ピーターラビット(映画)ネタバレとあらすじ!結末と声優も
2023/03/24
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『ピーターラビット』が本編ノーカットで地上波初放送される。
世界一幸せなウサギの冒険を描いた『ピーターラビット』が公開されたのは、2018年5月18日。
豊かな自然のなかで幸せに暮らしていたピーターたちの隣に、ロンドンから潔癖症で“動物嫌い”の男が引っ越してくる。
今回は、世界中で愛されるベストセラー本の実写映画・『ピーターラビット』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「ピーターラビット」声優キャスト
「ピーターラビット」あらすじとネタバレ
世界で一番幸せなウサギ・ピーターは青の上着にズボンはなし。
豊かな自然のなかでたくさんの仲間に囲まれながら暮らしているピーターは、この日もマグレガーさんの庭に入って野菜を盗む予定だった。
ピーターはいつも怒っているマグレガーさんを「邪悪な男」と呼び、庭に侵入するため三つ子の妹フロプシー(赤)、モプシー(黄)、カトンテール(緑)と従兄弟のベンジャミン(茶)を見張りにつかせた。
そして実行犯のピーターは次々と野菜を盗み出したが、トラバサミの音でマグレガーさんに見つかってしまう。
やがてマグレガーさんのクワ攻撃でジャケットを落としてしまうが、そこにお隣さんの画家・ビアが現れてピーターを助けてくれた。
心優しいビアはピーターたちの「母親」のような存在で、両親がいないピーターたちをいつも気にかけて世話してくれた。
そんなビアは凡人には理解できない不思議な絵を描くが、ピーターたちをモデルにした絵はとても美しかった。
この日もピーターたちはビアの家で絵を眺めたが、父親がマグレガーさんに捕まって『ウサギパイにされた』悲しい記憶も蘇った…。
その後、ピーターたちはビアに「隣にいっちゃダメ」と注意されたが、ピーターはジャケットを取り戻すため再び庭に侵入した。
しかし、ピーターは“取り戻しに来る”ことを呼んでいたマグレガーさんに捕まり、ビアも近くにいないピーターは絶体絶命のピンチを迎える。
そしてマグレガーさんが「ウサギパイ…」とつぶやくと、ピーターを掴んだまま地面に倒れこんだ。
なんとマグレガーさんは悪しき生活習慣のせいで心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまった。
やがて森の仲間たちは「放蕩息子がマグレガーを退治した」と言ってピーターを称え、その日からピーターたちはマクレガーさんの家を占領してパーティー三昧の生活を送った…。
そんな中、老舗高級百貨店ハロッズの「おもちゃ売り場」で働くマグレガーさんの甥・トーマスは、この日も開店前の点検を入念に行っていた。
直後に支配人に呼び出されたトーマスは『昇進』を期待したが、トーマスは大叔父のマグレガーさんが亡くなったことを聞かされた。
しかし大叔父と“会ったこともない”トーマスは一切興味を示さず、ずっと副支配人を目指してきたトーマスは昇進のチャンスが無くなった事に憤慨する。
悲しくない。それより昇進は?
バナマンが昇格を。 あの能なし?
