名探偵コナン純黒の悪夢ネタバレとあらすじ!結末と声優も
2020/04/13
今夜21時00分からの「金曜ロードSHOW!」に、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』が放送される。
劇場版「名探偵コナン」シリーズの20周年記念作品が公開されたのは、2016年4月16日。
コナンの体を小さくした犯罪組織・黒ずくめの組織と、FBI、公安警察、そしてコナンがバトルを繰り広げる。
今回は、人気キャラクター総出演の劇場版第20弾・『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』のネタバレとあらすじをご紹介したい。
「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」声優キャスト
「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」あらすじとネタバレ
ある夜、謎の女が警察庁に侵入して「機密データ」を閲覧していた。
謎の女を待ち構えていた風見裕也、安室透たち公安警察は女を取り押さえようとするが、警察庁から逃げられてしまう。
安室は車で逃走した女を追うが、そこにFBIの赤井秀一も現れて激しいカーチェイスが繰り広げられる。
女は逃げながら『ノックはスタウト、アクアビット…』と何者かにメールを送信。
やがて赤井が車のタイヤを撃ち抜き、女は車の爆発に巻き込まれながら橋から落下した。
しかし、爆発直前で車から飛び降りた女は、しばらくすると東都水族館の近くにたどり着いた。
そこで東都水族館の花火のような「多色ライト」を目撃すると、女は突然苦しみだしてその場に倒れた…。
翌日、コナン、灰原、阿笠博士、少年探偵団はリニューアルオープンした東都水族館を訪れ、コナンたちは1人でベンチにもたれかかっていた謎の女に気がついた。
コナンはオッドアイ(左右で瞳の色が違う)でケガをしている女に話しかけるが、コナンが何を質問しても「分からない」と女は答え、何も覚えていない女は記憶喪失になっていた。
コナンは壊れたスマホやガソリンの匂いからニュースで見た爆発事件を思い出し、警察に連絡を取ろうとしたが女に拒否されてしまった。
すると、コナンは女の写真を撮影して蘭や警察に送り、少年探偵団は女の手を引っ張って遊びに連れて行った。
少年探偵団の3人は女とダーツをしたが、女はすべてダブルブル(ダーツのど真ん中)に当て、3人にイルカのストラップをプレゼントした。
一方、水族館内のカフェから女を見張っていたベルモットは、ジンに連絡して『すぐに連れて帰るわ』と言った。
やがてベルモットは女に近づいて「帰りましょう」と声をかけたが、何も覚えていない女はベルモットを無視した。
コナンと灰原が水族館で情報収集を続ける中、女と少年探偵団は水族館の目玉である「二輪式観覧車」の列に並んでいた。
するとコナンたちを見つけた元太が身を乗り出し、勢いあまってエスカレーターから転落すると、女は転落する元太を驚異的な身体能力で救出した。
その後、オッドアイ、ダーツの腕前、驚異的な身体能力に胸騒ぎがした灰原は、女が『黒ずくめの組織』のナンバー2・ラムではないかと疑った。
確かラムは性別、年齢ともに不明だったな。
組織にいたころ、噂で耳にした人物像は屈強な大男、女のような男、年老いた老人など十人十色。
そして…何かの事故で目を負傷し、左右どちらかの眼球が義眼。
あの女の目がオッドアイでなく義眼だったとしたら…
コナンたちは女と行動を共にする少年探偵団を心配したが、3人は阿笠博士が目を離した隙に女と一緒に観覧車に乗っていた。
