ファンタスティックビーストと魔法使いの旅ネタバレとあらすじ!結末と声優も
2020/11/13
今夜19時56分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が地上波初放送される。
2016年11月23日に公開された“ファンタビ”は、世界中で大ヒットした「ハリー・ポッター」シリーズ完結から5年を経て送りだされた新シリーズの第1作。
1926年のニューヨークを舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校出身の魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが大騒動を巻き起こす。
今回は、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが脚本を手がけた魔法ワールド全開のファンタジー・『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のネタバレとあらすじ、声優キャストをご紹介したい。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」声優キャスト
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」あらすじとネタバレ
1926年、闇の魔法使い・グリンデルバルドがヨーロッパから姿を消した。
ニューヨークではノー・マジ(人間、No Magicの略)による魔法使いの追放運動が激化し、魔法界の住人たちは身を隠しながらひっそりと生活していた。
そんな中、ホグワーツ魔法魔術学校出身の魔法動物学者、ニュート・スキャマンダーがニューヨークを訪れた…。
アメリカでは魔法動物の“飼育禁止令”が出ていたが、ニュートのトランクの中は魔法動物たちで一杯だった。
ニュートはトランクに魔法動物と彼らの「保護施設」を詰め込んでおり、世界中で魔法動物の調査と保護をしていた。
税関の手荷物検査を魔法で通過したニュートは、その後「新セーレム救世軍(魔法使いの撲滅を目指している組織)」の指導者、メアリー・ルー・ベアボーンに出会う。
メアリーは魔法使いの追放運動をするかたわら、たくさんの孤児たちを施設で保護していた。
ニュートがメアリーの熱心なスピーチを聞いていると、ニュートのトランクの中から魔法動物・ニフラーが逃げ出してしまう。
すぐに気がついたニュートが銀行の中へ逃げたニフラーを追いかけると、そこでノー・マジの缶詰工場職員、ジェイコブ・コワルスキーと出会う。
ジェイコブは「パン屋開業」のため融資の申し込みに来ており、ニュートはそんなジェイコブの隣に座って話を適当に聞き流していた。
どうも。何の件で?
あなたと同じ。
パン屋を開くの?すごい偶然。
ニュートはジェイコブの「お互い頑張ろう」の握手を無視してニフラーを追いかけるが、夢中になるあまり魔法動物・オカミーの卵を椅子に置き忘れてしまう。
その後、卵を拾ったジェイコブは手作りパンを見せて融資担当者にアピールしたが、担保がないジェイコブはあっさりと断られてしまう。
肩を落としたジェイコブがニュートに卵を返そうとすると、ノー・マジに魔法動物を見られてしまったニュートは焦り、魔法で移動して金庫室に逃げ込んだニフラーを一緒に追いかけた。
ニュートがようやくニフラーを捕まえると、銀行の外に魔法で移動してジェイコブの記憶を消そうとした。
しかしジェイコブはニュートの隙をついてトランクで殴り、急いでその場から立ち去ってしまう。
その直後、一連のニュートの動向を監視していたアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA…マクーザ。アメリカの魔法界の安全を守る組織)職員、ティナ・ゴールドスタインにニュートは捕まり、ジェイコブの記憶を消さなかったニュートは「第3条のA」違反でティナに連行される。
ティナはかつて闇祓い(闇の魔法使いの逮捕が専門)だったが降格しており、手柄を立てて地位を取り戻したいとの思惑もあった。
一方、マクーザの調査本部では議長のセラフィーナ・ピッカリーと議長の右腕であるパーシバル・グレイブスたちが、得体の知らない『何か(黒い影)』がニューヨークの街を破壊した不思議な事件のせいで「魔法」の存在があらわになったことを問題視していた。
議長はノー・マジはおびえると攻撃的になることを理解しており、魔法界と人間界の戦争を危惧していた。
そんな中、ティナがニュートを連れてくると、議長は異動になったティナにいい顔をしなかった。
