レディプレイヤー1ネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、現実とVR世界を横断するSF映画『レディ・プレイヤー1』が地上波初放送される。
スティーブン・スピルバーグ監督のSFアドベンチャーが公開されたのは、2018年4月20日。
荒廃した2045年のアメリカ・オハイオ州を舞台に、VR世界「オアシス」開発者の遺産争奪戦が繰り広げられる。
今回は、アニメやゲームの有名キャラクターも続々と登場する映画『レディ・プレイヤー1』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「レディプレイヤー1」声優キャスト
「レディプレイヤー1」あらすじとネタバレ
2045年、オハイオ州コロンバス。
世界は荒廃して人類は貧困に苦しみ、多くの人々がスラムの集合住宅で暮らしていた。
しかしコロンバスは世界一の発展都市で、人々は厳しい現実から目を背けるためVR(仮想現実)世界・『OASIS(オアシス)』に入り浸っていた。
2027年生まれの主人公・ウェイド(アバター名:パーシヴァル)もコロンバスにおばさんと同居しており、この日も逃げ場を求めるようにオアシスにログインした。
何でもできるオアシスの世界は想像がすべて現実になり、アバターで好きなキャラになってリアルな体験ができる夢のような世界。
人々は食事、睡眠、トイレ以外はできるオアシス内で友達をつくり、実際に会ったことがない相手とオアシスを楽しんでいた。
しかし、オアシス内でのアイテムや装備に課金する人も多く、レベルアップに必要な「デスマッチ」で負ければ集めた物はすべて消滅する。
オアシス内での金、服、武器を失った人々は正気も失い、オアシスの住人にとっては『オアシスが人生』だった。
そんなオアシスの生みの親はジェームズ・ハリデーと相棒のオグデン・モロー。
2025年にオアシスを発表した2人はすぐに富豪となり、モローが数年で引退した後はハリデーがオアシスを運営していた。
やがて世界最大の企業(グレガリアス社)オーナーとなったハリデーは「オアシスの神」として人々に愛されたが、2040年1月にこの世を去った。
そしてハリデーの残した言葉がすべてを変え、
死ぬ前にゲーム用語で言うイースター・エッグを作った。
発見者に特別なパワーを与える隠しアイテムだ。
オアシス内に隠したエッグを最初に見つけた者がグレガリアス社の株を相続する。
また、オアシスを運営する権利も譲る。
私はアバターである全能のアノラックの姿にて3つの鍵を作った。
3つの門に通じる3つの鍵を与える。
試練を乗り越える力を持った者だけが、最後の地にたどり着き宝を得る。
ハリデーの莫大な遺産「5000億ドル」と『オアシスの運営権』をめぐる争奪戦が開始された…。
やがてオアシスの住人たちの課題は「3つの鍵探し」となったが、ハリデーが死んでからの5年間に1つも見つかっていなかった。
第1の試練は5年間誰も完走していない『難しすぎるレース(恐竜やキングコングが立ちはだかる)』で、ウェイドや仲間たち、エッグ・ハンターこと「ガンター」、IOI社の職員たち「シクサーズ」は今も挑戦中だった。
また、ハリデー研究チームもある「IOI社」は世界第2位の企業で1位の座を狙っており、このレースに勝つため全力を注いでいた。
そんなIOI社のボスはノーラン・ソレントで、ソレントはハリデーの遺産と運営権欲しさに惜しみなく金と人を投入していた。
そんな中、ウェイドと親友のエイチはこの日もレースに参加し、そこで大勢のシクサーを倒してきた有名人・アルテミスと出会う。
やがてレースが始まって次々と脱落者が出る中、ウェイドはゴール直前でキングコングの妨害で脱落した。
すると、そこにアルテミスがバイク(「AKIRA」の金田バイク)で突っ込んできたが、ウェイドは間一髪でアルテミスを守った。
その後、大破したアルテミスのバイクを修理するため、ウェイドは改造のプロ・エイチの作業場にアルテミスを連れていった。
アルテミスはウェイドにレースを中断させられたことを責めて口論となるが、アルテミスは修理が完了するとすぐにオアシスからログアウトした。
コングがいたからだ。奴には勝てない。そう決まってる。
ハリデーはルールなんか嫌ってた。
その夜、アルテミスの言葉を気にしていたウェイドは、オアシスにログインしてハリデーの生涯の記録が保存されている『ハリデー年鑑』に向かった。
エッグ探しが始まると出現したハリデー年鑑には最初はガンターが押し寄せたが、今となってはウェイドたち「オタク」しか来ることはなかった。
ウェイドは案内人に頼んで2029年の「オフィスパーティー」のアーカイブを見学し、ハリデーとモローの会話からヒントを得た。
後ろに進んだっていいじゃないか。
全速力で逆走したらどうだ?
