さらば あぶない刑事(映画)ネタバレとあらすじ!結末とキャストも
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『さらば あぶない刑事』が地上波初放送される。
前作「まだまだあぶない刑事」から10年3ヶ月ぶりとなる劇場版第7作が公開されたのは、2016年1月30日。
定年退職まで“あと5日”となったタカとユージが、横浜に進出してくる中南米マフィアに立ち向かっていく。
今回は、30年愛され続けた「伝説」のシリーズ完結編・『さらば あぶない刑事』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「あぶない刑事(あぶデカ)」シリーズ
『さらば あぶない刑事』は、最高視聴率26%を記録した国民的ドラマ「あぶない刑事」シリーズの完結編。
これまでに2つのテレビシリーズ、1作のスペシャルドラマ、7作の劇場版が世に送り出されてきた。
・テレビドラマ「あぶない刑事」(1986年10月~1987年9月)
・映画「あぶない刑事」(1987年12月12日)
・映画「またまたあぶない刑事」(1988年7月2日)
・テレビドラマ「もっとあぶない刑事」(1988年10月~1989年3月)
・映画「もっともあぶない刑事」(1989年4月22日)
・映画「あぶない刑事リターンズ」(1996年9月14日)
・スペシャルドラマ「あぶない刑事フォーエバー TVスペシャル’98」(1998年8月)
・映画「あぶない刑事フォーエバー THE MOVIE」(1998年9月)
・映画「まだまだあぶない刑事」(2005年10月22日)
・映画「さらば あぶない刑事」(2016年1月30日)
映画「さらば あぶない刑事」キャスト
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映画「さらば あぶない刑事」あらすじとネタバレ
タップダンスのように足を鳴らし、薄暗い留置所に向かう大下勇次(ユージ)。
ユージが向かった先には、相棒の鷹山敏樹(タカ)が寝そべっていた。
タカは裏カジノに潜入し、捕まったふりをして闘竜会の若頭・伊能丈治の情報を探っていたのだ。
その後、伊能の手下から情報を得た2人は、伊能が仕切るブラックマーケットを襲撃。
伊能たちがすぐに逃げ出す中、ユージは不良の世界から足を洗わせた若者・川澄和則がマーケットにいたのを目撃する。
2人は伊能が乗る車を追うが、突然バイクに乗った「謎の男」に邪魔をされてしまう。
激しいカーチェイスの末、2人の乗った車は横転して伊能を取り逃がしてしまった。
「大馬鹿者ォ~っ!」
神奈川県警・横浜港警察署捜査課の課長になった「トロイ動物」「プリティ町田」こと町田透(トオル)は、定年まであと4日のタカとユージに『おとなしくしていてほしい』と懇願する。
しかし、上司であるトオルの声は2人に届かず、コーヒーを飲み干して足早に部屋を出ていった。
2人が課長室を出ると、いつもハイテンションな真山薫(カオル)が結婚式の招待状を持って2人を訪ねてくる。
カオルの結婚相手はIT企業の社長で、カオルは退職金を前借りして株に全額つぎ込んでいた。
そんな中、港警察署が突然騒がしくなり、2人は新車のGT-Rを飛ばして現場に向かった。
現場には2人が取り逃がした伊能が殺害されており、県警は『横浜犯罪勢力図が大きく変わる』と警戒していた。
「危険ドラッグ:闘竜会」「覚醒剤:中国マフィア」「拳銃:ロシアンマフィア」この3つの組織は棲み分けができており、それをまとめていたのが伊能だった。
3つの組織はお互いが疑心暗鬼になり、組織間が騒がしくなっていた。
そんな中、ユージはおでん屋を経営している吉井(パパ)の店へ行き、気になっていた川澄和則のことを相談した。