やがて観覧車が頂上に近づくと、女が突然苦しみだして『ノックは…キール、バーボン、スタウト、アクアビット、リースリング』とつぶやいた。
女はすぐに医務室に運ばれたが、そこに佐藤刑事と高木刑事が到着して警察病院に搬送されることになった。
コナンは診察をした医師にいくつか質問をすると、女は脳弓に生まれつきの損傷があること、そして女の右目は元々『透明』で「黒のカラコン」を装着していたことが分かった。
その後、コナンは阿笠博士に女が持っていたスマホの内部データの修復を依頼し、観覧車で彼女がつぶやいた内容を光彦から聞いた。
コナンはスタウト、アクアビット、リースリングが酒の名前であることから、女が組織に関係していることを確信した。
そんな中、組織のコルン、キャンティ、ウォッカ、ジンは世界各地でスタウト(イギリス・MI6)、アクアビット(カナダ・CSIS)、リースリング(ドイツ・BND)を次々と暗殺した。
そしてジンとウォッカは次にキール(水無怜奈)とバーボン(安室透)を始末するため、急いで日本に向かった。
その頃、コナンはFBIのジョディたちと情報交換をしており、組織に潜入していた各国の諜報部員が次々と暗殺されたことを知る。
さらに、コナンが接触した記憶喪失の女は「組織の工作員」であることが判明し、警察庁から盗んだデータが『ノックリスト』だと分かった。
警察庁がつかんでいる世界中のスパイのリストだ。
ってことは…組織に潜入しているスパイが全員消される。
ノックリストが公開されたら、世界中の諜報機関が崩壊するかもしれん。
それって…ヤツらが諜報戦争の要を握ったってことなんじゃ…
一方、安室は女が運ばれた病院の駐車場に待機していたが、そこに銃を持ったベルモットが現れて拉致されてしまう。
病院にはコナンたちに内緒でやってきた少年探偵団もいたが、3人は目暮警部の粋な計らいで女と再会することができた。
3人に心を許している女は皆でオセロを楽しみ、3人はダーツの景品の『何色にも塗られていないイルカのストラップ』を女に渡した。
すると、そこに公安の風見が現れて女の「身柄引き渡し」を要請し、目暮警部はしぶしぶ申請書にサインした。
やがて女と別れた少年探偵団は落ち込んだが、女に写真を送るため、もう一度水族館の観覧車に乗ることにした。
元太は観覧車の混み具合を心配したが、光彦は東都水族館に「鈴木財閥の資本」が入っていることを調べており、3人の強い味方・園子の力を借りることにした。
その頃、阿笠博士の解析が終わり、コナンは女がスマホから送信したメールを読んだ。
『ノックはスタウト、アクアビット、リースリング、あなたが気にしていた…バーボンとキール』
するとコナンは送信先の解析を博士に頼み、止めようとする灰原を説得して部屋から飛び出した。
ダメよ。お願い。
前におめーに言ったよな。自分の運命からは逃げるなって。
オレも逃げたくねーんだよ。
一方、バーボン(安室透)とキール(水無怜奈)は倉庫でジンたちに拘束され、ジンは2人に「キュラソーが伝えてきたノックリストにお前たちの名前があったそうだ」と言った。
組織のナンバー2・ラムの腹心で情報収集のスペシャリストのキュラソーは、外見の特徴が左右で目の色が違う『オッドアイ』。
名前が明かされなかった記憶喪失の女がキュラソーだと判明すると、バーボンはジンに「自分たちを暗殺せず拉致したのは、キュラソーとやらの情報が完璧ではなかったからでは?」と言った。
しかし、ジンは『疑わしきは罰する。それが俺のやり方だ』と言って2人に銃を向け、針金で手錠を外そうとしていたキールの肩を撃った。
最後に1分だけ猶予をやる。
先に相手を売ったほうにだけ拝ませてやろう。
ネズミのくたばるさまをな。
一方、コナンは現場に向かっている最中に博士に電話をかけ、キュラソーが送信したアドレスに『偽装した文章』を送ってもらった。
