テルマエ・ロマエIIネタバレとあらすじ!結末とキャストも
2019/02/16
今夜21時00分からの「土曜プレミアム」に、大ヒット映画第2弾『テルマエ・ロマエII』が放送される。
2012年4月に公開された第1作目「テルマエ・ロマエ」に続くこの映画は、2014年4月26日に公開され、興行収入が44億円を突破している。
今回は、ルシウスが再び現代の日本にタイムスリップする『テルマエ・ロマエII』のネタバレとあらすじ、豪華キャストをご紹介したい。
目次
映画「テルマエ・ロマエII」原作
映画「テルマエ・ロマエ」の原作を書いたのは、イタリア在住の女性漫画家・ヤマザキマリさん。
テルマエ・ロマエはマンガ大賞2010、手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、2012年に映画化されている。
月刊漫画雑誌「コミックビーム」で2008年2月号から2013年4月号まで連載され、単行本は全6巻の全38話となっており、第1作目の映画「テルマエ・ロマエ」は1話~9話までの内容が含まれていた。
なお、テルマエ・ロマエは2013年6月にて、最終巻を迎えている。
テルマエ・ロマエ執筆のきっかけを、ヤマザキマリさんは以下のように語っている。
「ヨーロッパにはお風呂も銭湯もないから、お湯につかりたくてもつかれない。でも、そこら中に古代ローマ時代の浴場の遺跡がある。昔はあったのになぜ今ないのか、それがもどかしくて」「イタリア人の夫が日本の家風呂を見て笑うんです。(中略)古代ローマ人なら日本の風呂の良さをわかってくれるぞ」とその発想の経緯を語っている。
出典:wikipedia
映画「テルマエ・ロマエII」キャスト
映画「テルマエ・ロマエII」あらすじとネタバレ
「テルマエ」と呼ばれる公衆浴場の建設によって、民衆の支持を得た第14代ローマ皇帝・ハドリアヌス。
ハドリアヌスは侵略戦争による領土拡大路線に終止符を打ち、近隣諸国との平和共存を目指すため領土の一部を他国に返還し、新たな国境線を定めた。
しかし、戦争による「世界征服」を目論む元老院は、戦う強いローマの必要性を民衆に訴え、ハドリアヌス帝の平和路線を覆そうと企んでいた。
武力による世界征服か、安定による平和共存か。
今まさに、この大帝国ローマが変わろうとしていた。
再び現代の日本にタイムスリップ
・紀元136年
現代日本とローマを行き来していた浴場設計技師ルシウスは、日本の風呂文化からヒントを得て斬新な浴場を建設したことで、一躍人気者となっていた。
そんなルシウスが今回手掛ける事になったのは、ローマの象徴・コロッセオで戦いを繰り広げるグラディエーター用の「治療効果のある浴場」だった。
元老院からの要請に頭を悩ませたルシウスは、グラディエーター用の風呂に入るが、そのまま引き込まれて現代日本(平たい顔族の世界)へタイムスリップする。
ルシウスが気が付くと、そこは相撲部屋の力士たちのお風呂だった。
そこでルシウスはマッサージチェア、足裏マッサージ器、バスクリン等に出会い、戻った古代ローマですぐに再現した。
ルシウスは薬草を粉末状にした入浴剤で、傷ついた剣闘士たちを癒やすことに成功する。
山越真実と三郎
次にルシウスに舞い込んだ依頼は、「子供達のための風呂を作って欲しい」とアントニヌスに頼まれ、子供用の浴場を依頼される。
再び風呂に入って悩んでいたルシウスは、子供に後頭部を蹴られた瞬間、温泉リゾートの『湯~とぴあ』にタイムスリップする。
そこでルシウスは、偶然居合わせた山越真実と再会。
真実は風呂文化に対する理解を深めるため、風呂専門の雑誌記者になっていた。
ルシウスは「湯~とぴあ」で目にしたウォータースライダーを見て驚くと、子供たちのためにウォータースライダーをローマに再現して大ヒットとなる。
その後、ルシウスはハドリアヌス帝から「バイアエに温泉施設の建設」を命じられる。
しかし、ハドリアヌス帝の平和路線に反対の元老院は、山賊を使っての『ルシウス暗殺』を企んでいた。
さらに、アントニヌスからは国境警備中の次期皇帝・ケイオニウスのために、テルマエをパンノニアに用意するよう頼まれる。
その後、テルマエの「運搬方法」についてルシウスが悩んでいると、たまたま横を通りかかったマルクスに井戸に突き落とされる。
するとルシウスは再び日本にタイムスリップし、そこで木で出来た「簡易浴槽」と出会う。
パンノニアへの運搬方法を思いついたルシウスは、浴槽の持ち主である三郎から『hei-hei-hou』も教えてもらった。(癒やし効果が増すと思っている)
風呂に浸かる三郎が「与作~~~~♪」と叫ぶと、ルシウスはローマに戻った。