仕方なくグレイブスがニュートのトランクを調べたが、そのトランクは「手作りパン」が入ったジェイコブのトランクだった。
一方、トランクを“取り違えた”ことに気づいていないジェイコブは、自宅でトランクを開けて魔法動物たちを外に逃がしてしまう。
ジェイコブは魔法動物に噛まれてそのまま倒れ、アパートは破壊されてボロボロになってしまった。
その後、駆けつけたティナとニュートがジェイコブとトランクを発見し、アパートを魔法で修復してジェイコブを救出した。
するとティナは2人を見張るため、「人の心を読める」妹クイニー・ゴールドスタインと共同生活している自宅に2人を連れて行った。
そんな中、「新セーレム救世軍」のメアリーはヘンリー・ショー・シニアが社長を務める新聞社へ出向き、街で起きている事件の情報を伝えた。
メアリーの目的は“新聞の力”を使っての「魔法使いの撲滅」だったが、社長もその息子(上院議員)も「変人ども」と言って相手にしなかった。
その後、メアリーの養子で“魔法界に入りたい”クリーデンスは(メアリーから虐待を受けている)、マクーザのグレイブスと秘密裏に接触し、グレイブスから「力」を持つ子供を探し出すよう頼まれる。
私に見えたのは小さな子の強い力だ。
君の母親がそばにいた。それはハッキリ見えた。
他にもある…ニューヨークで私と働く君の姿も見えた。
実現させよう。君のためにも。
その夜、ニュートとジェイコブはティナとクイニーの手料理を楽しんだ後、部屋を抜け出してトランクの中に入った。
そこには様々な魔法動物たちが暮らしており、ニュートは絶滅寸前の動物たちを助けて、育て、保護していた。
ジェイコブはそこで『オブスキュラス』という不思議な黒い浮遊体を見つけるが、ニュートはすぐに『離れて』と言った。
やがてニュートはジェイコブを説得し、逃げた動物たちを探す手助けをしてもらう。
逃げた動物たちが心配だ。
危ないのか?
当然だろ。見知らぬ土地で…一番怖い生き物に囲まれてる。
人間にね。
その後、2人は動物たちを探しに街へ出かけ、宝石店でニフラーを、セントラルパークでエルンペントを捕まえて“残り1匹”となった。
しかし、2人の脱走に気がついたティナに追跡されており、2人はトランクごとティナに捕まってマクーザに連行される。
そんな中、ニューヨーク州のヘンリー・ショー上院議員のパーティーの開催中、突然「何か」の力によって会場が襲撃される。
会場は一瞬にして破壊され、ショー上院議員はそこで亡くなってしまう。
一方、マクーザのメンバーは緊急会議を開き、事件の原因はニュートが逃がした魔法動物のせいだと思っていた。
ティナに連れてこられたニュートは『オブスキュラス』のせいだと反論したが、聞き入れてもらえずニュート、ジェイコブ、ティナはその場で逮捕されてしまう。
牢屋に入れられた3人は『オブスキュラス』について話し合い、ショー上院議員殺害の犯人が「子供」であることを理解した。
魔法使いが人間社会で迫害されてた時代、自分の力を隠し抑えつける魔法使いもいた。
でも結局力を制御しきれず、オブスキュラスを生み出した。
不安定な闇の力よ。周囲を攻撃し、消えてなくなる。
彼らは皆短命なの。オブスキュラスを生む者は10歳以下で死ぬ。
その後、ニュートのトランクから研究のため持ち帰った『オブスキュラス』が発見され、ニュートとティナはグレイブスに「死刑判決」を言い渡されてしまう。
そんな中、事態を知ったクイニーはすぐにマクーザに向かい、ジェイコブとトランクを救出してニュートとティナの元へ向かった。
また、ニュートとティナも動物たちの力を借りて逃げ出しており、クイニーとジェイコブと合流した4人はマクーザから脱出する。
一方、グレイブスはメアリーの養子であるクリーデンスに接近し、「力」を持つ子供の発見を急ぐように頼んだ。
マクーザから脱出し「賞金首」となった4人は、逃げた動物の残り1匹・デミガイズのドゥーガルを見つけるため、ティナの情報屋だったナーラクを訪ねた。
ナーラクは情報提供の見返りに「ボウトラックル」を要求し、ニュートは仕方なくボウトラックルのピケットを差し出した。
ニュートはデミガイズの居場所を聞くことができたが、ナーラクはマクーザに通報しており、4人はその場からすぐに逃げ出した。
一方、クリーデンスは同じくメアリーの養子で妹・モデスティのベッドで「魔法の杖」を発見する。
それを見ていたメアリーはクリーデンスの杖だと思い込むが、モデスティは自分の杖だと主張した。
すると次の瞬間、メアリーの目の前にオブスキュラスが突然現れ、メアリーは殺されて家も破壊された。
その後、4人が百貨店でデミガイズを発見すると、ニュートはデミガイズが“ここにいる理由”に気がついた。