すると、そこにFBIのジョディたちが現れ、コナンはキュラソーが組織へ送信したメールを見せた。
やがて倉庫ではカウントが終わり、ジンは「まずは貴様だ!」と言ってバーボンに銃を向けた。
すると、突然何者かが天井のライトを撃ち、倉庫が真っ暗になってバーボンが逃げ出した。
ジンは残されたキールにも銃を向けたが、ラムから連絡を受けたベルモットがジンを止めた。
キュラソーからメールが届いたそうよ。
2人は関係なかったと…
キールはすぐに手錠を外すことをジンに要求したが、ラムからの命令には“続き”があり、ラムは「届いたメールが本当にキュラソーが送ったものか確かめる必要がある」とベルモットに伝えていた。
やがて『キュラソー奪還』を決めたジンは、警察病院の前に待機させていたキャンティとコルンに連絡して「例の機体を用意しろ」と言った。
また、ジンは公安がキュラソーに記憶を取り戻させるため、東都水族館の観覧車に乗せることまで先読みしていた。
一方、FBIのジョディたちに赤井から連絡が入り、コナンの作戦が成功して安室と水無が無事だと聞いてほっとした。
しかし、コナンの作戦は一時しのぎにしかならず、赤井は東都水族館へ向かい、ジョディたちは倉庫に残された水無の保護とノックリストの捜索に向かうことになった。
その後、キュラソーという名前をFBIから聞いたコナンは、キュラソーがもっていた『5色のカラーフィルム』を思い出した。
キュラソーとはオレンジの皮を使った酒。
主な種類はホワイトキュラソー、オレンジキュラソー、
ブルーキュラソー、グリーンキュラソー、そしてレッドキュラソー。
これがカギなら…
やがて組織や公安の動きを理解したコナンは、急いで東都水族館に向かった。
そんな中、公安の風見は安室こと降谷と連絡を取り、降谷はキュラソーを連れて観覧車に乗るよう指示を出した。
組織の目を警戒していた降谷は風見たちと合流せず、1人で観覧車に向かった。
・黒ずくめの組織の一員でコードネームは「バーボン」
・公安警察を指揮する警察庁警備局の秘密機関・ゼロに所属する「降谷零(本名)」
・毛利小五郎の弟子で喫茶ポアロで働いている「安室透」
そして公安の後をつけていた目暮警部たち、園子に連絡をした少年探偵団と蘭たちも東都水族館に到着した。
やがて園子が到着すると、少年探偵団は鈴木財閥の力でVIP扱いされながら観覧車に向かった。
蘭はすれ違った風見たちを見て新一に連絡したが、水族館に到着した新一は「落ち着いたら連絡する」と言って電話を切った。
しかし、蘭には水族館の「館内放送」が通話中に聞こえており、新一が同じ場所にいることがバレてしまった。
その後、水族館に協力を要請した公安が観覧車の片側を貸し切りにしたが、鈴木財閥の力だと勘違いしたスタッフが少年探偵団を先に乗せていた。
コナンも直後に観覧車の乗り場に到着したが、すでに風見とキュラソーは観覧車に乗っていた。
すると、コナンは立ち入り禁止区域に侵入して観覧車の内部に入るが、そこにはFBIの赤井がいた。
やがて赤井は観覧車の頂上にたどり着き、そこに安室が現れて2人は話し合った。
バーボンとキールがジンたちに拘束されていた際、天井のライトを撃ったのが赤井だということに安室は気づいていた。
また、真っ暗になった倉庫内でバーボンが身動きが取れなかったことに気づき、視界を奪った赤井は倉庫のドアを蹴破って、バーボンが外に逃げたかのように「偽装」した。
ジンたちを欺いた赤井のおかげでバーボンは物陰に隠れることができ、その後のジンたちの動きを知ることができた。
聞かせてくれませんか?ボクたちを助けた了見を。
あんな危険をおかさなくても、ヤツらの情報を盗み聞くことはできたはずですよね?
わざわざこんな所までおしゃべりに来たのかな?