脳なしでさえヤツには褒め言葉だ。
社長の甥御さんなの…。ここはイギリスよ。特権社会なの。
するとその直後、「重役室」に休憩に向かうバナマンと会話したトーマスは、怒りにまかせて売り場をメチャクチャにしてしまう。
トーマスはぬいぐるみのクマさんにパンチを打ち込みながら「僕は人生を捧げたんだ!」と叫んだが、すぐに『休養が必要』と判断されて会社から追い出されてしまった。
その後、落ち込んだトーマスは役所から突然の通知を受け取り、会ったこともないマグレガーさんの家を相続した。
そしてトーマスはその土地を売って『おもちゃ屋』を開業するため、すぐにウィンダミアにあるマグレガーさんの家に向かった。
しかしパーティー三昧のピーターたちのせいで家は野菜が散乱しており、潔癖症のトーマスはその悲惨な状態を見てパニックになった。
身の危険を感じたピーターと仲間たちは隠れていたが、すぐに見つかって家から追い出されてしまう。
翌日、落ち着きを取り戻したピーターは家と庭を徹底的に掃除し、「新顔」のチェックをしていたビアとピーターたちは『アーメン…』と祈った。
トーマスは動物たちが侵入できないように柵を作り、ピーターたちの裏口、抜け道、裏の壁の穴まで徹底的に侵入経路を塞いだ。
その様子を見ていたビアはトーマスに挨拶し、頑丈な門を指さして「エイリアン対策?」と嫌味を言った。
そして“動物好きVS動物嫌い”の攻防戦がしばらく続き、ビアはバードウォッチング用の双眼鏡をトーマスにプレゼントした。
その後、柵に怒り心頭のピーターはベンジャミンと庭に侵入したが、普段から『ドレッシングのかけすぎ』で太っているベンジャミンが捕まってしまう。
容赦ないトーマスはベンジャミンを袋に詰めて川に捨てに行くが、車に飛び乗ったピーターたちはすぐに救出作戦を開始した。
まずはカトンテールがトーマスの耳を蹴って油断させ、ピーターがボンネットを開けると車が停車した。
そしてその隙にフロプシーとモプシーがベンジャミンを救出し、袋にビアがプレゼントした双眼鏡を詰め込んだ。
川に着いたトーマスは中身がすり替えられたことに気付いたが、手を滑らせて双眼鏡を落としてしまった。
その後、双眼鏡を拾いに行ったトーマスはびしょ濡れになり、車を走らせてロンドンへ向かった。
そしてホームセンターで害獣駆除の「爆薬と電気フェンス」を購入し、意気揚々と車に乗り込んだ。
すると、そこで買い物をしていたビアと会い、トーマスはビアの自転車を荷台に積んで家まで送ってあげた。
ピーターはビアが楽しそうに会話しているトーマスに嫉妬し、家に入った2人の様子をしばらく見ていた。
やがてビアはウサギを「害獣」と呼ぶトーマスにウサギの素晴らしさを伝え、ウサギ同士が謝る仕草(頭をくっつける)を教えた。
そしてこれが“始まり”となり、事態はピーターがさらに耐えがたい方向へ進んで行く…。
それからのビアとトーマスは毎日会うようになり、デートを重ねて仲を深めていった。
お店の何が恋しい? 人を助けること。
子供や孫へのプレゼントを探す人たちに、僕なら的確なアドバイスができる。
お客の助けになりたい。特に何が欲しいか分からない客。
そんな中、嫉妬しまくりピーターは玄関の正面から飛び込んでトーマスに戦いを挑むが、はずみでビアの絵を汚して外に放り出されてしまう。
さらに、トーマスは絵が汚れたことをピーターのせいにし、ピーターはにやつくトーマスに『絶対追い出す!』と言った。
そしてピーター軍団は全面戦争に備えて訓練を開始し、トーマスの寝室に侵入してゲリラ作戦を決行した。
やがてピーターたちはホーム・アローン的なしかけでトーマスを翻弄し、階段に設置した荷車でトーマスを転がした。
作戦が成功したピーターたちは大いに喜んだが、トーマスも負けじと「電気フェンス」を設置してオトリに“ピーナッツバター”を仕掛けた。
すると、匂いにつられたティギーおばさん(ハリネズミ)が迷うことなくフェンスを舐め、感電したおばさんの体から針が飛び散った。
しかし体が丈夫なおばさんは諦めることなく、痺れながらもしばらくピーナッツバターを舐め続けた。
その後、ピーターたちは「電気フェンス」の配線をいじり、トーマスの家のいたるところを通電させた。
そして2階にいたトーマスはドアノブに感電して外に飛び出したが、雨どいやライトからも感電してついにダウンした。
やがて夜になり、目を覚ましたトーマスはもう一つの害獣駆除商品・「爆薬」をピーターたちの巣穴に放り込んだ。
トーマスは「あばよ、ウサ公…」と言ってスイッチを押そうとしたが、そこにビアが現れてピーターたちは助かった。
