ルパン三世 カリオストロの城ネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『ルパン三世 カリオストロの城』が放送される。
宮崎駿監督の“劇場初監督作品”が公開されたのは、1979年12月15日。
偽札の噂が絶えないカリオストロ公国にやって来たルパンが、幻の偽札・「ゴート札」の秘密を暴く。
今回は、「ルパン三世」の劇場用映画シリーズ第2弾・『ルパン三世 カリオストロの城』のネタバレとあらすじ、声優キャストをご紹介したい。
「ルパン三世 カリオストロの城」声優キャスト
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「ルパン三世 カリオストロの城」あらすじとネタバレ
モナコの国営カジノに潜り込み、まんまと大金を奪い去ったルパンと次元。
しかし、ルパンはそれが「ゴート札」と呼ばれる、精巧に作られた幻の偽札だと気づく。
ルパンは大量の札束を車からばらまきながら、偽札の噂が絶えないカリオストロ公国に向かった。
入国した2人が車のパンク修理をしていると、ウェディングドレス姿の少女が黒服の男たちに追われているところに出くわす。
少女を追いかけた2人は黒服の男たちを撃退するが、船で現れた追っ手に少女は連れ去られてしまう。
しかし、ルパンは少女が残した「銀の指輪」から、少女がこの国の亡き大公の娘・クラリスだと気づいた。
その後、ルパンは猛スピードで車を走らせ、指輪と同じ“山羊の紋章”のある大公の館へ向かった。
すると大公の館はすでに廃墟となっており、そこにいた庭師から7年前の火事で大公夫妻が亡くなり、それからは摂政・カリオストロ伯爵が国を治めていることを説明された。
2人が館の高台からカリオストロ伯爵の城を眺めていると、ルパンは過去に「ゴート札」の謎を探るため城に忍び込んだと告白。
かけだしだったルパンは歯が立たずに退散したが、その時にクラリスと会っていた。
追っ手に捕まったクラリスは再び城に幽閉されていたが、カリオストロ伯爵は「指輪がない」ことに気づいた。
その夜、ルパンが銀の指輪を調べていると、死滅したゴート文字が彫られていることに気づく。
光と影、再び1つとなりて蘇らん
1517年
宿で休んでいた2人は敵に襲撃されるが、閃光弾を使ってなんとか逃げのびた。
暗殺部隊を率いるジョドーが伯爵に報告していると、伯爵がルパンからの予告状を発見する。
色と欲の伯爵殿
花嫁は頂きます
近日参上 ルパン三世
その後、五ェ門がルパンたちと合流すると、国際警察の銭形警部が城へやってくる。
ルパンはわざと城へ来るように仕向けており、銭形警部に変装して城内に侵入した。
すると、ルパンの変装に気づいた銭形警部はルパンに追いつくが、落とし穴にはまって落ちてしまう。
ルパンは城内で偽札の謎を探っている不二子と合流し、クラリスが北側の塔に幽閉されていることを知る。
城の屋根に出たルパンは、ものすごいジャンプの連続でクラリスの部屋にたどり着いた。
クラリスに指輪を返したルパンは「自由」を約束するが、クラリスは「カリオストロ家の恐ろしさを知らない」とルパンの申し入れを断った。
しかし、ルパンは一輪の花と万国旗を出す「マジック」を披露し、クラリスに笑顔を取り戻させた。
楽しそうな笑顔もつかの間、ルパンは伯爵と暗殺部隊に取り囲まれ、1人として這い出た者のない落とし穴に落とされてしまう。
クラリスは「あなたは人間じゃないわ」と伯爵を責めるが、伯爵はクラリスに『同類』だと言い放った。
我が伯爵家は、代々お前たち大公家の影として謀略と暗殺を司り、国を支えてきたのだ。
それを知らんとは言わさんぞ。
我が家に伝わる金の山羊と、君の銀の山羊の指輪が1つに重なるときこそ、
秘められた先祖の財宝が蘇るのだ。
その話を改造していた指輪で聞いていたルパンは、クラリスに「泥棒さんがきっと盗み出してあげる」と約束した。
その後、ルパンは落とされた穴で銭形警部と遭遇。
休んでいた2人に暗殺部隊が忍び寄るが、2人は協力して敵を倒した。