ええ。FBIに手を引けと言いに来たんですよ。キュラソーは我々、公安がもらい受けるとね。
イヤだ…と言ったら? 力ずくで奪うまで。
2人が殴り合いを始める中、コナンは消火栓で遠隔操作できる「起爆装置」を発見した。
組織は観覧車の車軸に張りめぐらせたコードに爆弾を仕掛けており、「キュラソー奪還」に失敗したら爆弾で観覧車ごと吹き飛ばすつもりだった…。
「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」結末
花火が上がる観覧車の上で安室と赤井は戦い続け、2人は激しい戦いの末に観覧車の内部に転落した。
そこへ赤井を探していたコナンが到着し、2人に爆弾が仕掛けられている事を伝えた。
すると2人は戦いを中断し、赤井は安室に工具を渡して観覧車の頂上に戻り、安室は起爆装置の解除に取り掛かった。
やがてキュラソーと風見が乗ったゴンドラは頂点に達し、コナンの推理通りキュラソーが苦しみ始めた。
コナンは地上から観覧車を照らすスポットライトの色が5色で、キュラソーが持っていたカラーフィルムと「同じ色数」だと気づいていた。
キュラソーはその配色と濃度を見た時に記憶が戻るようになっており、キュラソーの脳こそが『記憶媒体』だった。
そして記憶を取り戻したキュラソーは風見を倒して手錠を外し、ゴンドラを監視していたベルモットはキュラソーが「収容可能エリア」に入ったことをジンに報告した。
一方のキュラソーは風見のスマホからベルモットに連絡し、ジンたちが自分を回収しようとしていることを知った。
また、キュラソーはベルモットにメールのことを質問されたが、キュラソーは『もちろん送り主は私』と嘘をついた。
その後、ベルモットは水族館以外のエリアを停電させ、ジンたちの乗ったヘリがアームを出してゴンドラを掴んだ。
しかし、キュラソーは一足先にゴンドラから脱走しており、ジンは作戦を変更して“キュラソーを消す”ことにした。
一方、キュラソーはコナンを探しに来ていた灰原と遭遇し、キュラソーは灰原が「組織を裏切ったシェリー」であることを見抜いた。
キュラソーは建物から転落しそうだった灰原を助けたが、灰原が助けた理由を尋ねても『分からない』と答えた。
なぜ助けたなんて分からない。
でも私は、どんな色にでもなれるキュラソー。
前の自分より、今の自分のほうが気分がいい。
ただ、それだけよ。
そんな中、安室は苦戦しながらも起爆装置の解除に成功したが、そのことに気がついたジンはヘリからの激しい銃撃を開始した。
コナン、赤井、安室、キュラソーたちは身動きが取れなくなるが、キュラソーは灰原に観覧車に残されている少年探偵団を託し、自ら“おとり”になってヘリからの攻撃を1ヵ所に集中させた。
やがて銃弾を浴びたキュラソーは崩れ去る建物と一緒に姿を消し、ジンたちが見ていた人感センサーカメラからもキュラソーの反応が消えた。
一方、灰原は少年探偵団が残されたゴンドラにたどり着き、コナンは赤井と安室と合流した。
赤井は「ローターの結合部を狙えばヘリを落とせる」と言ったが、停電のせいで狙いを定められなかった。
さらに、ジンたちが車軸の爆弾を狙った銃撃を再開し、観覧車ごと崩壊させるつもりだった。
すると、安室は解除した爆薬を袋に詰め込んで空中で爆発させ、ヘリの位置を確認したコナンが花火があがるサッカーボールを蹴り上げた。
そして体勢を崩したヘリのローターの結合部を赤井が撃ち抜き、ヘリはゆっくりと墜落していった。
しかし、ジンたちの銃撃で観覧車の車軸が外れ、灰原と少年探偵団が乗っていた観覧車が脱輪して水族館へ向かって転がり出した。
やがて蘭や園子を含む客たちはイルカショー会場へ避難し、コナンは片側の観覧車と伸縮式サスペンダーを繋げるため、安室と赤井の手を借りて飛び移り、観覧車を繋いで膨らませたサッカーボールをクッション代わりにした。
それでも観覧車は止まらなかったが、そこにクレーン車を運転するキュラソーが現れ、キュラソーは自らを犠牲にして観覧車を止めた。
その後、クレーン車に遺体があることは確認されたが、身元が判別できる状態ではなかった。
しかし、遺体の手には何かが握られており、コナンが手から落ちた遺品を確認すると、それは黒焦げになった『イルカのストラップ』だった…。
翌日、キュラソーの死を知らない少年探偵団は、蘭に彼女とお揃いのストラップを自慢していた。
しかし、3人は彼女が姿を消したことで「友達になれたのか?」と嘆いていたが、蘭は落ち込む3人に優しく声をかけた。
それって、もう友達なんじゃない?
こんなにみんなに想われてるんだから。
もしかしたら、あいつらが変えたのかもしれねーな。
最後の最後で、彼女の色を…