アクセル踏んで「ビルとテッド」みたいに。
その後、再びレースに参加したウェイドは、ハリデーの言葉通り壁に向かって「全速力で逆走」した。
すると隠し通路が現れて地下のルートに入り、コングも手出しできない状況のままあっさりとゴールした。
こうして初の完走者となったウェイドの前にはアノラック(ハリデーのアバター)が現れ、第1の鍵と「第2の鍵のヒント」をアノラックから受け取った。
そしてパーシヴァル(ウェイドのアバター名)の名前は順位表の「1位」に表示され、一躍有名になったウェイドはソレント率いるIOI社に目をつけられてしまう。
また、鍵を見つけたウェイドには「10万コイン」が自動的に追加され、ウェイドは興奮しながら高額な武器やスーツを購入した。
そんな中、ソレントはオアシス内で『ガンター狩り』をしているアイロックに呼び出され、ソレントが欲しがっていた「オジュヴォックスの天球(無敵のシールドを生む天球)」を渡された。
するとソレントはパーシヴァルの名前をスコアボードから消すため、アイロックを雇ってウェイドの快進撃を阻止するよう命じた。
一方、順位表には5人の名が並び、ウェイドの逆走ゴールを見ていたアルテミスが2位、ウェイドがヒントをあげたエイチが3位、それを聞きつけたダイトウが4位、そしてダイトウの親友のショウが5位となった。
その後、ウェイドとアルテミスは第2の鍵のヒントを探るため、再びハリデー年鑑を訪れた。
作品を嫌う作者。
跳ばなかったジャンプ。
過去から逃れよ。
さすれば翡翠の鍵を得ん。
やがて2人がオアシス発表前の2025年のアーカイブを見学すると、ハリデーが初めて好きになった女性カレン・アンダーウッド(アバター名:キーラ)をデートに誘うか悩んでいる様子だった。
キーラは後にモローの妻となる女性で2人は驚いたが、そんなキーラは2034年に他界しており、ハリデー年鑑に彼女の名が二度と出てくることはなかった。
その話を聞いていた案内人は「あり得ない。彼女は大切な人でした」と言ってウェイドと賭けをしたが、キーラを検索しても発見することが出来なかった。
なぜ? 顔を見るのも名を聞くのもつらかったとか。
愛してたのね。 モローにも言えず。
告白してれば… 機会を逸した。
キーラに関する会話が全て消去され、最初で最後のシーンを発見したウェイドは、賭けに負けた案内人から『25セント』をもらった。
その後、ウェイドとアルテミスは魅惑の星に向かい、ハリデーがダンス好きのキーラのために建設した「ダンスクラブ」に入った。
すると、クラブにはウェイドを追跡していたアイロックが待ち伏せしており、2人の会話を遠くの席から盗聴した。
やがて2人はカレンを誘えなかったハリデーが「作品を嫌った」ことに気が付き、そのままフロアにジャンプしてダンスを踊った。
そんなデートのような状況に舞い上がったウェイドは「君が好きだ」とアルテミスに告白し、ウェイドは続けて『本名』をアルテミスに伝えた。
驚いたアルテミスは無防備すぎるウェイドに注意したが、会話を盗聴されていた2人は「シクサーズ」に襲撃される。
2人は激しい銃撃戦を展開してアイロックに追い詰められるが、ウェイドが「ゼメキスのキューブ」を使って時間を‟60秒前”に戻した。
そして2人はその場から逃走したが、アルテミスは能天気なウェイドに『遊びじゃないの』と言って姿を消した。
私のパパは徴収センターで死んだ。
ギアを借りて借金がかさみ、センターで強制労働。
IOIに搾取され、病気になって死んだ。
あんたは現実世界に生きてないもんね。
あんたの人生はこの幻の中。
そんな中、ソレントとアイロックはスーツの購入者からウェイドを特定し、パーシヴァルの正体がウェイドだとバレてしまう。
するとソレントは部下のフナーレを呼び、なかった会話として『ウェイド暗殺』を命じた。
