パシフィック・リムのネタバレとあらすじを結末まで!声優キャストも
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、映画『パシフィック・リム』が地上波初放送される。
「パンズ・ラビリンス」「クリムゾン・ピーク」などの鬼才ギレルモ・デル・トロ監督のSF怪獣映画が日本で公開されたのは、2013年8月9日。
全世界のSF、ロボット、特撮ファンの心を鷲掴みにした今作は、監督が日本のマンガや怪獣映画に強い影響を受けて製作した超大作だ。
今回は、菊池凛子さんや芦田愛菜ちゃんも出演しているSF怪獣映画『パシフィック・リム』のネタバレとあらすじ、声優キャストをご紹介したい。
目次
映画「パシフィック・リム」声優キャスト
ローリー・ベケット
森マコ
スタッカー・ペントコスト
ニュートン・ガイズラー博士
ハーマン・ゴッドリーブ博士
ハーク・ハンセン
テンドー・チョイ
チャック・ハンセン
ハンニバル・チャウ
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映画「パシフィック・リム」あらすじとネタバレ
【怪獣】日本語:巨大生命体
【イェーガー】ドイツ語:狩人
2013年8月、地球外生命体が現れたのは太平洋の底からだった。
海底のプレートが崩落し、「異次元」への扉が開いた。
『時空の裂け目』から現れた怪獣はサンフランシスコを襲撃。
陸空軍の総攻撃により怪獣は6日後に倒されたが、3つの都市が壊滅した。
それからわずか6ヶ月、2体目がマニラ、3体目はメキシコを襲撃。
世界は資源を供給し合い、対立関係を忘れて一丸となった。
怪物と戦うため、人類は怪物(巨人兵器)を作り出した。
「イェーガー計画」の誕生だ。
操縦システムは神経への負担が大きすぎるため、2人で操縦する方式となった。
2人がそれぞれ右脳と左脳で操縦し、人類は反撃を開始。
勝敗はパイロットの腕次第となり、やがてパイロットは人気者になった。
イェーガー計画によって、危機は“イベント”に変わった。
人類の危機は去った…と思われた。
・2020年 アラスカ(怪獣戦争7年目)
時空の裂け目に変化があり、アンカレッジをカテゴリー3の怪獣「ナイフヘッド」が襲撃。
イェーガーのパイロットであるローリー・ベケットは、同じくパイロットの兄・ヤンシーとともに『ジプシー・デンジャー』に乗って敵を迎え撃つ。
「ドリフト」というテクノロジーは、戦闘機の神経操縦システムの応用。
パイロット2人の“記憶”が溶け合って心身一体となり、つながりが深いほど強くなれる。
ベケット兄弟は英雄で、怪獣との対戦は今回のナイフヘッドで5匹目だった。
ジプシー・デンジャーに乗った2人は命令を無視し、近くにいた漁船を助けてから怪獣と戦った。
プラズマ砲で仕留めたかに思えたが、ナイフヘッドの反撃を受けて左腕を失い、兄のヤンシーが機体の外に吹き飛ばされてしまう。
ローリーは1人でナイフヘッドを撃破するが、そこでジプシー・デンジャーとの通信が途絶えてしまう。
・2025年 アラスカ基地
怪獣はイェーガーの戦術を学んで適合し、常に進化していた。
やがてカテゴリー4の怪獣が次々と出現し、世界各国の政府はもはや「イェーガー」が有効な対処法ではないと判断した。
環太平洋防衛軍 (PPDC) の司令官、スタッカー・ペントコストは計画の中止を伝えられ、各国の政府からの援助を打ち切られてしまう。
・アラスカ州 シトカ
ローリーは兄を失ってからはパイロットを辞め、「命の壁」の建造に携わっていた。
各国の政府は次々と壁を建造して防御策に出たが、その壁は怪獣相手には無意味だった。
そんな中、突然ローリーの元にペントコストが現れ、パイロット復帰の話を持ちかけてくる。
ペントコストに「君が死にたいのはここか?それともイエーガーの中か!?」と説得されたローリーは、計画に参加することを決意する。
・香港 イェーガー基地(シャッタードーム)
ローリーは基地でパイロットの選定や機体の修復を担当する研究者・森マコと出会う。
マコはローリーが過去に乗っていた第3世代イェーガー(ジプシー・デンジャー)の修復作業をしていた。
以前はこの基地に30機のイェーガーが格納されていたが、今残ったのはたったの4機だった。
怪獣の襲撃の頻度は増えており、基地には「怪獣タイマー」があった。
そのタイマーは襲撃があるたびにリセットされていたが、次の襲撃予定は1週間後だった。