川澄は仲間思いだが熱くなりやすく、吉井には「川澄を立ち直らせるのはお前しかいないよ」と言われた。
一方、タカは恋人の浜辺夏海とレストランで待ち合わせをしており、2人は「未来」について語り合った。
タカは定年後、ニュージーランドのオークランドに夏海と移住することを決めていた。
2人がいい雰囲気の中、キョウイチ・ガルシアが夏海に声をかけてくる。
タカは夏海とガルシアがただならぬ仲だと気づきながらも、2人の過去については質問しなかった。
闘竜会の事務所では、ディーノ・カトウがブラックマーケットを自分たちに仕切らせるよう話をつけに来ていた。
すると、カトウは殺害した伊能の腕を取り出し、伊能が握ったままだったハードディスクを会長の奥西に見せた。
初めから穏便に話し合う気などなかったカトウは、その場で組員を殺害し、奥西を脅して事務所から立ち去った。
その後、タカと夏海のもとにユージが合流し、タカに川澄を「再度更生させたい」と頼んだ。
タカがその話を承諾して店を出ようとすると、ガルシアのいる部屋に入っていくカトウとすれ違う。
そこで「火薬の匂い」に気づいた2人は、不審に思いながらも店を後にした。
その後、2人がガルシアとカトウの身元を調べていると、「港で3人の射殺体が発見された」との一報が入る。
ガルシアの誕生日(12月27日)、タズ子ちゃんと一緒。
小学生の時の初恋の人、藤山タズ子ちゃん。
2人が現場に行くと、射殺体はすべて闘竜会の組員で伊能のボディーガードだった。
鑑識がスーツのポケットから「コーヒー豆」を発見すると、2人はいつもコーヒー豆を食べていたカトウのことを思い出した。
2人はガルシアの宿泊先を訪ねてカトウを連行するが、海水で洗われたコーヒー豆からはカトウの唾液は検出されなかった。
しかし、2人はカトウを挑発して手をださせ、「公務執行妨害」でカトウを逮捕。
逮捕したカトウの体には、犯罪組織『BOB』のタトゥーが彫られていた。
すると、2人を心配したトオルは退職日までの休職を命じ、2人から警察IDと銃を取り上げた。
BOBは「ブラッド・オブ・ザ・ブレイブ(勇者の血)」という意味で、アメリカで“最悪のギャング”と言われている犯罪組織。
元は中南米の組織で、特徴は異常なまでに好戦的なこと。
対立する組織を暴力で壊滅させ、金になりそうなことだったら何にでも手をだす最悪の連中だった。
BOBの『横浜進出』はすでに始まっており、県警は港の監視体制を強化することになった。
その後、ユージはおでん屋の吉井から連絡をもらい、川澄が海岸通りの「CJカフェ」店長・石黒達也と親しいという情報を得る。
2人が石黒に会いに行くと「川澄とは連絡を取っていない」と言ったが、石黒の後をつけていたユージが川澄を発見する。
すると川澄はボートに乗って逃走し、ユージは石黒から川澄の「計画」を聞き出した。
川澄の仲間3人は、闘竜会が開発した「危険ドラッグ」の実験台にされて死亡していた。
川澄は闘竜会が手に入れた危険ドラッグのデータや流通経路、取引記録などの全てのデータが保存されている『ハードディスク』を盗み出そうとしていた。
あれがある限り、俺の仲間は浮かばれないんですよ。
大下さんに渡すんで、奴らを叩き潰してください。
その後、ユージは川澄と2人でガルシアのホテルの部屋に侵入。
警備を倒して金庫を開けようとするが、暗証番号が分からずに悩んでいた。
すると、ユージが触れた番号をライトで割り出し、番号の組み合わせの中から「タズ子ちゃんの誕生日」(ガルシアと同じ12月27日)を選択した。
すると見事に金庫は開き、2人はハードディスクを盗んでタカと合流した。
その後、2人はカオルが働く「重要物保管所」に向かい、NPO法人「横浜港を守る会」会長の松村優子にハードディスクを渡した。
