ワイルドスピード7SKYMISSIONネタバレとあらすじ!結末と声優も
2023/05/12
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION(スカイミッション)』が放送される。
ド派手なカーアクションが連続する「ワイルド・スピード」シリーズの第7弾が公開されたのは、2015年4月17日。
最強の敵役に人気アクション俳優のジェイソン・ステイサムが参戦し、カーアクションでも挌闘シーンでも存在感を発揮している。
今回は、ポール・ウォーカーの遺作となった人気シリーズ第7弾『ワイルド・スピード SKY MISSION』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
目次
「ワイルド・スピード SKY MISSION(スカイミッション)」声優キャスト
「ワイルド・スピード SKY MISSION(スカイミッション)」あらすじとネタバレ
イギリス・ロンドン。
ドミニクたちが倒した国際犯罪組織のボス、オーウェン・ショウは瀕死の状態で入院していた。
見舞いに訪れた兄のデッカード・ショウは、意識不明の弟に「俺がカタをつけてやる」と言って復讐することを誓った。
一方、国際指名手配を取り下げられたドミニクは、記憶を失ったレティを「レースウォーズ」(ストリートレーサーのイベント)に連れて行った。
やがてレースに勝利したレティは仲間たちに祝福されるが、断片的なフラッシュバックに混乱してその場を去った。
その後、レティが『自分の墓』の前で悩んでいると、駆けつけたドミニクが墓を壊そうとする。
するとレティはハンマーを振り上げたドミニクを制止し、「これは1つの真実よ」と言ってドミニクに別れを告げた。
とてもつらいのよ。
私たちの15年の記憶が…あなたの中だけにあるということは。
私は思い出を語れない。何もないの。
外交保安部・ロス支部。
ドミニクと恋人関係だった捜査官・エレナは、帰り際に上司のホブス捜査官から推薦状を受け取った。
ホブスがエレナを送って机に戻ると、デッカード・ショウがホブスのオフィスでパソコンを使っていた。
デッカードは弟・オーウェンの仇を取るため、ドミニクたちの情報を盗みに潜入していた。
そしてUSBにデータをコピーしたデッカードはホブスに襲いかかり、2人は激しい殴り合いを展開する。
やがて騒ぎに気がついたエレナが加勢に来るが、直後にデッカードは爆弾を投げ、ホブスはエレナをかばって爆破の衝撃でビルから転落する。
一方、元FBI捜査官のブライアン・オコナーは、妻・ミア(ドミニクの妹)と息子・ジャックと共に穏やかな日々を過ごしていた。
ミアは2人目の子を身ごもっていたが、平凡な家庭の生活に必死になじもうとするブライアンに打ち明けられずにいた。
この前何て言ったと思う?
車じゃなくて銃弾が恋しいって。
時間を与えてやれ。
そんな中、ドミニクにデッカードから連絡が入り、デッカードは『じきに俺を知る』と言って電話を切った。
すると、東京に住むハンから届いていた「荷物」が突然爆発し、ドミニクの家は粉々に吹き飛んでしまった。
ドミニクたちは家の外にいて難を逃れたが、デッカードは東京にいたハンを事故に見せかけて殺害した。
その後、意識が戻ったホブスはドミニクを呼び、デッカード・ショウの資料を渡した。
デッカードはイギリス軍の『秘密部隊員』だったが、政府に「知りすぎている」と判断されて消されかけた人物だった。
政府は20人の工作員を送って暗殺しようとしたが、生き延びたデッカードは最近まで行方をくらませていた。
ハンを殺し、家族も殺されかけたドミニクはデッカードと戦うことを決意し、ミアとジャックをドミニカ共和国に住む友人・マンドの要塞のような豪邸に避難させた。
ブライアンは2日後にドミニクと合流することになり、ミアから「家族に危害を加える前に2人で倒して」と背中を押された。
その後、東京に向かったドミニクは、ハンの弟子でドリフトの実力者「ショーン・ボズウェル」(『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の主人公)から事故現場にあったハンの遺品・ジゼルの写真と十字架のネックレスを受け取った。
アメリカに戻ったドミニクはハンの葬儀を執り行うが、参列したドミニクたちをデッカードが見張っており、気がついたドミニクはすぐに追跡した。