ペントコストの計画は、第5世代のイェーガー・「ストライカー」に時空の裂け目に核弾頭を運ばせることだった。
研究班のガイズラー博士とゴッドリーブ博士は、時空の裂け目に爆弾を投下すれば、2つの世界を結ぶ通路を遮断できると考えていた。
その後ローリーは、訓練でマコの戦闘能力の高さに惚れ込んでイェーガーの搭乗者になることをペントコストに懇願するが、あっさりと拒否されてしまう。
マコは過去のトラウマから搭乗を止められていたが、ペントコストは悩んだ末にローリーとの搭乗シミュレーションを開始する。
その直後、ガイズラー博士は自作の装着を使って怪獣の脳とドリフトし、自分が見た光景をペントコストに伝えた。
ガイズラー博士によると、「怪獣の“飼い主”たちは植民地を探しており、1つの星を支配して資源が尽きたら次へ行く」という。
怪獣は過去(恐竜の時代)にも地球に来ていたが環境に適応できず、「オゾン層の破壊や大気汚染で望む環境ができた」と説明した。
一方、マコは『記憶』を深追いして危うく事故を起こしかけるが、プラズマ砲の発射直前でなんとか現実にとどまる。
記憶を制御できなかったマコはパイロットから降ろされるが、ローリーは諦めていなかった。
あなたは彼女を救い、育てた。
だが今は力を発揮するのを妨げている。
マコは幼少期に怪獣に襲撃された際、ペントコストが操縦するイェーガーに助けられ、その後養女として育てられていたのだ。
・香港 骸骨街
ガイズラー博士は再び怪獣の脳とドリフトするため、怪獣の死骸を解体して売りさばく怪獣ディーラーのボス「ハンニバル・チャウ」のもとを訪れていた。
するとその直後、カテゴリー4の怪獣2体が香港を襲撃。
ペントコストは「チェルノ・アルファ」「クリムゾン・タイフーン」「ストライカー」の3機を出撃させるが、過去最大級の怪獣に苦戦し、チェルノ・アルファとクリムゾン・タイフーンが破壊されてしまう。
ストライカーは電磁波の攻撃を受けて機能停止となり、基地の電源も復旧するには2時間必要だった。
すると為す術がなくなったペントコストは、「ジプシー・デンジャー」の出撃を命令。
マコは初の実戦だったが、ローリーがフォローして怪獣2体の撃破に成功する。
その後、ガイズラー博士が怪獣の死骸を調査していると、怪獣が妊娠していることに気づく。
すると怪獣の胎児が突然飛び出し、ガイズラー博士とハンニバル・チャウは追い詰められる。
怪獣は突然動かなくなるが、油断したチャウが怪獣に飲み込まれてしまった。
一方、ローリーはペントコストの体調を心配していた。
ペントコストは東京の戦いで多量の放射線を浴びており、すでに末期癌に侵されていたのだ。
しかし心配している間もなく、カテゴリー4の怪獣2体が同時に出現する。
ペントコストは「ジプシー・デンジャー」と「ストライカー」の2体で『時空の裂け目』の破壊作戦の実行を決断。
腕を骨折したハークの代わりに自らがストライカーに乗り込み、ハークの息子のチャックと出撃する。
映画「パシフィック・リム」結末
ガイズラー博士が再び怪獣の脳とドリフトしようとすると、ゴッドリーブ博士もドリフトを決意。
2人はパイロットと同じように神経回路を共有し、このままでは計画が失敗することを確信した。
2人は裂け目の中に爆弾は通らないことを必死に伝え、裂け目は「怪獣のDNAを読んで通す」と説明した。
爆弾を怪獣だと認識させないと!
怪獣に抱きつくんだ!
ゲートが怪獣を認識し中に入れる。
でないと爆弾ははね返され、計画は失敗だ!
2機が海底に到着すると、3体目となるカテゴリー5の怪獣も出現して追い詰められてしまう。
ジプシー・デンジャーは右腕と右脚を損傷しながらも1体を倒すが、ストライカーはカテゴリー5の怪獣から深刻なダメージを負ってしまう。
ストライカーは裂け目への道を切り開くため、残りの2体を巻き添えに自爆。
ジプシー・デンジャーは怪獣の死骸を持って裂け目に向かうが、カテゴリー5の怪獣は自爆攻撃にも耐えていた。
ジプシー・デンジャーは怪獣の攻撃を受けながらも裂け目に飛び込むが、ストライカーの自爆によって爆弾を失っていた。
ローリーは酸素が減り続けるマコを先に脱出させ、ジプシー・デンジャーの「原子炉」を爆発させる作戦に出る。
ローリーは損傷が激しい機内の中で必死に耐え、ジプシー・デンジャーの自爆装置を手動で起動した。
直後にローリーは脱出し、ゲートは計画通り破壊された。
海上へ出たローリーは意識を失っていたが、マコに起こされて無事に帰還。
裂け目は閉じ、「怪獣タイマー」は止められた。