その夜、2人は松村会長から横浜港に入港予定のリベリア船籍・「ボゴタ号」が密輸船だとの情報を得る。
ガルシアはこの船で、組織の資金源になる何かを密輸しようとしている。
ブツを押さえれば、ガルシアに大きな打撃を与えられるわ。
さっそく海上警察に向かった2人は、ブツが海上投棄された可能性を指摘し、海上警察は緊急指令として捜索を開始した。
そんな中、タカはずっと夏海と連絡が取れないことを心配していた。
すると、ユージがタカの携帯を操作し、夏海の携帯のGPSから現在位置を特定する。
夏海の現在位置は「新山下埠頭」。
2人は『罠』だと気づいていたが、トオルからIDと銃を返してもらって倉庫に乗り込んだ。
2人が拘束されている夏海を発見すると、夏海は向かいのビルの屋上からカトウに銃で狙われていた。
タカが夏海を助けてユージはカトウを追い、ユージはカトウの車を横転させるが、そこにカトウの姿はなかった。
一方、タカはバイクで現れたガルシアと殴り合いにもつれこむが、夏海がタカの銃を拾ってガルシアを撃とうとする。
しかし、ガルシアが投げたアイスピックが夏海の胸に刺さり、ガルシアは逃走して夏海はその場に倒れた。
その後、密輸船から海上投棄された貨物が警察に回収された。
重要物保管所に運び込まれた貨物の中身は、「危険ドラッグの原料200kg」。
末端価格で100億円はくだらない代物だった。
映画「さらば あぶない刑事」結末
ユージにハードディスクを渡した川澄がガルシアを見かけ、石黒と尾行してガルシアのアジトに侵入する。
心配になった石黒はユージにそのことを伝えたが、川澄はあっけなくガルシアに見つかってしまう。
その後、カトウたちは重要物保管所を襲撃して貨物を奪い、銃を乱射して部屋から立ち去った。
カオルはなんとか無事だったが、川澄を心配したユージは「レパード」に乗ってガルシアのアジトに向かう。
アジトに侵入したユージは、カトウと人質にされた川澄を発見。
ユージはカトウに発砲して川澄を救出するが、待ち伏せていたカトウに次第に追い詰められる。
さらに、ユージは闘竜会の組員に左腕を撃たれるが、遠くから聞こえてくるハーレーのエンジン音を聞いて『ショータイムだ』と言った。
すると、ハーレーに乗ったタカがショットガンを構えながら現れ、闘竜会の組員を次々と倒していった。
カトウはタカがユージに投げ渡した銃で倒されたが、そこにバイクに乗ったガルシアが現れる。
ガルシアとタカは埠頭で一騎打ちとなり、お互いバイクに乗ったまま銃で撃ち合った。
タカは腹部を撃たれて追い詰められるが、今度はユージがタカにショットガンを渡してガルシアを倒した。
しかし、倒れたガルシアの背後から闘竜会の組員たちが大勢現れ、2人は覚悟を決めて敵に突っ込んでいった。
お前の夢、あれ何だよ?ユージ、聞かせてくれ。
結婚して子どもをつくる。でその子どもを、ダンディなデカに育てる。
ユージ、お前に出会えて良かったよ。
ははっ、泣かせないでよ。
俺こそ、最高のデカ人生だった。
これ以上増えてもなんだし、行きますか。
OK!
その後、横浜平和都市宣言のイベントが行なわれ、そこでトオルは意味深なスピーチをしていた。
この街を守るために犯罪組織と戦い続け、
自らが傷つき、殉職していった多くの警察官たちがいたことを、
どうか、忘れないでください。
一方、タカとユージはニュージーランドのオークランドで食事やゴルフを楽しんでいた。
定年後の2人はオークランドで『タカ&ユージ探偵事務所』を開いており、トオルやカオルとの思い出話に浸っていた。
すると、「結婚詐欺」にあったカオルがウェディングドレスのまま2人の事務所に現れ、
『結婚しろォ!』と追いかけてくるカオルからタカとユージは逃げた。