2人は部隊が通ってきた水路を進むと、大量の偽札が保管された偽札工場に出る。
2人は円、ポンド、ドルなど世界各国の偽札を発見し、ルパンはここがゴート札の「心臓部」だと銭形警部に説明。
真実を知った銭形警部はルパンと“休戦”した。
そんな中、クラリスに正体をあかした不二子が部屋から脱出しようとしていると、落とし穴から煙が立ち上る。
地下ではルパンと銭形警部が偽札を燃やしており、2人は混乱に乗じて塔を駆け上がっていく。
2人はオートジャイロを盗んでクラリスを迎えに行くが、窓は防弾ガラスで不二子の手榴弾でも爆破できなかった。
すると、ルパンはオートジャイロの運転を銭形警部に任せ、天窓からクラリスを救出。
不二子も部屋から脱出するが、追っ手にルパンが撃たれてしまう。
クラリスはルパンを守るために指輪を渡すが、そこにオートジャイロが割り込んでルパンたちは脱出する。
不二子はそのまま大空に舞い上がり、大怪我を負ったルパンは次元と五ェ門に救出された。
「ルパン三世 カリオストロの城」結末
銭形警部はインターポールの会議で出動命令を求めるが、“政界に友人が多い”伯爵相手に命令がおりなかった。
ルパンたちが庭師の家で傷を癒していると、目覚めたルパンは老犬・カールの名前を呼んだ。
すると、ルパンは10年以上前のことを話し始めた。
過去に伯爵の城に忍びこんで傷を負ったルパンは、大公家の庭にたどり着いた。
ルパンは「年貢の納め時」だと観念したが、そこで水を飲ませてくれた少女がクラリスだった。
ルパンがクラリスとの出会いを説明すると、そこに不二子から新聞記事が送られてくる。
伯爵とクラリスの結婚式は明朝。不二子は銭形警部にも連絡して活を入れた。
翌日、結婚式はマスコミにも公開され、城に大司教も到着した。
大司教が結婚の同意を2人に確認すると、教会にルパンの「異議あり」との声が響きわたった。
すると、次元と五右ェ門に担がれたルパンが突然現れ、レポーターに変装していた不二子がその様子を中継した。
ルパンは護衛たちに刺されるが、ルパンは大司教に変装しており、ルパンは「2つの指輪」とクラリスを盗んで城から脱出した。
さらに、銭形警部が警官隊を連れて突入し、わざとらしい演技で偽札を発見した。
時計塔まで逃げ延びた2人は、塔に刻まれている「2匹の山羊の紋章」に気づく。
ルパンが2つの指輪をあわせてみると、つなぎ目にゴート文字が浮かびあがった。
2人は時計塔の内部へ逃げ込んで入り口を塞ぐが、ルパンは伯爵に追いつかれて歯車の上で戦い始める。
伯爵はルパンが歯車で落ちた隙にクラリスを追い、クラリスは外の時計盤の「針の先端」まで追い詰められる。
ルパンは伯爵を止めるために「指輪の謎(文字盤にある山羊の目に指輪をはめ込むと財宝が現れる)」を伯爵に教えるが、伯爵は指のロケットでルパンを攻撃。
ルパンはなんとか壁にしがみついていたが、指輪を受け取った伯爵はクラリスを突き落とした。
空中に飛び出したルパンはクラリスを抱え込むが、2人は湖に転落。
伯爵が山羊の両目に指輪をはめ込むと、地響きと共に時計の針が突然動き出し、伯爵は時計の針に挟み潰された。
時計塔が崩壊したカリオストロの城には大量の水が流れ込み、湖の底から遺跡が出現した。
カリオストロの財宝は、先祖が隠した古代ローマの都市だった。
クラリスは「私も連れてって」とルパンに頼むが、ルパンは「俺のように薄汚れちゃいけないんだよ」と言ってクラリスの額にキスをした。
クラリスが庭師とカールとの再会を喜んでいる隙に、ルパンは迎えの車に乗って別れを告げた。
直後にルパンを追いかけて銭形警部がやってくると、寂しそうなクラリスにこう言った。
あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくれたのです。
いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。
あなたの心です。
不二子はちゃっかりと偽札の“原版”を盗み出し、ルパンたちは銭形警部に追いかけられる。