ナイトミュージアム3エジプト王の秘密ネタバレとあらすじ!結末と声優も
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、映画『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』が本編ノーカットで放送される。
真夜中になると博物館の展示物が動き出す人気シリーズの最終章が公開されたのは、2015年3月20日。
展示物たちに命を吹き込む「魔法の石板」の異変が明らかになり、ラリーたちはNYからロンドンの大英博物館に舞台を移して大騒動を繰り広げる。
今回は、「ナイトミュージアム」シリーズ最終章となる第3弾・『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「ナイトミュージアム3エジプト王の秘密」声優キャスト
「ナイトミュージアム3エジプト王の秘密」あらすじとネタバレ
・1938年、エジプト。
アクメンラー調査隊隊長の息子・CJがうっかり落ちた穴の中で「王の墓」と「魔法の石板」を発見する。
調査隊は嵐の直撃を避けるために埋葬品を急いで車に運び込むが、現地ガイドは隊長に『墓を荒らせば死が訪れる』と警告した…。
・現代のニューヨーク。
ラリーと自然史博物館の展示物たちは、プラネタリウムの新装オープン(ナイト・プログラム)の準備に追われていた。
お披露目パーティーには知事や市長をはじめNYセレブが集合しており、責任者のラリーはパフォーマンスをする展示物たちに細かく指示を出した。
※ナイトミュージアム3で活躍する展示物にはマクフィー館長が作ったラリーそっくりのネアンデルタール人の蝋人形・ラーが加わっており、ラーは自分にそっくりなラリーのことを『パパ』と呼ぶ。
ショーの15分前。
常に光り輝いていた石板が「変色」していることに気がついたアクメンラーはラリーに報告したが、忙しいラリーはあまり気にしなかった。
やがてショーはテディ(セオドア・ルーズベルトの蝋人形)の登場でスタートし、テディの進行で会場には美しい星座が飛び交い、オマキザルのデクスターも体操選手ばりの演技で来場者を沸かせた。
こうして新プラネタリウムは大成功かと思いきや、突然テディが台本にはないセリフを連発してラリーに銃を向けた。
するとトラを乗り回していたデクスターもラリーに飛びついてビンタを連発し、他の展示物たちも「暴走」を始めてパーティーは滅茶苦茶になってしまう。
ラリーは展示物たちと反省会を開いたが、暴走した展示物たちは口をそろえて『自分が自分でないような感覚だった』と言った。
その後、パーティーの失敗でマクフィー館長に激怒されたラリーが帰宅すると、夜中の3時に息子・ニックがDJをしながら友人たちとEDMガンガンでパーティーをしていた。
ニックはNY大の出願まで2週間という大切な時期だったが、すでに諦めていたニックは「1年休業して羽を広げたい」とラリーに言った。
翌日、ラリーが博物館で石板について調べていると、1938年に石板を発見した少年・CJがかつて自然史博物館で夜警をしていた「セシル」だと気がついた。(ナイトミュージアム1で石板を盗んだ3人組の1人)
すぐにセシルに会いに行ったラリーはレジナルドとガスにも再会し、セシルに展示物たちが異常な行動をとったことやアクメンラーの父が石板の秘密を知っていることを報告した。
墓を暴くと死が訪れると現地人が警告した。
俺は世界の終わりと…でもあれは、
魔法の終わり。
やがてセシルからアクメンラーの両親がロンドンの大英博物館に展示されていることを告げられ、ラリーは『父王』に会うためマクフィー館長に頼み込んだ。
しかしマクフィー館長は「ナイト・プログラム」の失敗で解雇されており、石板の力も特殊効果だと信じていた。
それでもラリーが「解雇されたことを大英博物館は知らない」と必死に説得すると、マクフィー館長は大英博物館と連絡を取って“OK”を出してくれた。