やがて2台の車は正面衝突するが、デッカードの車は補強されていていてダメージも少なかった。
さらに、デッカードは車から降りたドミニクに銃を突きつけたが、そこに特殊部隊が現れてデッカードは逃走した。
特殊部隊を率いていたのはホブスの紹介でやってきたミスター・ノーバディで、彼は「ビールを飲むが招待するぞ」と言ってドミニクを誘った。
秘密作戦本部・カリフォルニア。
ドミニクの好みを理解していたノーバディはコロナビールを出し、イギリス最強の殺し屋・デッカードについて話し始め、逃走したデッカードを発見するための追跡装置『神の目(ゴッド・アイ)』についてドミニクに説明した。
神の目はスマホ、衛星、PC、カメラ、ATM等どこにでも侵入できる追跡装置だが、開発者の女ハッカー・ラムジーがテロリストのジャカンディたちに拉致されていた。
また、10年かかった追跡もたった2時間で済んでしまう神の目の開発者・ラムジーは重要人物だったが、軍を使っての「ラムジー救出作戦」は政治的な理由で不可能だった。
そこでノーバディはドミニクに白羽の矢を立て、『ラムジーを救出したら“神の目”を使わせてやる』と言った。
追う立場になり、デッカードはすぐ見つかる。
もっと重要なのは、君と君の家族が葬式に出ずに済む。
ラムジーと神の目の奪還で敵が手中に…これが私の提案だ。
するとドミニクは「俺のやり方で俺の仲間とやる」と言ったが、先読みしていたノーバディは『だから仲間を呼んでおいた』と答えた。
そしてブライアン、ローマン、テズ、レティら「ファミリー」が集結し、作戦会議が始まった。
ラムジーは山岳地帯を装甲車両で移送されるため、奪還のチャンスは崖が続いている一本道だけだった。
すると、過去の作戦を不満に感じていたローマンが「俺が作戦を決めるぞ。でないと降りる」と言い出し、攻撃地点はローマンの案が採用されることになった。
しかし、ローマンは攻撃地点の道にたどり着く方法を考えておらず、テズに任せて「人材の活用もリーダーの手腕だ」と言った。
その後、山岳地帯まで飛行機で輸送してもらったドミニクたちは、テズの作戦で車ごと降下して着陸することになる。
前代未聞の作戦にファミリーが降下していく中、怖気づいたローマンが「俺はここに残る!」と言い出した。
しかし、テズはローマンが駄々をこねることを予想しており、仕掛けていたパラシュートを開いてローマンを降下させた。
先に着陸したドミニクたちは、パラシュートを切り離して一列に並んで走行を開始した。(ローマンはゆっくりと降下中)
アゼルバイジャン・コーカサス山脈。
ラムジーが移送されている装甲車両は前に2台、後ろに4台の車で守られており、ドミニクたちが車に近づくといきなりガトリング砲で銃撃される。
すると、防弾仕様のテズの車が先頭になり、ドミニクたちは一列になって後ろからテズの車を順番に押した。
やがてテズの車が突っ込んで後ろの4台を吹き飛ばすが、装甲車の両側から「機関銃」で銃撃され、テズとブライアンが危うく横転しそうになる。
その様子を後方から見ていたドミニクとレティは、ワイヤー付きの爆弾を発射して後部の扉を爆破した。
そしてブライアンが乗り込んでラムジーを救出し、ラムジーはブライアンの指示でドミニクの車に飛び移った。
しかし、そこに突然現れたデッカードの邪魔が入り、ドミニクは仕方なく作戦になかった山道に逃走した。
やがてラムジーを乗せたドミニクは崖に追い詰められるが、そこにローマンが登場してデッカードを崖に落とした。
一方、装甲車で敵と格闘中のブライアンは、運転手に流れ弾が当たったせいで崖から車ごと落ちそうになる。
するとブライアンは車両の上を全力で走り、救出に来たレティの車に飛びついて間一髪で助かった。
ドミニクたちが道に出るとジャカンディたちに包囲されるが、ドミニクは落ち着いた表情で「ヘルメットをかぶれ」とラムジーに言った。
そして方向を変えたドミニクは崖にダイブし、2人が乗った車はそのまま崖下に転がり落ちた。
やがてブライアンたちが救出に向かうと、テズが特別に改造した車のおかげでドミニクたちは無事だった。
その後、目を覚ましたラムジーに『神の目』のことを聞くと、ラムジーは「アブダビの友人に郵送した」と言った。
ブライアンはやけに簡単に話したラムジーを疑ったが、ラムジーは命をかけて救ってくれたドミニクたちを信用していた。
また、ラムジーはドミニクたちのキャラを言い当て、「1つの要素がこういう集団を束ねる」と言った。
・ブライアン→元警官か軍人でしょ?