パンノニアへテルマエを運び、ケイオニウスからお礼の手紙を受け取ったルシウスだったが、直後に山賊たちに襲われそうになる。
しかし、逆にルシウスは「この場所には宝が埋蔵されている」と嘘をつき、山賊たちに温泉を掘らせた。
見事に温泉を掘り当てたルシウスだったが、ルシウスの嘘に気づいた山賊たちに再び襲われそうになると、そこでルシウスはまたまたタイムスリップ。
次にルシウスがたどり着いたのは「草津温泉」で、ルシウスはそこでも偶然草津を訪れていた真実と再開する。
真実に草津を案内してもらったルシウスは、平たい顔族の百人隊長(館野)とも再会。
卓球、射的、モグラたたき、ラーメン、餃子等に感動する。(美味しすぎた餃子はローマに持ち帰る)
その後、真実と“混浴温泉”に入ったルシウスは目のやり場に困り、1人の男性をじっと見つめた。
すると、その男性の背後で「クマ」とくつろぐ女性を発見。
ルシウスは涙を流して感動するが、温泉に潜ったところでローマに戻った。
ケイオニウスの疫病
ローマに戻ったルシウスに悪い知らせが届いてしまう。それはケイオニウスが『疫病』にかかったとの連絡だった。
その夜、ケイオニウスを心配するルシウスは北極星を見つめながら悩んでいた。
悩めるルシウスが足元にあった岩を持ち上げると、ルシウスはぎっくり腰になり、温泉に落ちて真実の実家(温泉宿)にタイムスリップした。
ルシウスは真実の父・山越修造からお灸や針治療を受け、あまりの気持ちよさに感動する。
さらに、腰をマッサージされてもよおしてきたルシウスは、トイレで「消臭機能+オートフレグランス」にも感動する。
その後、寿司を食べたルシウスは「わさび」に驚き、心配する真美とともに温泉に落ちてタイムスリップ。
ローマに戻った2人は、真実が持っていた書籍「ローマ帝国の反映と滅亡」によって、ケイオニウスの疫病が『結核』であることが判明する。
ローマ中に疫病が広がることを恐れた真美は、ケイオニウスを隔離するようにアントニヌスに伝えた。
しかし、逆に真美は「悪意の予言者」として疑われ、アントニヌスから立ち去るよう命じられる。
その後、温泉を掘る職人たちにまで疫病が広がり、アントニヌスはルシウスと真美に謝罪した。
そんな中、ルシウスと真実は床にふせていたケイオニウスに「兄に会いたい」と頼まれる。
2人はコロシアムでの目撃情報を頼りにケイオニウスの兄を探すが、ケイオニウスの病気が心労となり、ハドリアヌス帝も床にふせてしまう。
偽ケイオニウス
ハドリアヌス帝に反発していた元老院たちは、ケイオニウスの兄を「偽ケイオニウス」に仕立て、政権奪取に暗躍していた。
ルシウスと真実はコロッセオで演説するケイオニウスが「偽物」であると指摘するが信じてもらえず、逆に真実の持っていた『ローマ帝国の繁栄と滅亡』を怪しまれ、真美は魔女として幽閉されてしまう。
ハドリアヌス帝の証言があれば騒動をおさめられることに気がついたルシウスだったが、ハドリアヌス帝を癒やす方法が分からなかった。
しばらく悩んでいたルシウスは、突然雷にうたれて現代日本にタイムスリップした。
そこで鍼治療を行う浪越徳三郎を見つけたルシウスは、徳三郎を抱えてローマに連れていき、後を追った力士たちもタイムスリップした。
映画「テルマエ・ロマエII」結末
ルシウスはハドリアヌス帝の治療を徳三郎に任せてコロシアムへ向かうが、真美は牢屋に閉じ込められていた。
ルシウスが脱出させる方法を考えていると、戦うことに疲れたアケボニウスの協力により、真実を救い出すことに成功する。
バイアエの建設現場に逃げたルシウスと真実だったが、偽物のケイオニウスと元老院たちが2人を追いかけてくる。
しかし、そこに本物のケイオニウスが現れ、兄である偽物のケイオニウスは逮捕された。
すると真実を知った民衆は暴動を起こすが、その直後に採掘を続けていた建設現場から「温泉」が噴出し、人々は歓喜に湧き上がった。
するとハドリアヌス帝がルシウスの功績を称え、バイアエの温泉「ユートピア」は完成した。
ルシウスは次の現場であるパンノニアに向かおうとするが、真実に引き止められてしまう。
真実は「ローマ帝国の反映と滅亡」に『テルマエ建造中の落盤事故でルシウスが死亡する』と書かれていることを告げる。
しかし、ルシウスは『ローマのために働き、テルマエに携わって死ねるなら本望だ』と言ってテルマエ建造を行うことを決意。
2人は抱きしめ合い、真実の目から涙がこぼれた時、ルシウスの前から真実は消えてしまった。
その後、真実は現代日本へ戻り、真実の漫画「テルマエ・ロマエ」の連載が決定する。
さらに映画化も決まり、真実はロケ地に造られたコロッセオを見学していた。
真美がルシウス役の役者を紹介されると、
『その男は偽物だ!』と言いながら、井戸の中から現れたのはまたしてもルシウスだった。