こうしてラリーは息子・ニックを連れ、アクメンラーや他の展示物たちとともに石板を持ってロンドンに向かった。
ロンドンに到着すると、ラリーは休業宣言をしたニックに賛成して「何をしたい?」と質問した。
するとニックは『イビサ島でDJ』と答え、ラリーは大学に行くつもりのないニックをとても心配した。
その夜、ラリーはニックと展示物たちを連れて大英博物館に向かうが、お喋り女性警備員・ティリーに足止めされる。
やがてティリーはマクフィー館長に確認を取ってゲートを開けたが、搬入を手伝うとすぐに居眠りをしてしまう。
その隙に車で立ち去ったふりをしたラリーとニックは、アクメンラーに鍵を開けてもらって博物館に侵入した。
博物館に搬入された仲間たちはアクメンラー、テディ、サカジャウィア、アッティラ王、デクスター、ジェド、オクタヴィウス、そしてラリーのことを「パパ」と呼ぶラーもいた。
ラリーは仕方なく息子・ニックをラーに紹介すると、ラーはニックを睨みつけてあからさまに嫉妬していた。
ラリーの作戦はエジプト展示室で『父王』を捜し、変色している石板を見てもらうこと。
ラリーはどこにでもついてくるラーを搬入口に立たせ、「ステイ」と言ってその場に張り付かせた。
その後、ラリーたちは骨格標本のトリケラトプスと遭遇するが、レクシー(ティラノサウルス)を手なずけたラリーは余裕の表情だった。
しかし、ラリーの「骨投げ」には一切興味を示さず、ラリーたちはトリケラトプスに追いかけられてしまう。
すると飾られていた鎧の騎士・ランスロット(アーサー王のために戦った)が華麗にトリケラトプスを撃退し、ランスロットはラリーたちと同行することになる。
いつか必ずあの城に戻るぞ。
アーサー王とグィネヴィア妃のもとへ。
だが冒険の旅は道なかば。聖杯を探さねば!
そんな中、ラリーたちはアッティラ王の帽子の中に隠れていたジェドとオクタヴィウスがいなくなったことに気がついた。
すると2人は空調のダクトに吸い込まれており、ラリーは空調の電源を切ってニックの携帯をデクスターに巻きつけた。
ラリーは携帯のGPS機能で追跡するため、ダクトを通れるデクスターに2人を捜索させた。
一方、ジェドとオクタヴィウスはローマの街のジオラマに迷い込んでおり、地名の看板には「イペンポ」と書かれていた。
すると2人は住民たちが必死に逃げている姿を目撃し、近くの火山がおもいっきり噴火していることに気がついた。
2人は地名の看板を「イペンポ」と逆に読んだが、そこは火山の噴火で地中に埋まった古代都市・ポンペイだった。
やがて2人は迫りくる溶岩流に追い詰められてしまうが、そこに笑顔のデクスターが現れてオシッコで鎮火した。
そんな2人をGPSで追跡しているラリーたちは、エジプト展示室の前で横たわっているソウリュウを発見する。(神話に出てくる大蛇)
ラリーたちは静かに通り抜けようとしたが、石板の力が弱まっているせいで仲間たちがおかしな行動をとり、眠っていたソウリュウを起こしてしまう。
気づかれてしまったラリーたちは一気にピンチに陥るが、ランスロットとニックが勇敢にソウリュウを引きつけ、ラリーが近くにあった「AED(除細動器)」の電流でソウリュウを気絶させた。
ようやくラリーたちはエジプト展示室に到着し、アクメンラーは両親と再会した。
ラリーはすぐに石板の「異常事態」を父王・マレンカレに説明すると、1人で石板の秘密を守ってきた父王がその誕生秘話を語った。
石板はアクメンラーが生まれた時に父王が造らせており、神官たちが秘儀(夜に死者を蘇らせる)を使って月の神・コンスの神殿で鋳造していた。
やがてコンスは石板に力を与え、『永遠にこの子といたい』と感じていた父王は家族を永遠に生かすことのできる「魔法の石板」を手に入れた。
しかし、石板の魔法を保つためには「月光」が必要で、しばらく光を浴びていない石板はその力を失いかけていた。
