名探偵ピカチュウのネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『名探偵ピカチュウ』が本編ノーカットで地上波初放送される。
世界的人気を誇る「ポケットモンスター」シリーズ初の実写映画が公開されたのは、2019年5月3日。
人とポケモンが共存する街・ライムシティを舞台に、父親を捜す青年と彼にだけ言葉が分かるピカチュウがコンビを組んで事件の真相に迫る。
今回は、世界中であらゆる世代に愛されているピカチュウの実写映画・『名探偵ピカチュウ』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「名探偵ピカチュウ」声優キャスト
「名探偵ピカチュウ」あらすじとネタバレ
ある施設で遺伝子操作によって生み出された凶暴なポケモン・ミュウツーの研究が行われていた。
すると何かを察知したミュウツーは「彼らが外に…」とつぶやき、格納房を破壊して外に飛び出した。
そしてミュウツーは施設から走り去る1台の車を追跡したが、その車は突然攻撃を受けて橋から転落した…。
主人公のティムは保険査定員として働く青年で、子供の頃はポケモンが大好きだった。
しかし、ティムの父親がポケモンに関する事件の捜査で行方不明になり、祖母に育てられたティムはそれ以来ポケモンとは関わらないように生活していた。(母は11歳の時に亡くしている)
そんなある日、ティムは友人にカラカラがいる草原に連れてこられ、モンスターボールを渡されてカラカラをゲットしようとした。
すると、カラカラは捕まったモンスターボールからすぐに飛び出し、ティムは怒りをあらわにしたカラカラに骨を投げつけられてしまった。
その後、ティムにライムシティ警察署から「父親が事故で亡くなった」との連絡が入り、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへ向かった。
ティムが警察署に到着するとヨシダ警部補に迎えられ、ティムの父・ハリーとは同僚だったヨシダは「お父さんは優秀だった」と言った。
しかし、ティムは自分を置いて出て行ったハリーを許せず、悲しむ素振りも見せずにハリーの家の合鍵を受け取った。
やがてティムが遺品整理のためハリーの部屋へ向かうと、途中でCNMの新人記者・ルーシーに呼び止められる。
相棒のコダックを連れたルーシーは「ハリーの事故死」を不審に感じており、去り際に『勘には自信がある。突き止めるわ』とティムに言った。
その後、ティムがハリーの部屋を調べていると、机の上に置いてあった小瓶を開けてしまう。
すると、その小瓶から突然紫色のガスが噴き出し、ガスを吸い込んでしまったハリーは必死で窓を開けた。
しばらくして落ち着いたティムが家の探索を続行すると、ハリーが自分のために部屋を用意してくれていたことや、ライムシティへ来るための切符を送ろうとしてくれていたことを知る。
ハリーの思いを感じたティムは涙を流すが、直後にリビングから物音がして様子を見に行った。
ティムは近くにあったホチキスを手に取って警戒したが、そこに帽子をかぶったピカチュウが現れ、ピカチュウは人間の言葉で「そのホチキスをしまわないと感電させちまうぞ」と言った。
驚いたティムはしゃべるピカチュウに「幻覚だ!」と叫んだが、突然窓から入ってきたエイパムにティムたちは襲撃される。
ティムたちは為す術もなく屋上へ逃走したが、ガスを吸って‟凶暴化”したエイパムたちにすぐに追いつかれ、ティムたちはダストシューターからゴミ箱に落ちた。
その後、ティムは近くにいた人たちに「みんな逃げるんだ!」と警告したが、すでにエイパムたちは元の状態に戻っており、ズボンをエイパムに剥ぎ取られていたティムは変人扱いされてしまう。
さらに、ティムは『ピカチュウが話してる!』と大きな声で叫んだが、ティムは周りに無視されて「言葉が通じるのは自分だけ」だと理解した。
一方のピカチュウはティムと話しているうちに「ティムがハリーの息子」だと分かると、帽子をとって中に書かれていたメッセージ(拾った方はハリー・グッドマンへ)をティムに見せた。
するとティムはピカチュウが父の相棒であることに驚き、飲みたい気分になったティムたちはバーではなくカフェへ向かった。
その後、ハリーの相棒のピカチュウは記憶を失くしていることが判明し、ハリーの名前と住所しか覚えていなかった。
ティムはピカチュウにハリーが「事故死」したことを伝えたが、ピカチュウは「絶対にハリーは死んでない」と言い張った。
遺体はあったのか?ないよな。
報告書には俺も死んだと?