その後、ソレントとウェイドはチャットで話し合い、ソレントは「IOIと組まないか?」とウェイドをスカウトした。
ウェイドは「信用できない」と言ってその話を断ったが、ソレントは本性を表して「コロンバスの自宅を吹き飛ばす」と言った。
驚いたウェイドはすぐにおばさんに連絡をしたが繋がらず、ドローンが仕掛けた爆弾で集合住宅を爆破されてしまった。
さらに、おばさんを亡くしたウェイドが次に狙われそうな仲間たちに報告していると、突然何者かに拉致されてしまう。
やがて目覚めたウェイドは謎の建物に運ばれており、目の前には反乱軍の少女・サマンサがいた。
ウェイドはサマンサがアルテミスであることにすぐに気が付き、実際に初めて会った2人はヒントについて話し合った。
あれは比喩よ。‟跳ばなかったジャンプ”はキーラとのこと。
彼女が原因でモローと仲違いを。
ハリデーはキーラに恋して、キスする機会もあったのに。
飛び込めず…。
そして2人はエイチ、ダイトウ、ショウを連れてハリデー年鑑に向かい、ハリデーがデートで見た映画『シャイニング』の世界に入った。
すると、エイチはそこにいた双子の少女を追いかけ、エレベーターから流れ出した血の海に流された。
さらに、エイチは必死に入った「237号室」で裸の女性に襲われ、バスタブから落ちて巨大な迷路に追い詰められる。
エイチは間一髪のところでウェイドとアルテミスに救出され、その直後にウェイドたちはハリデーとキーラの写真を廊下で発見した。
そしてアルテミスが奥に進むとゾンビたちがダンスパーティーを開催しており、アルテミスはゾンビたちの中からキーラを見つけて「踊ります?」と言った。
するとキーラは光と共にアノラックに姿を変え、アルテミスは見事に『第2の鍵』と「第3の鍵のヒント」を手に入れた。
魔法の数字で割り、
悲劇の砦を探せ。
ウェイドとアルテミスはヒントについてすぐに話し合ったが、反乱軍のメンバーがIOIに追跡されてアジトが見つかってしまう。
アルテミスは時間を稼ぐためにウェイドを逃がしたが、アルテミスはソレントの部下・フナーレに捕まって「徴収センター」に連行された。
その後、1人で逃走したウェイドの前にエイチ(本名:ヘレン)が現れ、ウェイドは男性でもマッチョでもないエイチを見て驚いた。
さらに、アルテミスから連絡を受けたダイトウ(本名:トシロウ)とショウ(本名:ゾウ)も合流し、ウェイドたちは初めて現実世界で顔を合わせた。
そしてウェイドたちはアルテミスを解放させるため、トラックでその場から離れてオアシスにログインした。
そんな中、ソレントは第3の鍵のヒントが『アタリ2600(ゲーム機)』だと気が付き、何千とあるゲームからハリデーが鍵を隠したゲームを特定しようとしていた。
さらに、ソレントはアイロックを呼び出して「オジュヴォックスの天球(レベル99のアイテム・無敵のシールドを生む天球)」を起動させ、『惑星ドゥームの城』に誰も侵入できないシールドを張り巡らせた。
やがてソレントがオアシスから出てゴーグルを外すと、目の前には銃を構えたウェイドとダイトウがいた。
ウェイドは困惑するソレントからアルテミスの情報を聞き出し、アルテミスに連絡を入れて脱出するためのアクセスコードを伝えた。
銃で脅されたソレントは今の状況が『現実』だと勘違いしていたが、ウェイドたちはログアウト直前にアカウントをハッキングしており、実際はオアシス内のオフィスを見ていた。
その後、ポッドから脱出したアルテミスはIOI職員のふりをしてオアシスに入り、ウェイドはオアシスの住人たちに「ライブ中継」で共に戦う事を呼びかけた。
僕は現実から逃げてオアシスに来た。
でも…皆もそうだろうけど、ここで大切なものを見つけることができたんだ。
生きがいとか、友達とか、言葉にするとサムいけど…愛を見つけた。
ソレントなんかに奪われたくない。
君たちはオアシスのためすべてを懸け、戦う覚悟があるか?