デミガイズはすぐ先の未来を予知する能力があり、デミガイズはニュートが気づかないうちに逃げ出していたオカミーの『子守』をしていた。
オカミーは伸縮自在で、広い場所では大きくなり、狭い場所では小さくなる。
そこでニュートは、「ティーポット」にオカミーを閉じ込める作戦を思いついた。
4人は協力してゴキブリを餌にしておびき寄せ、暴れるオカミーをどうにか閉じ込めた。
こうして全ての動物を保護した4人は、トランクの中に戻って動物たちを元の場所に戻した。
しかし、一度はナーラクに渡されたボウトラックルのピケットは怒っており、ニュートはそんなピケットに謝罪した。
君を手放すもんか。
腕を切られても二度と君を離さない。
そんなにスネるなよ。
一方、グレイブスはクリーデンスと合流し、オブスキュラスを放ったのが妹のモデスティだと分かると、突然クリーデンスを突き放した。
君はスクイブだ。会って即座に分かった。
魔法使いの家系だが魔力はない。
教えてくれると… 君には無理だ。
もう君に用はない。
グレイブスはすぐにモデスティを発見したが、モデスティは部屋の片隅でひどく怯えていた。
それまでグレイブスは勘違いしていたが、クリーデンスがオブスキュラスを生む者だった。
グレイブスにあっさりと見捨てられたクリーデンスは、裏切られた悲しみと怒りのあまり、オブスキュラスになって街を破壊し始めた…。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」結末
ニュートたちはクリーデンスを救うため、グレイブスはオブスキュラスの「力」を手に入れるためクリーデンスの後を追った。
やがてニュートは地下鉄のホームでクリーデンスを発見するが、グレイブスに襲撃されてクリーデンスに逃げられる。
外ではたくさんのノー・マジたちが騒ぎを嗅ぎつけて集まっており、議長をはじめとするマクーザのメンバーも駆けつけて結界を張った。
その後、ニュートとティナはクリーデンスに声をかけ続けて説得するが、あと少しというところでマクーザの議長や闇祓いたちに一斉攻撃されてクリーデンスは亡くなってしまう。
オブスキュラスの「力」で人間界を破壊したいと願っていたグレイブスは、失望と怒りのあまりマクーザからの「離反」を宣言した。
愚か者たちめ…取り返しがつかない。
彼はノー・マジを死なせ、機密保持法を破ったのですよ!
その法のせいで…我々はドブネズミのように本当の自分を隠し、
コソコソと見つからぬようおびえながら生きねばならない。
皆に聞こう…誰を守る法だ?
私はもう従えない。
さらに、怒りをあらわにしたグレイブスはマクーザのメンバーたちを攻撃するが、正体を見破ったニュートが魔法動物を使ってグレイブスを拘束した。
すると、落ち着いたグレイブスは徐々に姿を変え、ついにその正体を表した。
グレイブスの正体はヨーロッパから姿を消した闇の魔法使い・グリンデルバルドだった。
グリンデルバルドはすぐにマクーザに収監されたが、去り際に『覚悟はできているか?』とニュートに言った。
その後、マクーザのピッカリー議長は「魔法」の存在がノー・マジたちに知れ渡ったことを恐れていた。
街の全員の記憶を消すのは無理かと思われたが、ニュートは「可能です」とつぶやいた。
するとニュートは、アリゾナで放す予定だったサンダーバードのフランクを呼び出し、記憶を消せる薬を渡して街に『雨』として降らせた。
やがて雨に濡れたノー・マジたちは何事もなかったかのように普段の生活に戻り、マクーザのメンバーは破壊された建物を修復した。
また、魔法を見たノー・マジの記憶を消すことに例外はなく、ジェイコブも涙ながらにニュートたちに別れを告げた。
俺はホントなら…ここにいなかった。知ることもなかった。
なぜ俺の記憶を消さなかった?
君が好きだから…友達だから。
ずっとジェイコブに惹かれていたクイニーは、雨に濡れるジェイコブにキスをして立ち去った。
その後、ジェイコブが缶詰工場へ不機嫌そうに出勤していると、ニュートがわざとぶつかってトランクを取り替えた。
すると、トランクの中にはオカミーの卵の殻(純銀で貴重)と手紙が入っていた。
缶詰工場は似合わない
オカミーの卵の殻を担保にパンの店を
君の支持者より
こうしてジェイコブは念願のパン屋を開き、ティナは調査部へ職場復帰することができた。
ニュートは魔法省に戻って本を出版することを決めており、本が出たら「直接渡しにくる」とティナと約束した。
その後、ジェイコブが開いたパン屋は大盛況となり、魔法動物のような形をしたパンがたくさん売られていた。
そこに客としてクイニーが現れ、ジェイコブはクイニーを見て何かを思い出したかのように微笑んだ…。