死んでない。ハリーもだ。
そしてティムとピカチュウはハリーを捜すことになり、ハリーの家に戻って一夜を明かした。
翌日、目を覚ましたティムがリビングに行くと、手がかりを探していたピカチュウがリビングを荒らしまくっていた。
するとピカチュウはガスが噴き出した小瓶(Rと書かれている)を発見しており、驚くティムをよそに「昨日のエイパムからRの匂いがした」と言った。
さらに、ピカチュウは『極秘情報を知ったハリーは何者かの指令で秘密裏に消された』と推理し、足取りをたどるためティムが昨日会ったCNMの新人記者・ルーシーに会いに行くことにした。
やがてティムたちがCNMに到着すると、タイミング悪くルーシーは上司から説教されていた。
しかし、ルーシーはピカチュウのかわいさで機嫌が直り、ティムが持ってきたRを見せるとルーシーのオフィスに案内された。
するとルーシーは数本のRをデスクから取り出し、Rを見つけた港でハリーが『情報屋』と会っていたことを教えてくれた。
ルーシーは「夜に行くのは危険」だと言ったが、ティムたちは警戒しながらも港に向かった。
その後、ティムたちが港を調べていると、パントマイムで見えない壁を作るポケモン・バリヤードを発見する。
ティムたちは情報屋がバリヤードだと見抜いてすぐに尋問したが、無口なバリヤードはパントマイムで情報を伝えた。
そしてティムたちは「ラウンドハウス」にRがあることを突き止め、違法なポケモンバトルを開催しているラウンドハウスに踏み込んだ。
ティムたちはハリーとRについて情報を集めようとしたが、すぐにラウンドハウスのオーナーに見つかって「そのピカチュウは俺のリザードンを痛めつけた」と難癖をつけられてしまう。
ティムはハリーがここに来た理由をオーナーに尋ねたが、オーナーは交換条件としてピカチュウとリザードンの‟再戦”を提示した。
こうして新たなバトルが勃発し、ピカチュウは余裕の表情で入場したが、直後にリザードンがRを吸わされているのを見て怖気づいてしまう。
そして試合開始と同時にピカチュウは逃げ回り、10まんボルトで反撃しようとしたが記憶喪失のため技が出なかった。
やがてリザードンの一撃をくらったピカチュウは追い詰められるが、そこにティムが乱入してリザードンの邪魔をした。
するとオーナーも乱入してティムともみ合うが、そのせいで内ポケットに隠していた大量のRが割れてラウンドハウス内にガスが充満してしまう。
試合を観戦していたポケモンたちはガスを吸い込んで凶暴化し、会場は大混乱となって観客たちは逃げ出した。
そんな中、ティムがオーナーに馬乗りになってRの出どころを質問すると、オーナーは『出どころは博士だ』と言ってそのまま逃走した。
ティムたちも逃げようとしたがリザードンが立ちふさがり、ピカチュウは会場の水槽から出てきたコイキングをギャラドスに進化させた。
そしてティムたちはリザードンと一緒にギャラドスに吹き飛ばされ、そこに警察が現れてそのまま連行された。
その後、ティムは再びヨシダ警部補と会い、ピカチュウと話せることを伝えて「パートナーが無事なら父さんも無事だ」と必死に訴えたが相手にしてもらえなかった。
そしてヨシダ警部補はハリーの事故の瞬間をとらえていた映像をティムに見せ、「こんな事故では助からない」と言った。
気を落としたティムは外のベンチに腰掛け、ピカチュウに「電車に乗ればよかった…」とつぶやいて父への思いを語った。
母さんが亡くなった後、父さんとは疎遠になった。
僕を呼び寄せようとしたけど、僕は拒絶した。
どうして? 置いていかれて…僕のことなんかどうでもいいんだと思ってた。
だから許せなかったんだ。
ピカチュウは『お前のせいじゃないし、お前を誇りに思うはず』と言ってティムを慰め、ティムはピカチュウにひどい態度をとったことを謝った。
そして涙を拭いたティムは「記憶を失った理由を突き止めよう」とピカチュウに提案し、ピカチュウも「いい考えだ」と言って立ち上がった。
するとティムたちの前に黒塗りの車が突然停車し、降りてきた謎の女にCNMに招待された。
ティムたちを待っていたのはCNMの会長・ハワードで、ハワードは「ハリーは私の依頼でRを捜査していたんだ」とティムに言った。
なぜRのことを?