・テズ→技術者ね。ハッカーに同情的。
・ドミニク、レティ→ボスだわ。それとその奥さん。
・ローマン→冗談男。(モテモテの大ボスと反発した)
1つの要素がこういう集団を束ねるの。恐怖か忠誠心。
恐怖は感じないわ。
やがてドミニクは政府に協力していることをラムジーに伝え、一行は中東へ出発した。
UAE・アブダビ。
ドミニクたちはラムジーの友人・サファーに会うが、サファーは神の目を『車のパーツとしてヨルダンの王子に売った』と言った。(ラムジーは神の目を「回転制御機」だとサファーに伝えていた)
また、神の目はすでに王子が所有するスーパーカーに取り付けられており、保管場所は王子が滞在している高層ビルの最上階だった。
最上階に保管されている理由は「金持ちの気まぐれ」だったが、ドミニクたちは仕方なく『王子主催のパーティー』に正装に着替えて潜入する。
保管室へは寝室の配線が「侵入のカギ」だったが、警備員を倒して寝室に入ったレティが接続口のケーブルを切った。
するとテズがシステムに侵入し、特別要員のローマンはナンパして誕生日でもない女の子に「ハッピーバースデー」を歌って会場で目立ちまくった。
やがてローマンの歌とマイクパフォーマンスで警備が手薄になり、その隙にドミニクとブライアンが保管室へ侵入した。
そして2人の前に現れたのは、世界で7台の貴重品『ライカン・ハイパースポーツ』だった。
そんな中、レティが寝室から出ると女性の警備員に見つかってしまい、警報音と共にテズはシステムから締め出された。
ドミニクとブライアンは車に取り付けられた神の目を探していたが、保管室のゲートが閉まって閉じ込められてしまう。
一方のレティは女性警備員ともみ合いになってパーティー会場に転落し、ドミニクとブライアンは王子の車に乗り込んで会場に突っ込んだ。
すると、そこに銃を持ったデッカードが突然現れ、行き場を失ったドミニクとブライアンはライカンに乗ったまま高層ビルの間をダイブした。
やがて2棟の高層ビルの間をダイブした末に「神の目」を発見し、2人が飛び降りるとライカンは地上へ転落した。
その後、ドミニクたちはノーバディと合流し、ドミニクはラムジーに「神の目でデッカードを捜せ」と言った。
すると、ラムジーはデッカードが現れた高層ビルの監視カメラ、街の防犯カメラ、スマホ、衛星に一瞬で侵入し、全ての映像と音声を検索してデッカードの隠れ家を特定した。
デッカードが無人の工場にいることが分かったドミニクは仲間たちに準備させたが、ノーバディに「俺の仲間は殺し屋じゃない」と言ってこっそり抜け出した。
しかし、後をつけていたブライアンに見つかり、ドミニクとブライアン、そしてノーバディ率いる特殊部隊と共にデッカードの隠れ家に向かった。
現場に到着したドミニクたちはデッカードをすぐに発見したが、デッカードはジャカンディの組織と手を組んでいたため激しい抵抗に合う。
部隊の隊員たちは次々に倒れてノーバディも被弾し、さらに悪いことに「神の目」もジャカンディに奪われて撤退を余儀なくされた。
その後、現場から逃走したドミニクたちは、重傷のノーバディを病院に連れて行こうとした。
しかし、すでに医療班を呼んでいたノーバディは車を降り、『ラムジーを守れ』と言ってドミニクたちを送り出した。
彼女なら神の目を無効にすることができる。
だから連中に狙われる。
今度は総力を挙げて襲ってくるぞ。
神の目を奪われ、自分たちの動きが筒抜けになったドミニクは、戦いの舞台を移して「ロスのストリート」で迎え撃つことにした…。
「ワイルド・スピード SKY MISSION(スカイミッション)」結末
テズは神の目をハッキングするため監視カメラに「ウイルス」を仕込むが、3キロ以内に接近しなければハッキングは不可能だった。
また、ラムジーが狙われにくいように車から車へ『パス』することになり、ドミニクはデッカードと一騎討ちで決着をつけるつもりだった。
やがてドミニクとレティは互いの無事を祈り、ミアはブライアンに「おなかに女の子がいる」ことを報告した。
彼女には父親が要るから、必ず戻って。
妊娠を黙ってたのは、家庭に嫌気がさすかと思って。
君のサンドを食べた時から、結ばれてた。
あのまずいサンド…何度も食べた。
その後、ジャカンディは軍用ヘリで現れ、ドミニクは愛車の「ダッジ・チャージャー」でデッカードを引きつけた。