翌日、最終決戦を迎えたピーターたちはトーマスをおびき出し、野菜をぶつけまくって体勢を崩し、フロプシーがトーマスの嫌いな『ブラックベリー』を口に放り込んでとどめを刺した…。
かに見えたが、注射で復活したトーマスはすぐに立ち上がり、そのままピーターたちに向かって爆薬を投げ始めた。
激しい攻防が繰り広げられる中、何も気づいてないビアは「Fight Song」ガンガンのノリノリで絵を描いていた。
やがて死力を尽くした戦いの末にピーターは捕まるが、そこに爆発音を聞いたビアがやってきてトーマスは落ち着いた。
大きな音が聞こえた気が…。 草取りしてた。
ウサギ退治の爆薬かと…。
爆薬?使わないよ。ここは彼らの土地だ。
こうしてビアを納得させたトーマスは家に戻ろうとしたが、その際にトーマスはポケットから「起爆スイッチ」を落としてしまう。
するとピーターがスイッチを押して巣穴が爆発し、そのまま巣穴の上の「大木」が倒れてビアのアトリエを潰してしまった。
するとトーマスはスイッチを押したピーターのせいにしたが信じてもらえず、激高するビアは『どうかしてる…』と言ってトーマスから離れた。
その後、ひどく落ち込んだトーマスは家を売りに出し、ビアを諦めるためにロンドンに戻った…。
「ピーターラビット」結末
トーマスは支配人と街で会い、コネで昇進したバナマンが耳の感染症で退職したことを聞かされた。
そしてトーマスは復職を勧められ、精神鑑定を受けてからのハロッズ復帰が決まった。
一方、ピーターは想定外の出来事に責任を感じており、妹たちの前で「僕は家庭破壊者だ。すまなかった」とのスピーチをした。
そしてピーターはフロプシー、モプシー、カトンテールに頭をくっつけ(ウサギが謝る仕草)、『引っ越すビアを引き留めておけ』と言ってロンドン行きの列車に飛び乗った。
すると、そこにピーターを許せなかったベンジャミンが現れ、ギリギリで列車に追いついた。
僕と一緒に?
仕方ない。僕のキャラだ。
誰かの尻ぬぐいが僕の役目なら、君の尻を!
やがてロンドンに到着したピーターたちは街ネズミに声をかけ、目的地のハロッズに案内してもらうことになった。
しかし、お国自慢をしたい街ネズミは先にタワーブリッジ、バッキンガム宮殿、衛兵の交代、ビッグベンに連れまわし、ピーターたちは世界の文化の中心地・ロンドン観光を楽しんだ。
そんな中、フロプシーたちはビアの出発を阻止するため、タクシーのマフラーに人参を詰め込んで時間を稼いだ。
さらにシカのフィリックスも協力し、タクシーの前に飛び出して足止めした。
時同じくしてようやくハロッズに到着したピーターたちは、「おもちゃ売り場」に入るとすぐにトーマスに見つかった。
まさかのピーター出現に驚いたトーマスはすぐに発狂し、「幻覚だ!」と叫びながらピーターたちを追いかけた。
トーマスの異変に気がついた支配人は『また発作よ!』と叫んですぐに警備員を呼び、トーマスとピーターたちは「STAFF ONLY」部屋に入った。
やがてトーマスはピーターと“会話している”自分に驚きながら、ピーターは謝罪して「ビアはあの家を出る気だ!」と必死に訴えた。
僕は君がジャマだった。
だから君を感電させたし、ヘアブラシにお尻をなすりつけた。
ビアのためだ。戻ってよ! 君らは話せるんだな?
違うよ。君が今“クールな俺”でいるからさ。
君は心の声を聞いてるんだ。
やがて支配人を無視したトーマスはピーターたちと外に飛び出し、時間と闘いながらバス、ボート、セスナ機、バイクと乗り継いでビアの家にたどり着いた。
トーマスはずっとピーターとのケンカに夢中だったことをビアに謝罪し、「起爆スイッチ」を取り出したピーターは『自分がやった』と動きで訴えた。
そしてビアとピーターはゆっくりと頭をくっつけ、トーマスはビアに『僕らを許してくれ…』と言った。
すると、そこにトーマスの家を購入した夫婦が勢いよく現れ、トーマスはすぐにキャンセルを申し出たが夫婦は断った。
やがて空気を読んだピーターたちは一斉に走り出し、慣れた手つきでドアノブを通電させた。
激しく2、3回吹っ飛んだ夫婦はそれでも家に入ったが、夫婦はピーターの仲間たちがどんちゃん騒ぎをしているのを見てすぐに帰った。
こうして夫婦を撃退したピーターたちは「お手柄だ」と褒められ、ピーターも嬉しそうにウインクした…。
ウインクした?できるの?
こいつら何だってできるのさ。
その後…トーマスは念願のおもちゃ屋・マグレガーの店をオープンし、
ビアの絵の売れ行きも上々だった…。