出どころをハリーに調べさせた。
その結果行き着いたのが、自分の息子とはな。
ハワードはポケモンと人間が共存する世界の実現のため、人生をかけてその活動に取り組んできた人物。
しかし、ハワードの息子でCNMの社長・ロジャーはポケモンを憎んでおり、ハワードは「私の栄光を壊したいのだ」と言った。
また、ハワードは『君のお父さんは生きている』と言って最先端のホログラムを見せ、ティムたちにハリーが生きていること、そして事故現場にいた世界最強のポケモン・ミュウツーがピカチュウの「記憶を消した」ことを証明した。
やがてホログラムはハリーがミュウツーに拉致されたところで終了し、ティムたちはミュウツーとハリーを捜すことになった。
その後、ティムはルーシーに頼んでロジャーに接触させ、ルーシーはロジャーのPCからポケモンの遺伝子研究施設・PCLの場所を特定した。
先週、PCLは事故で活動を停止した。ハリーが消えた日よ。
真相は誰も知らない。報道もされない。
つまり…何か隠されてる。
やがて施設に向かったティムたちは、防犯カメラに気づかずにフェンスを切って侵入した。
施設には実験台のポケモンたちがたくさん閉じ込められており、パワー増強されたゲッコウガや成長力を増強されたドダイトスがいた。
そんな中、ロジャーはティムたちの姿をカメラで確認しており、施設に向かいながら遠隔操作でポケモンたちの檻を開けた。
何も知らないティムたちは施設の最奥部で格納房を発見し、ピカチュウは職員のPCをいじってホログラムを再生させた。
すると、目の前に格納房に入れられたミュウツーが現れ、ミュウツーのDNAからポケモンが凶暴化する「R」がつくられ、ポケモンバトルでその効果をテストしていたことが分かった。
そして実験68日目、ミュウツーは格納房を破壊して外に飛び出したが、ピカチュウはハリーのことを調べるためもう一度最初から再生した。
そして施設の稼働前の映像からミュウツーを捕獲したのがハリーだと判明し、ピカチュウは『これが理由だ。捕まえられた復讐さ』と言った。
その後、ティムとピカチュウがルーシーを捜していると、ルーシーは遠隔操作で外に飛び出したゲッコウガに捕まっていた。
ティムたちはルーシーを救出して外に逃げたが、ティムたちはゲッコウガの群れに追いつかれてしまう。
しかし、ルーシーの相棒・コダックの頭痛がひどくなり、自分の意思とは関係なく「念力」を出してゲッコウガの群れを吹き飛ばした。
難を逃れたのもつかの間、地鳴りとともに突然地面が割れ、ティムたちは斜面を転げ落ちてそのまま崖に落ちそうになる。
ティムたちは必死に森を駆け抜けて間一髪で無事だったが、森だと思っていたその正体は巨大なドダイトスの庭(背中)だった。
成長力を増強されたドダイトスはとてつもなく大きく、ドダイトスが動いて崖が崩れると同時にティムたちは川に放り出された。
その後、ティムたちはどうにか岸へ上がったが、落石のせいでピカチュウが大怪我を負って瀕死の状態になってしまう。
するとティムたちの前にフシギダネが現れ、ティムが「大切な存在なんだ」と言って助けを求めると、フシギダネは呼びかけに応じるように仲間を連れて戻ってきた。
やがてピカチュウを抱えたティムはたくさんのフシギダネに案内され、森のおくでハリーを拉致したミュウツーが姿を現した。
そしてピカチュウの状態を見たミュウツーはすぐにピカチュウを治療し、『約束どおり息子を連れてきたな』とピカチュウに言った。
ティムとピカチュウは何の話か分からなかったが、ミュウツーは呆気にとられたティムたちにホログラムを見せた。
すると、ピカチュウが格納房の電気系統をショートさせ、ミュウツーに脱出の機会を与えたのが「ピカチュウ」だったことが判明した。
そして映像がハリーの事故現場に移った次の瞬間、ミュウツーはそこに現れたロジャーに捕獲されてしまった。
やがてピカチュウは自分が『裏切り者』だったことで負い目を感じ、「俺は大事な人を傷つける」と言ってティムの前から去ってしまった。
その後、ティムとルーシーはその日「ポケモンパレード」が開催されるライムシティへ戻り、ティムはルーシーを残してハワードに会いに行った…。
「名探偵ピカチュウ」結末
1人になったピカチュウは偶然にも事故現場へたどり着き、そこでゲッコウガの手裏剣を発見した。
するとピカチュウは車が転落したのはミュウツーの攻撃ではなく、ゲッコウガの攻撃のせいで事故を起こしたと推理した。
ロジャーの命令でゲッコウガが?
