッドたちにゆっくりと近づいてきたが、おとなしい性格なのか襲ってくることはなかった。
一方、パッカードたちが竹薮を歩いていると、巨大なクモ「バンブー・スパイダー」に襲撃される。
パッカードたちがスパイダーに気がついた時には兵士の1人が殺されており、兵士のミルズもスパイダーに捕まってしまう。
しかし、パッカードたちは「竹」に似たスパイダーの足を次々と切り落とし、ミルズを救出してスパイダーを倒した。
その後、森の奥に進んだコンラッドたちが古代の遺跡を発見すると、姿を現した島民たちにあっという間に包囲されてしまう。
驚いたコンラッドたちと島民たちが一触即発となりかけた時、島民の中から1人の老人が現れ、武器を構えたコンラッドたちを制止した。
白いヒゲに軍服を着た老人の名はマーロウ。
1944年に髑髏島に不時着し、日本兵・イカリグンペイと戦った元米海軍のパイロットだった。
俺とグンペイがこの瞬間をどれほど待ちわびたか。
28年と11か月。脱出に8度失敗。
だが世界は、向こうから来た。
一方、パッカードたちを待っていたチャップマンが川で水を汲んでいると、突然コングが現れて傷ついた体を洗い始めた。
すると川底からタコとイカのハーフ?のような「リバー・デビル」が現れ、その触手をコングに巻き付けた。
しかしコングはまるで動じず、リバー・デビルを踏み潰して触手を食いちぎり、食べ歩きながらそのまま去っていった。
慌てて岩陰に逃げたチャップマンは、ただ隠れて見ているしかなかった。
その後、今まで生き延びていたマーロウは、コンラッドたちを「巨大な壁」に守られている島民たちの集落に案内した。
年齢も謎の島民たちは犯罪も個人所有もなく、欲とは無縁で言葉も話さなかった。
しかし、『言葉では話さん』と語るマーロウは島民たちの考えを理解しており、コンラッドたちは島民たちに迎え入れられた。
やがてコンラッドたちは集落の奥にある「神聖な場所」に案内され、そこでマーロウは『コングは島の神』だと言った。
何千年もの間、島民は怯えながら生きてきた。
恐れていた生き物が島民を守り始めた。だが、平和は続かなかった。
島民は最後の救世主を崇めた。そうだ、コングだ。
島を守ってる。たったひとりでな…。
この島はコングの家。我々は客だ。
他人が家に爆弾を落としたら、ケンカになるさ。
また、イカリグンペイを殺したのはコングではなく、マーロウが『地下に潜む悪魔』と呼ぶ巨大トカゲ「スカル・クローラー」に殺されていた。
コングは因縁の関係にあるスカルクローラーから何世紀も島民を守っていたが、コンラッドたち調査隊の「爆撃」がスカルクローラーたちを目覚めさせてしまった。
小さいヤツならコングの手に負えるが…デカいのが地の底に。
コングの家族も殺された。
生き残ったコングが成長期でよかった。
コングが死んで、デカいトカゲが現れたら永久に“おやすみ”だ。
その後、マーロウはコンラッドたちと島から脱出し、妻と子供を残した故郷・シカゴに戻る決意をした。
するとマーロウはイカリと6年がかりで作った船「グレイ・フォックス号」をコンラッドたちに紹介し、3日後の合流に向けて修理を急いだ。
そんな中、ウィーバーが島民たちを撮影していると、動けずにいた「スケルバッファロー」を壁の近くで発見する。
ウィーバーがヘリの残骸に引っかかっていたバッファローを助けようとすると、そこへコングが現れてヘリを破壊した。
コングを目の前にしたウィーバーは立ちすくんだが、コングはウィーバーに危害を与えずそのまま去っていった。
一方、チャップマンが森の中で休憩していると、座っていた「大木」が突然動き出した。
その大木は木の姿に擬態した巨大ナナフシ「スポア・マンティス」で、驚いたチャップマンは銃で攻撃した。
すると巨大ナナフシはあっさりと立ち去ったが、チャップマンが安心した次の瞬間、背後に隠れていたからスカルクローラーに一瞬で飲み込まれてしまう。
※ちなみに、スカル・クローラーの元ネタはエヴァンゲリオンの「サキエル」、千と千尋の神隠しの「カオナシ」、ポケットモンスターの「カラカラ」。
「髑髏島の巨神」は日本のアニメ、漫画、ゲーム好きを公言する『オタク監督(ジョーダン・ボート=ロバーツ監督)』の趣味が詰め込まれている。
その後、マーロウは兄弟同然だったイカリの墓を訪れ、一緒に島を出ると誓ったイカリの「日本刀」を持って船に向かった。
やがてマーロウとコンラッドたちはグレイ・フォックス号に乗り込み、マーロウは見送る島民たちに別れを告げた。
コンラッドたちが順調に川を下っていくと、突然パッカードたちとの「通信」が回復した。