そしてブライアン、ローマン、レティたちはブライアンの合図で3方向に散らばり、ラムジーはすぐにハッキングを開始した。
すると、ハッキングに気がついたジャカンディはヘリから「無人機」(ドローン)を飛ばし、ブライアンたちを銃撃やミサイルで苦しめて警察車両も巻き添えにした。
やがてドミニクとデッカードは立体駐車場で対峙し、ブライアンはラムジーを間一髪でローマンの車に飛び移らせた。
そんな中、ハッキングに必要な「電波塔」がミサイルで破壊され、あと少しのところで信号が遮断されてしまう。
すると、テズが『携帯電話の中継アンテナ』で代用することを思いつき、近くにいたブライアンをビルの屋上に向かわせた。
一方、爆発のニュースを見て事態を理解したホブスは、娘に「仕事だ」と言ってギプスを破壊して出動する。
やがてラムジーが乗ったローマンの車が爆破されるが、爆破前に3人(ラムジー、ローマン、テズ)は脱出しており、そこに到着したレティの車にラムジーは乗り込んだ。
無人機がラムジーを追跡する中、援護に現われたホブスが「救急車」で突っ込んで無人機を破壊した。
するとその直後、ブライアンが確保したアンテナのおかげで神の目につながり、ラムジーは神の目を「無効化」することに成功した。
一方、ドミニクとデッカードは一対一の死闘を繰り広げていたが、そこに追い詰められたジャカンディが現れてミサイルを撃った。
するとその衝撃で駐車場が崩れ、デッカードは瓦礫の中に飲み込まれてしまう。
難を逃れたドミニクもすぐにジャカンディに狙われたが、そこにホブスが現れて無人機から引きちぎったマシンガンを乱射した。
やがてドミニクは車を加速させて銃撃を続けるヘリに車ごとダイブし、デッカードが持っていた『手榴弾入りのカバン』をヘリに引っ掛けた。
そしてホブスがカバンを撃ち、ジャカンディを乗せたヘリは爆発した。
一方、瓦礫に激突したドミニクは心停止しており、ブライアンとレティが人工呼吸をしたが反応がなかった。
すると、レティが涙を流しながらドミニクに語りかけ、レティは「思い出したの、洪水のように…」と言った。
ドミニクとレティはドミニカ共和国で結婚式を挙げており、結婚指輪代わりに渡したものがハンの遺品の『十字架のネックレス』だった。
あなたを独りにしない。どこへでも一緒に。
あなたが戦えば私も戦う。あなたが死ぬ時は私も一緒に死ぬ。
死ぬなら私も一緒。でもまだ死にたくない。
ここはまだ私たちの世界。全部思い出したわ…何もかも。
待ってたぞ。
ようやく意識を取り戻したドミニクに「なぜ結婚を黙ってたの?」とレティが質問すると、ドミニクは『君の愛を信じてたから…』と答えた。
CIA・秘密留置施設。
収監されたデッカードは「簡単に逃げ出せる」とホブスに言ったが、ホブスは笑顔で「コンクリートに穴を掘れ。出口で殴り殺してやる」と言い返した。
その後、平穏な日々に戻った「ファミリー」は海岸でくつろいでいた。
ブライアンは幸せそうにミアとジャックと遊んでいたが、その光景を目の当たりにしたドミニクたちは、ブライアンの居場所が『家庭』にあることに気がついた。
家族か…彼の居場所ね。
家庭さ。安住の場所。
前とは違ってきた。
“さよなら”は? 別れなんかない。
その後、1人で帰ろうとするドミニクをブライアンが追いかけてきた。
“さよなら”も言わずに行くのか?
スピードを愛して生きてきた。
だから俺たちは兄弟だ。お前も同じだった。
どこにいようと…400メートル先か、地球の裏側でも、いつも一緒だ。
永遠の兄弟だ。
そしてドミニクとブライアンはしばらく並走し、分岐路に差しかかった2人はそれぞれ別々の道を走っていった…。
ポール・ウォーカーの遺作
ブライアン・オコナー役でシリーズに貢献してきたポール・ウォーカーさんは、撮影期間中の2013年11月30日に「自動車事故」で帰らぬ人となった。(享年40)
ブライアン・オコナーの一部シーンはポールさんの実の弟、ケイレブ・ウォーカーとコディ・ウォーカーが代役を務め、CG合成で未撮影部分を完成させている。(左:コディ、右:ケイレブ)
そしてエンディングを飾る『See You Again(feat. Charlie Puth)』は、故ポール・ウォーカーさんに捧げられた名曲だ。