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実話『風に立つライオン』のモデルとなったのは?原作はさだまさし!

      2015/05/01

本日2015年3月14日(土)に公開となった映画『風に立つライオン』。このストーリーは実話で、原作は歌手、そして小説家としても有名なさだまさしが、1987年に発表した楽曲「風に立つライオン」が始まりだ。大沢たかおも感銘を受けたとゆう1人の医師とは?

風に立つライオン

出典:東宝

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モデルとなった医師、柴田紘一郎とは?

歌から小説、そして映画へとなった『風に立つライオン』。大沢たかおが演じる島田航一郎のモデルは、さだまさしの古くからの知人である1人の医師・柴田紘一郎氏から聞いた体験談がモデルとなっている。

・さだまさし原作の小説を手に笑顔を見せる柴田紘一郎氏。

柴田紘一郎

出典:qBiz

今作はアフリカ、ケニアでの経験が描かれている

「風に立つライオン」のモデルとなった柴田紘一郎氏は、11歳の頃に祖父からもらったシュバイツァー博士の「アフリカの父」という伝記を読んで医者を志し、20歳の時に長崎大学医学部に入学し、子供の頃から憧れていた外科医を目指す。

転機が訪れたのは31歳の時で、今作の舞台となったアフリカ、ケニアの長崎大学熱帯医学研究所に医療援助(青年海外協力隊)として行くことになる。そしてナイロビを中心に巡回医療に務め、このケニアでの経験が映画「風に立つライオン」で描かれている。

日本に恋人を残してまで旅だった柴田紘一郎氏。日本に残してきた恋人に対するその時の心情がこの歌には込められている。

昨年の2014年、NHKの番組撮影で原作のさだまさしと共に、40年振りにケニアを訪問し、青年海外協力隊員らを取材している。

 

風に立つライオン 歌詞

風に立つライオン     作詞・作曲 さだまさし

突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります ありがとう ありがとう

ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ渕で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷(ふるさと)ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です

三年の間あちらこちらを廻り
その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました

ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
何より僕の患者たちの 瞳の美しさ

この偉大な自然の中で病と向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど何か
大切な処で道を間違えたようですね

去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます
去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです

あなたや日本を捨てた訳ではなく
僕は「現在(いま)」を生きることに思い上がりたくないのです

空を切り裂いて落下する滝のように
僕はよどみない生命(いのち)を生きたい
キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は風に向かって立つライオンでありたい

くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最後になりましたが あなたの幸福(しあわせ)を
心から遠くから いつも祈っています

おめでとう さよなら

出典:http://www.ab.auone-net.jp/

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原作さだまさしと柴田氏のやりとり

「医者なんてのは、野垂れ死にすべきだ!」

さだまさしと酒の席で、柴田先生が言い放った。

外科医は、その患者が生きる可能性がほとんど無い場合でも、
責任を強く感じるものらしい。
万一、患者が命を落とせば、自分のせい。
他の医師なら、救えたかも・・・。
「でも、先生みたいに責任を感じるお医者さんは少ないんじゃないですか?」
と、さだまさしが慰めると、
「まっさん(さだまさし)、それは違うばい。
医者であれば誰もが同じ思いです。
それだけは信じてください!」
・・と、一生懸命言われた。

さだまさしが、わけを聞く。

先生が若い時のお話。
すぐに処置しなければ危険な若い奥さんが、
病院のベッドが一杯で、他の病院を世話しようと、
再三再四、自宅に足を運んでまで入院を説得。
でも、その奥さん、頑なに「ベッドが空くまで待つ」と言い、
結局、手遅れで亡くなった・・・。
先生は、よせばいいのに、責任を感じ、
その奥さんのお葬式に。
悲しみに怒り狂う旦那さんが「お前が家内を殺した!」と罵倒、
「力足らずで申し訳ありませんでした」としか言えなかった・・・。
その重荷を生涯、ずーっと心に抱き続ける・・・そんな先生。
さだまさしは、そんな先生だから「名医だと断言できる」と。
だから、“生命の尊厳”を何よりも大切にする柴田先生のことを
「風に立つライオン」という曲に書き、
「よどみない命を生きたい」という柴田先生の生き方を世に残した。

出典:肥さんの夢ブログ

 

キャスト、監督

大沢たかお・・・島田航一郎(医師)

石原さとみ・・・草野和歌子(赤十字戦傷病院に赴任した看護師)

真木よう子・・・秋島貴子(離島医療の医師、日本に残された航一郎の婚約者)

萩原聖人・・・青木克彦(医師、航一郎の友人)

鈴木亮平・・・田上太郎(五島列島胡蝶島の漁師)

藤谷文子・・・児島聡子(航一郎の同級生)

中村久美・・・秋島清美(秋島貴子の母)

山崎一・・・秋島誠一(秋島貴子の父)

石橋蓮司・・・村上雅之(熱帯医学研究所の所長)

後藤恭路・・・高校時代の航一郎

監督・・・三池崇史

予告動画

出典:東宝MOVIEチャンネル
キャスト陣が竜巻やハエにも悩まされたと語っていた、かなり過酷な環境の中で撮影された風に立つライオン。1987年に歌で始まり、小説、そしてたくさんのファンが待ち続けた今回の映画化。今までハードなアクションシーンや、過激な作品を数々生み出して来たことでも有名な三池崇史監督が、今までとはかなりテイストの違っていたであろう今作を、いかにして仕上げたのか?

今この瞬間にも、映画館の中ではたくさんの感動を読んでいるだろう。

特別映像(主題歌フルバージョン)

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