するとパッカードはすぐに照明弾を撃ち、近くにいることが確認できたコンラッドたちと合流することになった。
その直後、資源調査団のニエベスが怪鳥「サイコ・バルチャー」の群れに襲われてしまう。
空中に連れ去られたニエベスはバラバラに引き裂かれ、コンラッドたちはその一瞬の出来事をただ見ているしかなかった。
やがてコンラッドたちと合流したパッカードは、生きていると思っているチャップマンの救出にこだわっていた。
マーロウは「捜索なんて無理だ」と訴えたが、パッカードにはヘリに残った武器回収の目的もあり、一行は西の山に向かって歩き出した。
その後、一行は巨大な骨が散らばる荒れ地に入った。
その中にはコングの両親の骨も横たわっており、山へ向かうにはその荒れ地を進むしかなかった。
一行が仕方なく進んでいると、兵士のコールがタバコを投げ捨てて「爆発」を起こした。
その荒れ地には可燃性のガスが吹き出ており、一行はその音に気がついたスカル・クローラーに襲われてしまう。
パッカードたち護衛部隊は重機関銃や火炎放射器でどうにか撃退したが、ランダは一瞬にして飲み込まれ、パッカードはまたしても多くの部下を失った。
「キングコング 髑髏島の巨神」結末
コンラッドは荒れ地で拾ったチャップマンの『ドッグタグ』をパッカードに見せた。
しかし、コングへの復讐を誓うパッカードは「ヘリを捜す」と言い張り、パッカードと護衛部隊はヘリの捜索へ、コンラッドは残りのメンバーを連れて船に戻ることになった。
その夜、ヘリから武器を回収したパッカードたちは、川岸に爆薬を集めてコングに「罠」を仕掛けた。
一方、コンラッドとウィーバーが崖の上から方角を確認していると、そこにコングが現れた。
するとウィーバーがコングの顔に触れたが、コングはウィーバーを見つめながらおとなしくしていた。
しかし、パッカードたちが準備していた爆弾を爆発させると、怒り出したコングは川岸に向かった。
爆発を見ていたコンラッドとウィーバーも仲間のもとに戻り、ブルックスとリンを船に向かわせ、マーロウを連れてコングを助けに行った。
やがてパッカードを発見したコングは突っ込んでいったが、パッカードは川に流した燃料に火を放った。
するとコングはあっという間に炎に包まれ、さすがのコングもその場に倒れ込んでしまう。
さらに、パッカードは倒れたコングに爆弾を仕掛けしかけようとしたが、そこにコンラッドたちが駆けつけて説得した。
復讐に燃えるパッカードは聞く耳を持たなかったが、そこに巨大なスカル・クローラーが川から現れた。
するとコングも目を覚まし、目の前にいたパッカードは「拳」で叩き潰されてしまった。
コンラッドたちは船に向かって必死に走ったが、すぐにスカルクローラーに追いつかれてしまう。
すると兵士のコールが両手に「手榴弾」を持ち、身を犠牲にしてスカルクローラーに向かっていった。
しかし、スカルクローラーは長い尻尾でコールを弾き飛ばし、コールはそのまま岩肌にぶつかって爆発してしまう。
スカルクローラーがコンラッドたちの後ろに迫った時、岩を持ったコングが現れてスカルクローラーに叩きつけた。
その隙にコンラッドたちはその場から逃げ出し、ウィーバーは崖の上から照明弾を撃った。
パッカードの攻撃で負傷していたコングは劣勢を強いられるが、そこにブルックスとリンが乗った船が現れ、ブルックスは船の上から重機関銃で攻撃した。
やがてコングはスカルクローラーを追い詰めるが、激しい戦いで岩山が崩れ、崖の上にいたウィーバーが川に転落してしまう。
するとコングはその大きな手でウィーバーをすくい、ウィーバーを掴んだままスカルクローラーの舌を引き抜いた。
勝利を収めたコングはウィーバーを川岸に降ろし、ウィーバーの無事を確認して静かに立ち去った。
やがてコングを見送った一行は島の北端でヘリに救助され、その様子を見ていたコングは激しく胸を叩いた…。
その後、無事にシカゴに戻ったマーロウは、妻と子供と28年ぶりの再会を果たした。
マーロウはホットドッグとビールを持って「カブス戦」の中継を楽しんだ。
一方、コンラッドとウィーバーはモナークの尋問室に拘束されていた。
すると2人の目の前にブルックスとリンが現れ、『この島は始まりにすぎない』と言った。
この世界は、元々ヤツらのものだった。
問題はいつ奪い返されるかだ。
“王”はコングだけじゃない。
プロジェクターに映し出された壁画の写真には、ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラの姿があった…。