石板が力を失えば“展示物たちが死ぬ”ことを理解したラリーは、石板を抱えて猛ダッシュで天窓の下に向かった。
するとそこにランスロットが現れ、石板をアーサー王が探し求めた「聖杯」と勘違いしてラリーから奪い取ってしまう。
やがてランスロットは馬に乗って博物館から逃走し、異変に気がついたお喋り警備員・ティリーにラリーとラーは閉じ込められた。
その後、ラーと2人になったラリーは「子育ての悩み」を真剣に打ち明けた。
すると、言葉を話せないラーが頭を指さして何かを伝えようとしたが、ラリーはその行動を「偏見にとらわれるな?」と理解した。
ラリーは少し感心していたが、ラーが伝えたかったのは「頭で窓ガラスを割る」だった。
こうして2人は脱出し、ラリーたちはラーをティリーの見張りに残してロンドンの街へ向かった。
「ナイトミュージアム3エジプト王の秘密」結末
ラリーたちはトラファルガー広場で「ライオン像」に襲われそうになるが、ラリーが懐中電灯の光でライオンたちの気をそらした。
一方、逃走したランスロットはミュージカル・「キャメロット」の舞台に上がり、アーサー王とグィネヴィア妃に挨拶をしていた。(役者を本物だと思っている)
やがてアーサー王役のヒュー・ジャックマンがランスロットに状況を説明すると、『すべて偽物』だと理解したランスロットは剣を抜いて暴れ出した。
困ったヒュー・ジャックマンはウルヴァリンの構えで威嚇したが、ランスロットは不思議そうに見つめていた。
そこへラリーたちが到着し、逃げ出したランスロットをようやく屋上へ追い詰めた。
振り返ったランスロットの鼻は持っていた“たいまつの火”で溶けてブラブラと垂れており、ランスロットは何度も「鼻を見るな!」と叫んだ。
時間がないラリーは「石板を渡せ!」と何度も訴えたが、その間に石板のほとんどが変色し、仲間たちは次々と倒れていった。
すると、ランスロットはデクスターの死を悲しむラリーを見て、静かに「今分かった」とつぶやいた。
宝物はサルと友人の命で、石板じゃない。
許してくれ、私が愚かだった。
石板を受け取ったラリーはすぐに月の光に当て、石板は輝きを取り戻して仲間たちも息を吹き返した。
その後、石板の復活を「父王」に報告したラリーは、仲間たちから『アクメンラーと石版は両親と大英博物館に残るべきだ』と提案される。
石板を大英博物館に残せば自然史博物館の仲間たちは動き出せなくなるが、もう“命が宿らない”ことを十分に理解したうえで決断した。
もともと俺らは博物館の展示品だ。
誰かが見て何かを学んでくれたら、それでいい。
こうしてラリーたちはニューヨークに戻ることになり、アクメンラーたちと別れてラーを迎えに行った。
すると、ラーとティリー(彼氏持ち)はいつの間にかイチャついており、言葉を話せないラーは別れ際まで「何か」を訴えていた。
一生忘れない。
あなたみたいに野性的な人、生まれて初めて。
髪飾りあげる。
その後、静かな自然史博物館に戻ったラリーは、仲間たち1人1人に別れの挨拶をした。
いつもケンカしていたデクスターは、最後にビンタをすると見せかけて別れのながーーいキスをした。
テディは恋をしたサカジャウィアに別れを告げ、ラリーに『お疲れさん、次の冒険の始まりだ』と言って自分の場所に戻った。
・3年後…
ラリーは学位を取って教師になっており、マクフィー館長は「ナイト・プログラム」の責任を取ったラリーのおかげで復職していた。
自然史博物館では大英博物館展が開かれ、ティリーはマクフィー館長に輝く石板を手渡した。
マクフィー館長はずっとラリーの『夢物語』だと思っていたが、部屋を出るとすぐに理解した。
展示物たちは復活パーティーを開催し、ティリーとラーは感動の再会を果たして一緒にダンスを踊った。
久しぶりに賑やかになる博物館の様子を、ラリーは外から静かに見守っていた…。
・『ナイトミュージアム』
・『ナイトミュージアム2』