惑星ドゥームに集結せよ。
ハリデーの名において、共にオアシスを守ろう。
そしてオアシスの住人たちは惑星ドゥームに集まり、オアシス内で最後の戦いが始まった…。
「レディプレイヤー1」結末
IOIのふりをしてオアシスに入ったアルテミスは内側からシールドを破壊し、ウェイドたちは勢いを増して敵に突っ込んだ。
やがてソレントは「メカゴジラ」、エイチは「アイアンジャイアント」、ダイトウは「ガンダム」に乗り込んで激しいバトルを繰り広げた。
ダイトウとエイチはウェイドたちを守るため犠牲となったが、その直後にアルテミスが操縦席のソレントに爆弾を投げ込んでメカゴジラを破壊した。
その後、『アタリ2600』がある城の前にはアイロックが待ち構えていたが、ショウの手裏剣攻撃でアイロックを倒した。
そしてウェイド、アルテミス、ショウは城の前にたどり着き、ウェイドはIOI社にいるアルテミスを逃がすため仕方なく銃で撃った。(強制的にログアウトさせた)
さらに、ウェイドは「聖なる手榴弾」で周辺の敵を一掃し、ウェイドとショウはついに『アタリ2600』を発見した。
しかし、そこに復活したソレントとアイロックが現れ、ソレントは2度とオアシスに入れないように「カタクリスト」でオアシスの世界を全滅させた。
こうしてゲーム終了…かと思いきや、ウェイドはハリデー年鑑の「案内人」にもらった『25セント(ライフ)』のおかげで復活し、アタリ2600のゲーム・アドベンチャーの謎を見事に解いた。
一方、現実世界ではウェイドたちの乗るトラックにアルテミスも合流したが、フナーレがウェイドたちのトラックを特定してIOIに襲撃される。
ウェイドが第3の鍵をアノラックから渡される中、現実ではフナーレがトラックに乗り込んできたが、ウェイドたちは激闘の末にフナーレを倒した。
そしてウェイドはアノラックからオアシスの「運営権」のサインを求められたが、ウェイドは『試されてる…』と言ってペンを置いた。
おかしいよ。このペンと契約書。
モローに株を放棄させたシーンだ。
ハリデーの大きな過ちだ…後悔してた。
するとアノラックはハリデーに姿を変え、オアシスを作った理由を説明して『イースター・エッグ』をウェイドに渡した。
人との関わり方が分からなくて、ずっとビクビクしてた。
自分の死期を知るまでね。最後にやっと分かったんだ。
現実はつらく苦しく、いいことばかりじゃない。
でも現実の世界でしか味わえないんだ。うまいメシは。
なぜなら…現実だけがリアルだから。
最後にハリデーは「ありがとう。私のゲームで遊んでくれて…」と伝え、ウェイドの前から姿を消した。
一方、トラックを追跡していたソレントはウェイドに銃を向けたが、そこへ警察が駆け付けてソレントは逮捕された。
するとその直後、オグデン・モローと数人の弁護士が姿を現し、「運営権」の書類の束をウェイドに渡した。
そしてモローはハリデー年鑑の『案内人』としてウェイドたちを‟いつも見ていた”と伝え、ウェイドに「お見事。パーシヴァル」と言った。
その後、ウェイドは仲間たちとオアシスを運営することになり、最初の仕事はモローとのコンサルタント契約だった。
給料はモローの希望で「25セント」となり、モローの助言で徴収センターをオアシスから排除してIOIは閉鎖された。
火・木曜はオアシスを休みに。
奇妙な方針だけど、人は現実でも過ごさなきゃ。
ハリデーが言ったように、現実だけが本当にリアルなものだから。