じゃ、ミュウツーは俺たちを守ろうとした?
ハワードが映像を見せたのは…まさか、まずい。
そんな中、ティムがハワードにミュウツーが捕獲されたことを伝えにいくと、頭に装置をつけていたハワードは「それでいいんだ」と言った。
そして次の瞬間、ティムの背後から捕獲されたミュウツーが現れ、頭にハワードと同じ装置をつけられたミュウツーはティムに「逃げろ!」と叫んだ。
するとハワードとミュウツーは同時に意識を失い、格納房から出てきたミュウツーは『精神を転送した』と言った。
体は抜け殻となり、私の精神だけがミュウツーに。 ハワード?
お前たちのおかげでミュウツーにたどり着けた。
あなたが事故を…
お前の父は金だけ持って去ればいいものを嗅ぎ回り始めたのだ。
Rの存在を追及し、あげくミュウツーを施設から脱走させた!
やがて乗っ取りに成功したハワードにティムは拘束され、体が不自由だったハワードは「治療ではなく人類の進化の道を私は見つけた」と言った。
ミュウツーには錯乱状態になったポケモンに人間の魂を移す力があるのだ。
Rがそれを可能にする。
ハワードはポケモンパレードの風船の中にRを仕込んでおり、ライムシティのポケモンと人間を「一体化」させようと画策していた。
そしてハワードは市民の前に姿を現し、大量のRを散布して次々と人間の魂をポケモンに移した。
すると、そこにピカチュウが到着してハワードの前に立ちふさがり、ピジョットに乗ってうまく逃げながらハワードに攻撃した。
一方、目を覚ましたティムがクローゼットに閉じ込められていたロジャーを発見すると、そこに遺伝子操作で強化されたメタモンが現れた。
ティムはメタモンに追い詰められてビルから落ちそうになったが、ロジャーが後ろからメタモンを突き落としてティムを救出した。
やがてピカチュウはティムが最強の技だと言った『ボルテッカー』でハワードを吹き飛ばし、ハワードの注意を引いたところでティムがハワード本体の「精神転送装置」を外した。
するとハワードの魂が自分の体に戻り、無事に意識が戻ったミュウツーはポケモンと一体化した市民を元に戻した。
そしてハワードは逮捕され、ミュウツーはティムとピカチュウに「もう1つやらなければ」と言った。
捜し続けていた父はずっと近くにいた。
何のこと?
ハリーの事故後、ハリーが善人だと理解したミュウツーは「魂」をピカチュウに移しており、
息子がいるな。
連れてこい。お前たちを救える。
記憶は失うが心はそのままだ。
ミュウツーは預かっていた体をハリーに返した。
その後、元の体に戻ったハリーはティムに帰りの切符を渡した。
するとティムは「一緒にいてもいい?」とハリーに尋ね、ハリーは嬉しそうに『いい考えだ、大賛成』と言った。
そしてティムが切符をゴミ箱に捨てると、その様子を見ていたピカチュウも嬉しそうに鳴き声を上げた…。